
優秀な先発完投型の投手に贈られる最高の名誉「沢村賞」の選考委員会が26日、都内で行われ、阪神の髙橋遥人(30)が初受賞となった。阪神では左腕で同じ背番号“29”だった2003年井川慶以来、7人目、セ・リーグ投手の受賞は6年ぶりとなった。
堀内恒夫選考委員長(78)は「村上くん、髙橋くん、山野くんという3人に絞って、討議を行いました」と阪神・村上頌樹(28)、阪神・髙橋、ヤクルト・山野太一(27)の名前があがったと話して「4人とも髙橋遥人がいいんじゃないかと、やはり勝ち星、防御率、勝率というものが、大きなウエートを占めてるんじゃないかなと決めさせていただきました」と髙橋の受賞理由を明かした。
今季、髙橋は23試合で16勝3敗、防御率1.87、150奪三振、159投球回、5完投。勝率は.842。球団79年ぶりとなる開幕から10連勝をマーク、完投完封数は12球団トップで最多勝、最高勝率のタイトルを獲得した。
これまでの沢村賞の選考基準は「25登板以上」「10完投以上」「15勝以上」「勝率6割以上」「200投球回以上」「150奪三振以上」「防御率2.50以下」の7項目だったが、今年から「10完投以上」が「8完投以上」に、「200投球回以上」が「180投球回以上」に変更となった。この選考基準7項目のうち、髙橋は勝利数、勝率、防御率、奪三振の4項目を満たした。
堀内選考委員長は「投球回数の評価っていうより、逆に159イニングで16勝もできる。13個の貯金ができるピッチャーはなかなかいない」と称賛。
トミージョン手術から復帰のシーズンとなったことに山田久志選考委員(78)は「私の記憶に間違いなければ、1シーズンローテーションを守り抜いたっていうのは、彼はプロ入り初めてじゃないかというふうに思います。幾多の困難といいますかその手術を乗り越えてね、今年立派な成績だっていうことは、阪神の優勝に大きく貢献したのは間違いないんですね」とし、「今年の髙橋くんのあの前半戦のオールスターぐらいまでのね。あの快投というのは、もうこれはもう沢村賞に値するまさしく沢村賞にふさわしい投球内容だったし、マウンドだったと思う。今年の受賞はもう誰も文句は出ないだろうというぐらい、そして立派な沢村賞だっただろうというふうに私は思ってます」と絶賛した。
そして、来季はセ・リーグも投手が打席に入らず指名打者制(DH)を採用することに堀内選考委員長は「必ず投球イニングが増えると思います。完投できるピッチャーも増えてくるんじゃないでしょうか、私は期待しております」と歓迎した。
選考委員会で唯一、パ・リーグの指名打者制を経験している山田選考委員は「DHになったらピッチャーが楽になるっていうのは間違いありません。非常に調整しやすいし、そして、ゲームに入っていきやすい」と経験を語り「セ・リーグにもパワーピッチャーも出てくる可能性あるし、完投をバンバンしてくるようなピッチャーも出てくる」と期待を寄せていた。
・10歳若返る?「ジャパニーズウォーキング」…“1日30分”で1万歩歩くよりも効果的 道具いらずで海外で話題【Nスタ解説】
・40代から増加「脳梗塞」の初期症状は?「倒れてからじゃ遅い」早期発見のカギ「BE FAST」とは【ひるおび】
・「インフルにかかる人・かからない人の違いは?」「医師はどう予防?」インフルエンザの疑問を専門家に聞く【ひるおび】
