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石川祐希 「常に表彰台に登るチームを」3大会連続メダルへ、16日開幕日本ラウンドから参戦【ネーションズリーグ】

スポーツ
2025-07-15 06:00

バレーボール、ネーションズリーグの男子大会は、16日から予選ラウンド第3週・日本ラウンド(千葉)が開幕。日本ラウンドからは日本代表の主将でエースの石川祐希(29)が合流する。日本は第2週を終え5勝3敗の18チーム中4位。3大会連続のメダル獲得へ、石川がインタビューに応じ意気込みを語った。


【一覧】バレーボール2025年度日本代表選手&『ネーションズリーグ』日程


世界最高峰のイタリア・セリエAで過ごした10年

世界最高峰のリーグ、イタリア・セリエAで10年目のシーズンを終え、予選ラウンド最終週から日本代表に合流する石川。今季は強豪ペルージャに移籍しレギュラーシーズン2位、欧州チャンピオンズリーグではチーム史上初の優勝に大きく貢献した。


Q.イタリア10年目のシーズンを振り返って。


石川祐希:今までで一番充実していた。トップチームなので、そこで過ごしたワンシーズンは、どこのチームよりも内容の濃い充実したシーズンになったと思います。


Q.ペルージャでの1年目を終えて。


石川:移籍して初めての「スーパーコッパ」という大会で優勝してMVPを取れたのは、スタートとしては良かったと思います。その間でコッパイタリアだったり、プレーオフでは準決勝で敗退になってしまった。でも、ああいう場面を経験できたのは、僕にとってはすごくプラスだったと思います。最後のチャンピオンズリーグでは2試合とも活躍して、優勝できたのは良かったと思っています。決勝では、もうちょっとできたなっていうプレーもあったので、もっと強くなれるって改めて感じました。来季に向けてもいいメンタル、いいマインドで臨めると思うので、しっかり結果を求めて戦っていきたいと思います。


Q. 日本人男子初の欧州チャンピオンズリーグ優勝。


石川:単純に嬉しかったですし、チャンピオンズリーグを優勝できたことは誇りなので、記憶にも記録にも残ることだと思います。初めて何かを成し遂げるってことは、その後誰もそこに関しては超えることができない。日本人選手が3連覇、4連覇、5連覇、10連覇しようとも、一番最初に勝ったのは僕っていうのは変わらないので、価値のある勝利だったと思います。


Q.イタリア10年目で成長したところ。


石川:監督からの技術指導は多かったので(※セリエA ペルージャのアンジェロ ロレンツェッティ監督)、技術的にも、よりスパイク、サーブ、レセプションに関しては成長したと思っています。
 


7位に終わったパリオリンピック™

石川:求めていた結果には届かなかったので、悔しい思いと、勝てる試合を逃してしまった悔しさもある。でも終わったことなので、次はロス(五輪)に向けてどう戦っていくか、どう自分を成長させていくかの方が大事だと思うので、そこも視野に入れながら毎日を送っています。


Q.今までで忘れられない1点。


石川:パリオリンピックだと、サービスエースを許してしまった1点。あとは5セット目の、デュースでシャット(アウト)されたシーン。一番新しいのは、チャンピオンズリーグで、最後に味方が決めた1点、そういった最後のワンプレー、ワンラリーは忘れられないって思います。


Q.監督もかわり新体制でどういうチーム作りを。


石川:勝ち続けられるチームにしたいと思っていて。ネーションズリーグでは銅(2023年)と銀(2024年)ってメダルも取れるチームになってきたので、それを継続して常に表彰台に登っていられるチームにしたいと思っています。それがロスオリンピックにも必ず生きてくると思っているので、常に表彰台に登るチームを、またこれから作っていきたいと思います。


Q.ロス五輪はどういう大会。


石川:メダルを取りたい思いはあります。オリンピックで悔しい思いをしたら、やっぱりオリンピックでしか(その悔しさは)返せないと思っているので。パリ(五輪)の悔しさをぶつけるっていうのは、僕はあんまりしっくりこなくて。そうではなくて、パリ(五輪)で悔しい思いをして、この3年間色々と成長して、また進化した自分を見せる場かなとは思っているので、そういった大会になると思います。


Q.今年一年はどういう年に。


石川:監督(※バレー男子日本代表 ロラン・ティリ監督)の求めるバレーを選手全員がしっかり理解して、それを形にできるようなワンシーズンにしたいと思います。ネーションズリーグと世界バレーでは表彰台に登ることが目標になるので、それを達成するために充実した時間を選手とスタッフと過ごしていきたいと思います。
 


ネーションズリーグを見て感じたこと

石川:中国ラウンドに関しては非常にいい形でスタートできたと思います。ブルガリアラウンドは、ランキングが下の相手に負けていましたが、フランスやスロベニアには勝ったりして、5勝3敗で4位につけているので、悪くないと思います。選手をたくさんメンバーチェンジして、出た選手が全員活躍していたので、頼もしい仲間たちだなと思います。


Q.チーム最多得点を上げている宮浦健人選手。


石川:西田(有志)選手がいない中で、宮浦選手が非常に得点を取ってくれていると思います。困ったら彼に(ボールが)上がるケースも多く、負担は少しあるのかなと思っているので、日本ラウンドに僕が出ることがあれば、少しでも助けになるかなと思います。セッターの大宅(真樹)選手や永露(元稀)選手も、非常にいいバレーボールをしていると思うので、彼らとまたバレーボールするのが楽しみです。


Q.若手選手の成長。


石川:若い子たちも成長して、めちゃくちゃいいプレーをしている。そういった選手が増えてくれば、日本バレーの未来は明るいと思います。けれど、それに負けるイメージも持っていないので、僕は僕でしっかりと僕のやるべきこと、石川祐希っていうアスリートをどれだけ極められるかっていうところが、僕のやるべきこと、僕の進む道だと思うので、特に周りの選手は気になりません。


Q.女子日本代表キャプテンの石川真佑選手。


石川:プレイヤーとしては、海外に行って彼女もセミファイナルを戦っているし、日本代表の試合でも、自信を持ってプレーできていると思います。キャプテンとしては、それ以外のところ、練習や練習外のところも含まれるので、キャプテンとしての彼女がどうって言われると、正直分からないっていうのが本音です。


Q.自分を動かす「原動力」。


石川:バレーボールに対して僕が一番熱量を持って取り組んでいると自負しているので、そこがある限りは、変わらないと思います。


Q.ネーションズリーグへの意気込み。


石川:日本ラウンドでファイナルラウンドへ行けるかが関わってくるので、しっかり勝ちたいと思いますし、表彰台を目指すので、そこに向けていい準備ができるように戦いたいと思います。


【ネーションズリーグ スケジュール】※日本時間
■予選ラウンド第1週:中国
6月11日(水)〇3ー0 中国
6月12日(木)●1ー3 ポーランド
6月13日(金)〇3ー0 セルビア
6月15日(日)〇3ー0 オランダ


■予選ラウンド第2週:ブルガリア
6月26日(木)●0-3 ブルガリア
6月26日(木)〇3ー2 フランス
6月27日(金)●2ー3 ウクライナ
6月29日(土)〇3ー0 スロベニア


■予選ラウンド第3週:日本・千葉
7月16日(水)vs ドイツ
7月17日(木)vs アルゼンチン
7月18日(金)vs ブラジル
7月20日(日)vs アメリカ


■ファイナルラウンド:中国
7月30日〜8月3日


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