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史上最年少メダリストへ「ぷよぷよeスポーツ」の11歳・栗原悠輝「AIのよう」と称されるトップクラスの“連鎖力”に注目【アジア大会】

スポーツ
2026-09-19 08:00

32年ぶりに日本開催となったアジア大会 愛知・名古屋(9月19日~10月4日)で、正式なメダル種目として実施されるeスポーツ。11種目13タイトルが行われ、日本代表の25人はこのうち、7種目9タイトルに出場する。今大会では、初めて、対戦格闘タイトルの団体戦が実施される。


【写真で見る】eスポーツ日本代表


注目は、全競技を通じて日本代表最年少の11歳、『ぷよぷよeスポーツ』の栗原悠輝(東京ヴェルディeスポーツ)だ。小学校1年生で『ぷよぷよ』を始め、10歳でプロライセンスを取得したという逸材。武器は何といっても、ぷよぷよ界トップクラスの”連鎖力”だ。


今年3月に愛知で行われた、アジア大会の代表候補最終選考競技会「ASIA sports EXPO 2026」の決勝(20勝先取)では、delta(当時30歳)を相手に、1戦目から”17連鎖”を繰り出し勝利した。その後も二桁連鎖を連発し、10対8で迎えた19戦目には”15連鎖”でフィールド上から全てのぷよを消す”全消し”を披露するなどして優勝。史上最年少となる10歳(当時)で日本代表の座を手にした。


綿密な積み上げの”戦術構成”があってこそ成し遂げられるこの“連鎖”。超高速の操作で連鎖をつなげる姿は”まるでAIのようだ”と他の選手からも称賛されるほどだ。


アジア大会への出場を知った友だちからは「『出るんだね』とビックリされた」というゆうき。「海外の人はプレースタイルが違うのでちょっと緊張します」と話すが、大会前に行われた会見では「日本代表として、TEAM JAPANを背負って優勝できるよう頑張ります」と力強く語った。メダル獲得ならばアジア大会史上、最年少のメダリスト誕生となる。2018年に12歳でスケートボード女子ストリートの銅メダリストとなったインドネシアのブンガ・ニマスの記録更新となるか、注目だ。


人気タイトルを合わせた団体戦が初実施

総合スポーツ大会で初の実施となる対戦格闘団体戦は、世界的にも人気の『Street Fighter 6』『鉄拳8』『THE KING OF FIGHTERS XV』の3タイトル(各1人ずつ、計3人のチーム編成)で行われる。『Street Fighter 6』にはプロゲーマーで青学大在学中の樋口孝治郎(25、ZETA DIVISION)、『鉄拳8』には『鉄拳』初のプロプレイヤーで日本のeスポーツ界の第一人者、中山大地(35、TeamYAMASA)、『THE KING OF FIGHTERS XV』には今大会eスポーツ代表最年長の43歳、澤田彰仁(AMATERASU GAMING)が出場する。世界トップレベルの選手を揃え、メダル獲得に期待がかかる。


5対5で行われるMOBA(チーム戦略バトルゲーム)の『ポケモンユナイト』は、代表6人中5人がプロチーム「FENNEL」に所属。同チームは「Pokémon UNITE Asia Champions League 2026」でアジア王者となっており、今大会も金メダルを狙う。


サッカーは、『eFootball™』を実施。今大会はPCとモバイル、二つのプラットフォームで行われる。


【eスポーツ】
日程:9月23日~10月2日
会場:愛知県国際展示場



【日本代表参加種目】

◆『eFootball™』
ジャンル: サッカー プラットフォーム:PC・モバイル 対戦方式:チーム戦(1チーム2人)


2人の合計得点によって勝敗を決定。試合時間はPCが10 分、モバイルが6分。グループリーグを勝ち抜いた8チームが決勝トーナメントに進む。決勝トーナメントでは2試合の合計スコアが同点の場合は、第3試合を実施する。


出場選手:貴田英貢也(Tess)、茶谷優我(lemon-pop)


◆対戦格闘団体戦(『Street Fighter 6』 『鉄拳8』『THE KING OF FIGHTERS XV』) 
ジャンル:対戦格闘 プラットフォーム:PC 対戦方式:チーム戦(1チーム3人)


グループステージ、セカンドチャンスステージ、決勝トーナメントの3つで構成。6グループで実施されるグループステージで、1位は決勝トーナメントに進出。2位はセカンドチャンスステージに進む。決勝トーナメントは、グループステージを勝ち抜いた6チームと、セカンドチャンスステージを突破した2チームの合計8チームで行われる。タイトルの順は試合ごとにコイントスで決定し、各試合、BO5(5戦3勝制)で実施され、決勝戦は、BO9(9戦5勝制)で行われる。


『Street Fighter 6( ストリートファイター6)』
1990年代から国内外で大会が開かれてきた対戦格闘ゲームの代名詞的な存在。前作の『ストリートファイターVチャンピオンエディション』は、前回のアジア大会(杭州)で正式競技タイトルにも採用された。今大会は、BO3(3戦2勝制)で競技を実施。


