
23日に初戦を迎えるバレーボールの世界選手権に向け、都内で合宿を行っている女子日本代表。メンバー争い激化の中、女子初の外国人監督・フェルハト・アクバシュ監督(39)への信頼度が増している。
開幕まで約2週間と迫ったこの日はゲーム形式の練習が行われた。相手コートには左利きの男性パートナーをライトに配置し、世界バレー第3戦で戦うセルビアの大エース・ボシュコビッチを想定。高さとパワーのある相手に対するブロックとディフェンスの関係を意識して練習に取り組んだ。
アクバシュ監督は1セット終わるごとに、選手のもとへ行き『劣勢になったときのエネルギーの出し方』に対して熱く語るシーンや、アナリストがつけているデータをタブレットで選手に見せ、「ここのミスが多い」と具体的な数値で選手達を指導し、「0ー0のときもマッチポイントでも同じサーブが打てるように」等、ネーションズリーグ(VNL)での課題の修正に着手した。
セッターの関菜々巳(26)は「もう少し精度をあげたり、詰めていけるところは詰めていかないと思う」と話し、「今日は高いブロックとやる貴重なチャンスだったので、それをどう個人技じゃなくてチームとして打開していく必要があると感じた」と前向きな姿勢を見せた。
リベロの小島満菜美(30)は「今回のネーションズリーグの悔しい結果っていうのをどう受け止めて、行動していくかが今の時期すごく大事。この時期をどう過ごすかで世界バレーの結果が決まると思うので、世界バレーへ向けて練習が始まっていく中でその気持ちを忘れずにいることが、いい準備になると思うのでそこを皆で意識高くやっていきたい」と意気込んだ。
またVNLでは選手以上のリアクションで注目されたアクバシュ監督の熱さに関して「一緒に同じ熱量で喜んでくれるのは嬉しい。日本人ってよくも悪くも感情を表に出さないから、監督は気持ちを全面に出して喜んでくれるし、どうにかしたいって時に鼓舞してくれるような声かけを全面的に出してくれるのは私たちにとってすごく流れを変えるきっかけになったりする。ありがたいなと思います」と新監督に信頼を寄せた。
【試合日程】
■予選リーグ(日本はプールH)
8月23日(土)vs カメルーン
8月25日(月)vs ウクライナ
8月27日(水)vs セルビア
■決勝トーナメント
8月29日(金)ラウンド16 2試合(A1位 vs H2位、H1位 vs A2位)
8月30日(土)ラウンド16 2試合(B1位 vs G2位、G1位 vs B2位)
8月31日(日)ラウンド16 2試合(C1位 vs F2位、F1位 vs C2位)
9月1日(月)ラウンド16 2試合(D1位 vs E2位、E1位 vs D2位)
9月3日(水)準々決勝 2試合
9月4日(木)準々決勝 2試合
9月6日(土)準決勝 2試合
9月7日(日)3位決定戦、決勝
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