偽の新1万円札を使ってコンビニエンスストアで商品を購入したとして、27歳の男が逮捕されました。事件発覚のきっかけは“偽札の精度の低さ”でした。
去年7月に発行された新1万円札。精巧な立体ホログラムが特徴です。偽の新札での摘発は全国で初めてとなります。
逮捕された職業不詳、斎藤瑞樹容疑者(27)は先月、東京・新宿区のコンビニで、偽の新1万円札を使って690円分の商品を購入した疑いがもたれています。偽造通貨行使の罪は、最高刑が無期懲役の重罪です。
記者
「斎藤容疑者はホログラムが光らない偽の新1万円札を、こちらのコンビニで使っていたということです」
罪の重さに比べ、今回際立っているのは“偽札の精度の低さ”です。斎藤容疑者が購入したのは、たばこ1箱と缶コーヒー。代金を支払い、店を後にします。…が、渡したのは偽の1万円札。捜査関係者によりますと、店員はこう思ったそうです。
事件の際に接客した店員
「あれ?他のお札と違うな…」
不審に思い、別の紙幣と比較したところ、ホログラムが光らず透かしがなかったため偽札と発覚しました。
これは斎藤容疑者の自宅から押収された偽札。色味に少しムラがあるように見えます。本物は「近代日本経済の父」=渋沢栄一のホログラムが浮かび上がりますが、偽札は全く光りません。また本物にはある透かしも全くありませんでした。
警視庁によりますと、自宅からは家庭用のカラープリンターも押収されていて、斎藤容疑者はこれを使って紙幣を偽造したとみられています。
警視庁は余罪を調べています。
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