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「いつも笑顔を絶やさない女の子だった」配信の一部始終を見た人 ライブ配信中に女性(22)がサバイバルナイフで数十回刺され死亡 東京・新宿区高田馬場

国内
2025-03-12 17:25

東京・新宿区の路上で動画のライブ配信中に女性が刺されて死亡した事件で、女性が数十回にわたってサバイバルナイフで刺されていたことがわかりました。事件当時の配信をみていた人がその一部始終を話しました。


これはきのう、ライブ配信された動画。タイトルには「山手線徒歩1周」とありますが…


「おい、何やってんだよ」


叫ぶ声が聞こえた後、血を流して倒れた女性の姿が写し出されます。


「意識あるの?」
「無いんじゃないですか?」


女性のそばには、配信に使っていたのかスマホの自撮り棒が。そして、別の人間が、自身の顔を何度も写している様子も確認できます。


きのう、新宿区高田馬場の路上で、東京・多摩市の佐藤愛里さん(22)が顔や首などを刺されて死亡し、その場にいた、栃木県小山市の高野健一容疑者(42)が殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されました。


警視庁によりますと、佐藤さんは「最上あい」という名前でライブ配信などを行っていたとみられます。


佐藤さんとみられる「最上あい」さんのファンは。


ライブ配信をみていたファン
「すごい優しくて明るくて、いつも笑顔を絶やさない女の子って感じでした」


事件当日の配信も視聴していたといいます。


ライブ配信をみていたファン
「山手線を『サイコロの1が出たら1駅戻る、2が出たら2駅歩く』企画をやっていたんです。そこから配信が真っ暗になって、最初は『キャー助けて助けて』と言ってたんですけど、途中から声が聞こえなくなって」


その後、配信で「男の人」が何度も写り込んだといいます。


ライブ配信をみていたファン
「男の人が、最上あいさんがうつ伏せの状態だったんですけど、蹴り飛ばして仰向けにされたんです。『まだこいつ生きてるよ』って言ったんです。配信で」


その後の捜査関係者への取材で、高野容疑者がサバイバルナイフで数十回にわたり、佐藤さんの上半身を中心に刺していたことがわかりました。


動機について、高野容疑者は。


高野容疑者
「200万円を超える金額を貸しているが、返してもらえない」


警察によりますと、高野容疑者は去年1月、佐藤さんとの金銭トラブルを栃木県警に相談していて、「裁判で相手に支払いの判決が出たが所在不明になっている」などと説明していたということです。


そして、きのう。


高野容疑者
「(徒歩で)山手線を一周するという配信予告をみて上京し、犯行に及んだ」


「最上あい」さんも、過去の配信でリスナーとの金銭トラブルを話していたといいます。


ライブ配信をみていたファン
「リスナーさんから150万円借りたと。(相手からの)コメントがあまりにひどくて、ブロックという機能でブロックしちゃった」


取り調べに対し、高野容疑者は殺意を否認していますが、警視庁は容疑を殺人に切り替えて捜査しています。


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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