
■第107回全国高等学校野球選手権大会 第5日1回戦・明豊 6ー2 市船橋(9日、阪神甲子園球場)
明豊(大分)が市船橋(千葉)に勝利し、2回戦進出を決めた。夏は5年連続で甲子園に出場している明豊だが、過去2大会は初戦敗退。出場3大会ぶりの初戦突破となった。
試合は3回、藤翔琉(2年)の適時打で2点を先制する。中盤も連打で追加点を挙げると6回まで5ー0と突き放した。9回裏にも貴重な1点を加え12安打6得点。投げては先発したエース左腕・寺本悠真(3年)が7回まで1失点の好投。8回は2人目・大浦崇輔(3年)がリードを守ると9回裏には再び寺本が登板し無失点で締めた。
打線は市船橋の先発・諸岡杜和(2年)に対し1回、2回と無失点に抑えられる。しかし3回、先頭の林亮佑(3年)が四球で出塁。その後、相手のエラーもあり2死二、三塁の好機を作った。迎えた2番・藤の捉えた打球はセンターへの2点適時打となり先制に成功した。
2点リードした明豊は先発・寺本が走者を背負いながらも序盤3回までを無失点に抑える好投。中盤5回には市船橋の2人目・島田侑胡(3年)に対し2死走者無しから9番・寺本が中安打で出塁。すると続く1番・井上太陽(3年)がライトへの適時三塁打を放ち3ー0。さらに2番・藤にもセンターへの適時二塁打が飛び出し4ー0とリードを広げた。
寺本は5回まで市船橋打線をわずか1安打に封じた。試合は後半に差し掛かった6回、前の回からマウンドに上がっている市船橋のエース・川崎耕司(3年)に対し、先頭の加納悠成(3年)、5番・山口純輔(3年)の連打で無死一、三塁と追加点のチャンスを作った。続く6番・川口琥太郎(1年)はライトへの適時打を放ち5点目を加えた。
直後の6回裏、寺本は2死から2つの内野安打で走者を背負うが4番・水間順星(3年)を遊ゴロに打ち取りこの回も本塁を踏ませなかった。しかし7回裏、寺本は1死から連打で出塁を許すと送りバントを決められ走者二、三塁とピンチを招いた。迎えた9番・満崎隆一郎(3年)の打球はファーストへの適時内野安打に。1点を返され5ー1とした。
4点リードで8回、寺本に変わり2人目・背番号11の大浦がマウンドに。大浦は四球で走者を出すと2死一塁から5番・井上舜也(3年)に右安打、さらにライトを守る井上の悪送球により走者を進め5ー2と点差を縮められた。
3点差に変わり9回、1死走者無しから1番・井上が左二塁打で出塁。2番・藤は中飛に倒れるも3番・岡田晴樹(3年)にライトの頭上を越える適時三塁打が飛び出し貴重な追加点を挙げた。
6ー2で明豊は9回裏、再びマウンドに上がった寺本が市船橋に流れを渡さず。4点リードを守り切り試合終了。勝利した明豊が2回戦進出を決めた。敗れた市船橋は3年ぶり7度目の甲子園も1回戦敗退となった。
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