出場選手:樋口孝治郎(ひぐち)


『鉄拳8』
2017 年から公式世界大会も開催されている対戦格闘ゲーム。日本や韓国だけでなく、パキスタンやサウジアラビアなど、中近東地域に個性的な強豪選手がそろう。1ラウンドに1回だけ発動可能で、発動するとキャラクターの特性が強化される「ヒートシステム」や、体力が一定値以下になると攻撃力がアップする「レイジシステム」が勝敗を分ける大きな要素となる。今大会はBO5(5戦3勝制)で実施。


出場選手:中山大地(NOBI)


『THE KING OF FIGHTERS XV( ザ・キング・オブ・ファイターズ・フィフティーン)』
60体を超えるキャラクターの中から3人を選択して戦うチームバトル形式の対戦格闘ゲーム。略称は「KOF XV」。相手のキャラクター3体すべてを倒した選手が勝利。


出場選手:澤田彰仁(SCORE)


◆『グランツーリスモ7』 
ジャンル:レーシング プラットフォーム:PlayStation®5 対戦方式:個人戦


16人の選手が指定されたレースに同時に参加する個人戦形式で行われ、グループステージは4回レースを実施、上位の16人が決勝戦に進出する。実際のプロレーシングドライバーがレースのシミュレーターとして活用するだけでなく、eモータースポーツで活躍した選手が実際のプロレーシングドライバーに転身するケースも。


出場選手:國分諒汰


◆『Identity V 第五人格-Asian Games Version』
ジャンル:非対称対戦 プラットフォーム:モバイル 対戦方式:チーム戦


ひとりのハンターと4人のサバイバーの2陣営に別れて対戦する、かくれんぼのようなサバイバルゲーム。ハンターは逃げるサバイバーを捕まえ、3人以上脱落させると勝利。サバイバーは協力して脱出を目指し、3人以上が脱出に成功すると勝利となる。今大会は10チームが出場し、グループステージを勝ち抜いた8チームが決勝トーナメントに進出。決勝トーナメントは、BO3(3戦2勝制)で行われる。


出場選手:粟田勇斗(Unpyi)、上仲真生(Katsuki)、神谷凌(Soba)、小沼真澄(City)、前田健太朗(maeken)、上村匡優(AKa)、大山流陽(yukakina)


◆『ポケモンユナイト』
ジャンル:MOBA  プラットフォーム:Nintendo Switch™ /モバイル 対戦方式:チーム戦(1チーム5人)

5人対5人のMOBA(チーム戦略バトルゲーム)。1試合は10分で、制限時間内により多く得点したチームが勝利。残り時間2分になると、獲得スコアが2倍となる。グループステージから勝ち上がった8チームが決勝トーナメントに進出。決勝トーナメントは、準決勝までがBO3(3戦2勝制)、決勝戦はBO7(7戦4勝制)方式で行われる予定。


出場選手:鳥羽航人(b1)、小瀬古雄大(Mame)、東蓮汰(ak1)、髙田祥生(py1)、佐藤博希(piui)、白川真士佳(Ma・sh1o)


◆『PUBG MOBILE-Asian Games Version』
ジャンル:サバイバル プラットフォーム:モバイル 対戦方式:チーム戦(1チーム4人)

最後の1 人になるまで戦い抜くバトルロイヤル方式のシューティングゲーム。Asian Games Version(アジア大会バージョン)では、時間の経過に伴いゾーンが縮小していくバーチャルアリーナが競技の舞台となる。第1ステージと決勝ステージで構成され、それぞれのステージにおいて、12チームが6試合を実施。両ステージの合計ポイントによって総合順位が決定。


出場選手:石川知輝(REX)、足立登馬(相棒最強)、正田哲仙(PINE喰)、田頭永伍(Garnet)、大橋乃輔(Apollo)


◆『ぷよぷよeスポーツ』
ジャンル:パズル プラットフォーム:PC 対戦方式:個人戦

1991年の発売以来35年以上にわたり世界中で親しまれている対戦型アクションパズルゲーム「ぷよぷよ」シリーズのeスポーツタイトル。同じ色の「ぷよ」を4つ以上つなげて消し、“ 連鎖”によって相手に「おじゃまぷよ」を送り込み、相手のフィールドを埋めて最上部の「×」に到達させた方が勝利。今大会は全参加国による1対1の個人戦を実施し、グループステージ(総当たり戦)とエリミネーションステージ(トーナメント戦)の2段階で優勝を争う。


出場選手:栗原悠輝(ゆうき)


【その他の実施種目】
◆『Honor of Kings』(MOBA、モバイル、チーム戦)
◆『League of Legends』(MOBA、PC、チーム戦)
◆『Mobile Legends: Bang Bang』(MOBA、モバイル、チーム戦)
◆『Naraka: Bladepoint』(アクション、PC、チーム戦)
※( )内は左からジャンル、プラットフォーム、対戦形式

※名前の後ろはプレイヤーネーム


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