おととし、東京・江戸川区で男性を殺害した罪に問われている中学校教諭の男の被告人質問が行われ、男は事件当日に現場で発見された男の血がついたマスクについて、「事件とは別の日に被害者とぶつかった時のものだ」と説明しました。
江戸川区立中学校教諭の尾本幸祐被告(38)はおととし2月、区内の住宅に侵入して住人の山岸正文さん(当時63)を刃物のようなもので切りつけ、殺害した罪に問われています。
尾本被告はこれまでの裁判で「身に覚えがありません」と述べ、無罪を主張しています。
きょう行われた被告人質問で、弁護側から「事件当時、どこにいたのか」と問われると、尾本被告は「自分の家や家の前の道路にいた」と述べました。
その上で、事件当日に被害者の自宅で見つかった尾本被告の血がついたマスクについて、「事件とは別の日に被害者の自宅に2度入ったことがある。その際に、被害者がバランスを崩してぶつかってきて出血し、マスクに血がついた」とした上で、「その時に残していったマスクがなんらかの理由で事件の日に被害者の付近にあった」と説明しました。
また、尾本被告は、検察側から「本当のことを言っていますか」と問われると、「言っています」と答え、改めて無罪を主張しました。
判決は来月28日に言い渡される予定です。
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