
■全日本フィギュアスケート選手権 2日目(20日、東京・代々木第一体育館)
【競技日程一覧】ミラノ・コルティナ冬季五輪 開会式は2月6日にミラノで開催
男子シングルのフリースケーティング(FS)が行われ、ショートプログラム(SP)首位の鍵山優真(22、オリエンタルバイオ/中京大)がトータル287.95点で全日本連覇を達成。規定により来年2月のミラノ・コルティナ五輪日本代表に内定した。
残り「2枠」の代表権をかけた戦いは、GPファイナル銅メダルの佐藤駿(21、エームサービス/明治大)が、SP5位からフリーで巻き返し、トータル276.75点の2位でフィニッシュ。ファイナルで日本人上位2名、全日本3位以内をクリアし、五輪代表入りを確実とした。
また、SP2位の三浦佳生(20、オリエンタルバイオ/明治大)は、トータル261.18点で3位。気迫の演技で表彰台入りを果たし、初の五輪代表へ前進した。
最終滑走の鍵山は冒頭の4回転サルコウを成功させると、次の4回転トウループも決め、GOE(出来栄え点)は速報値で4点台。だが、トリプルアクセルがシングルになってしまうと、後半は4回転トウループで転倒。3回転の連続ジャンプで持ち直すが、演技後は笑顔はなかった。ショートの貯金もあり、合計では佐藤を上回って全日本連覇を達成。悔しさもあってか思わずその場で号泣するも、会場の歓声に手を振って応えた。
佐藤はショートでミスをした4回転ルッツは鮮やかに着氷。GOEで3点台を引き出し勢いに乗ると、計3本の4回転を決め、ジャンプは最後の3回転ルッツでステップアウトとなったが大きく崩れることなく滑り切った。キス・アンド・クライでは高得点に笑顔をみせ、コーチと抱き合う場面も。
三浦は序盤の4回転ループ、4回転サルコウを着氷させると、続く4回転-3回転の連続トウループを決めて、高いGOEも引き出し集中力をみせた。4本目の4回転(トウループ)では手をついてしまったが、疲れも見える中、3回転アクセルからのジャンプシークエンスもこらえながらまとめた。回転不足などもあったが、最後まで気迫の表情で滑り切り、演技後は左手でガッツポーズをみせた。
SP4位から逆転の表彰台入りを狙った友野一希(27、第一住建グループ)は、ジャンプのミスが続き、得点を伸ばせなかった。
【男子シングル結果・合計点(SP、FS)】
1)鍵山優真 287.95点(SP104.27、FS183.68)
2)佐藤駿 276.75点(SP87.99、FS188.76)
3)三浦佳生 261.18点(SP95.65、FS165.53)
4)中田璃士 248.65点(SP89.91、FS158.74)
5)山本草太 238.94点(SP82.21、FS156.73)
6)友野一希 229.74点(SP88.05、FS141.69)
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