
■東京2025世界陸上競技選手権大会(16日、国立競技場)
【一覧】9月13日開幕『東京2025世界陸上』日程&出場選手
男子走高跳の決勝が行われ、瀬古優斗(27、FAAS)が2m20で10位、赤松諒一(30、SEIBU PRINCE)が2m24で8位、2大会連続の入賞。優勝はH.カー(29、ニュージーランド)、パリオリンピック™に次いで世界陸上でも金メダルを獲得した。
男子走高跳の決勝、日本勢が世界選手権の決勝に複数人進出するのは史上初めて、世界記録保持者のM.E.バーシム(34、カタール)が欠場、前回王者・G.タンベリ(34、イタリア)が予選敗退と混戦モードとなった。
日本勢の赤松は最初の2m20、スタート前にシミュレーションを入念に行い、リズムを確認して助走に入った。ジャンプのタイミングも完璧、1回目でクリアした。瀬古も1回目は失敗したが、2回目でクリアした。
バーの高さは2m24、2回目となった赤松は笑顔で拍手を求めると、ゆっくりと助走に入り、タイミングも良くクリア、大きく拳を突き上げた。瀬古は2m24をクリア出来ずに10位に終わった。
2m28からメダル争いが始まり、4度目の世界陸上で悲願の金メダルを狙う世界ランク2位のウ サンヒョク(29、韓国)は1回目に失敗、世界ランク1位のH.カー(29、ニュージーランド)は余裕の跳躍で1回目に成功。世界ランク3位のO.ドロシュチュク(24、ウクライナ)も1回目で成功した。ウ サンヒョクは2回目に成功し、カメラに向かって笑顔を見せた。
赤松は1回目に失敗すると、試技を終えた瀬古が横で見ており、踏切の足の位置などを細かくアドバイス。チームジャパンでメダルを狙った。2回目も失敗、それでもVTRで瀬古と共に自分のジャンプを確認し、大きく頷いていた。
後のなくなった3回目、リラックスして助走に入ったが、クリアできず。背中を押してくれた国立の大観衆に手を振って感謝を述べていた。
優勝争いは2m34、ここまで進んだ4人が2回目まで誰もクリアできず、最終3回目でウ サンヒョクが成功、喜びを爆発させた。するとカーも成功させた。金メダル争いは2人に絞られて、バーの高さは2m36。
ウ サンヒョクが1回目に失敗すると、カーが1回目で成功、金メダルを大きく手繰り寄せた。1回目失敗したウ サンヒョクは勝負に出て、2m36をパスして、バーの高さを2m38に上げた。1回目は失敗、最後の跳躍にかけたが超えることが出来なかった。カーはパリ五輪に次いで世界陸上での金メダルも手にした。
2大会連続の8位入賞を果たした赤松は「入賞できたのはうれしいんですけど2m28、31は跳びたかったっていう悔しい思いが残る戦いになりました」と話し、国立の大歓声には「跳んでてとても楽しかったので、(2m)24は声援のおかげで跳べて本当に良かったなと、跳んでて気持ちいい大会だなと本当に思いました」と感謝を口にした。
そして、瀬古は「正直言うと悔しいですけど最高の舞台で夢見させてもらって、いい経験ができたなと思います」と悔しさをにじませた。
「本当に皆さんの声援のおかげで頑張れたというか、結果は良くなかったですけど晴れやかという気持ちが…うん。みなさまに救われてますね」と感謝し、「次、また世界で入賞なりメダルなりが取れる日までしぶとくしぶとく何度でも這い上がってやろうと思います。悔しいー!また頑張ります」と話した。
【男子走高跳 結果】
金)H.カー 2m36
銀)ウ サンヒョク 2m34
銅)J.シュテフェラ 2m31
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8位 赤松諒一 2m24
10位 瀬古優斗 2m20
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