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花粉大量飛散 “花粉症ではない人”も注意 症状を和らげるポイントを医師に聞く【ひるおび】

国内
2025-03-13 15:07

徐々に暖かい日が増え、花粉の大量飛散に注意が必要です。


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街の人はー
30代男性
「今年から花粉症になったんじゃないかな。北海道出身なんですけど、上京して15年なので多分花粉が蓄積してきたのかな。」


20代女性
「ここ最近ひどくなったような感じがします。疲れやすくなった。社会人になって環境が変わって、というのもあると思います。
ティッシュがないと不安。薬を飲んでないと、それも不安になります。」


“花粉症デビュー”考えられるきっかけは

東京都品川区にあるハピコワクリニック五反田の岸本久美子医師は、
「初めて花粉症になった人がこの1週間で増えてきた」と話します。
▼ゴルフや登山を始めた
▼子どもと一緒に外で野球
など、屋外での活動もきっかけのひとつとなっているようです。


恵俊彰:
ゴルフや野球は、ずっとやっていることのような気がするんですが…


ハピコワクリニック五反田理事長 岸本久美子医師:
花粉症になりたくない人は、花粉が飛んでいそうな3月後半ぐらいからちょっと外出を控えるんですけど、今回は急激に花粉が増えたのもあり、いつも通りのノリでお出かけして、花粉をいっぱい吸ってしまったという方が多いかと思います。


恵俊彰:
やっぱり外に出るとそれだけ可能性は高いということですか?


岸本久美子医師:
そうですね。目や鼻の粘膜や皮膚は花粉に触れない方が症状が出にくいので、暖かい時間帯に屋外にずっといるとやはり症状が強く出ますね。


医師が勧める「花粉症対策」

≪目のかゆみ≫
炎症をおこすことで目がかゆくなる
⇒目が悪くない人でも、伊達メガネなどを使って花粉を防御


環境省の「花粉症環境保護マニュアル」によると、花粉症専用の眼鏡ではなく通常の眼鏡でも、花粉を40%減少させることができます。


岸本医師も、眼鏡・マスクに加え、頭にスカーフを巻いて対策しているそうです。


岸本久美子医師:
患者さんにいろいろ言う手前、本気を出してます。花粉は髪にも結構付くので、シルクのスカーフで髪も覆っています。帽子でもいいですが、素材がウールですと付きやすいので、綿が良いです。


≪鼻づまり≫
鼻の粘膜が炎症を起こして血管が拡張して腫れることにより起こる
⇒40℃程度のお湯で5分ほど足を温めると良い


血管の伸び縮みを調節する自律神経が刺激されて交感神経が優位になり、鼻の粘膜の血管が収縮して、腫れを抑えることができます。


岸本久美子医師:
かなり症状が出てつらいときには他の治療をしながらプラスアルファでされるといいと思います。
血管の収縮はかなり自律神経に左右されるところがありますので、それをうまく活用すると少し楽になると思います。


≪くしゃみ・鼻水≫
花粉などの異物を排出しようとして出る

⇒鼻と耳はつながっているので、鼓膜を傷める可能性があります。鼻をかむときは強くかまないように気を付けてください。


岸本久美子医師:
気圧の変化で耳が痛くなるのと同じようなことが起きますので、決して痛みが出るほど強くかまないで、優しくかんでいただいた方がいいです。


弁護士 八代英輝:
「鼻うがい」を恵さんに勧められて始めたんですけど、外出から帰ってきて鼻うがいをすると、ちょっと症状が軽くなるなと思います。


岸本久美子医師:
とても良いです。ぜひやってください。


花粉症“ではない”人にも影響が

花粉症ではない人にも、花粉の影響はあります。
乾燥で荒れている肌に花粉の大きな粒が付着すると、こすれて刺激になってしまい、さらに肌荒れをひき起こしてしまいます。
肌のケアとして、保湿をいつもより多めにする。
保湿度が高い化粧水に加え、クリーム(ワセリンなど)を使うといいそうです。


岸本久美子医師:
乾いたかなと思ったらこまめに保湿です。今は花粉症対策用のリップや目元に使えるようなクリームもたくさん売っていますので、そういったもので何回でもやっていただくといいかと思います。
ただ注意としては、はりきって高いものを初めて使ったりすると、肌が荒れてしまったときになぜ荒れているのかがわからなくなるので、できるだけ使い慣れているものをおすすめします。


恵俊彰:
日焼けもよくないですか?


岸本久美子医師:
はい。日焼けなどで肌が荒れてしまいますと、そこに花粉がつくと皮膚炎になりやすくなりますね。


(ひるおび 2025年3月10日放送より)
==========
<プロフィール>
岸本久美子医師
ハピコワクリニック五反田 理事長
呼吸器/アレルギー学会専門医 保育園の園医も務める


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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