ひと晩でおよそ10万人が犠牲となった東京大空襲からきょうで80年を迎え、都内では犠牲者を追悼する式典が営まれました。慰霊堂前から中継です。
犠牲者らの遺骨が納められている東京都慰霊堂では、午前10時から法要が営まれました。今も多くの遺族が訪れていて、献花をしたり、手を合わせたりする様子がみられます。
80年前の1945年3月10日未明に起きた東京大空襲では、アメリカ軍のB29による無差別攻撃で、東京の下町を中心に、ひと晩でおよそ10万人が犠牲になったとされています。
犠牲者を悼む「春季慰霊大法要」には、遺族の代表らが参列。秋篠宮ご夫妻が出席されたほか、小池知事が追悼の辞を送りました。
遺族(92)
「20何人亡くなっているんですよ、同級生が。生き残ったのは7人かな。でも今(生き残っているのが)2人しか。あとみんな亡くなっちゃって」
遺族(90)
「母と兄と妹がいたのね、それと祖母も、みんな死んだの、その空襲で。(疎開先から)帰ってきたら何にもない。家もないし、土地もないし、家族もいないし」
今年は戦後80年ですが、主催する東京都慰霊協会によりますと、遺族の高齢化が進み、参列者の数が年々減少しているということで、「戦争の記憶の伝承」もひとつの課題となっています。
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