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森保ジャパン “史上最速”でW杯出場決定!鎌田の先制弾、久保“芸術ゴール”でバーレーン下す、8大会連続8度目

スポーツ
2025-03-20 21:52

■FIFAワールドカップ2026アジア最終予選・グループC第7節 日本 2ー0 バーレーン(20日、埼玉スタジアム)


サッカー日本代表(FIFAランク15位)はW杯アジア最終予選の第7節で、バーレーン(同81位)に2-0で勝利。最終予選3試合を残し“史上最速”で8大会連続8度目のW杯出場を決めた。


前半は両チーム無得点で折り返したが、後半21分に途中出場の鎌田大地(28)が先制ゴールを挙げると、42分に久保建英(23)が“芸術ゴール”で2点目を奪い快勝した。最終予選、日本はあと3試合を残しているが、2010年南アフリカ大会時の2試合を上回り、開催国枠の日韓大会(2002年)を除いて史上最も早く最終予選を突破。1998年のフランス大会以来、8大会連続のW杯出場を決め、開催国を除いて予選通過“1番乗り”を果たした。


ここまで最終予選は6試合で5勝1分、22得点2失点と圧倒的な強さを見せている森保ジャパン。勝てばW杯出場が決まる大一番の先発は、GKに鈴木彩艶(22)、DFには板倉滉(27)、瀬古歩夢(24)、伊藤洋輝(25)の3人。MFに遠藤航(31)、守田英正(29)、堂安律(26)、三笘薫(27)、久保建英(23)、南野拓実(29)。FWにはハムストリングの負傷から復帰した上田綺世(26)が入った。


日本は序盤、最終ラインから中盤へのコンビネーションがなかなか合わず。前半5分にはバーレーンに細かいパスを繋がれてゴール前まで攻め込まれたが、板倉が好ディフェンスで防いだ。すると前半8分、ゴール前で遠藤から久保へ決定的なパス。しかし、久保のシュートは相手ディフェンスにクリアされた。


直後、久保のコーナーキックは遠いサイドの板倉へ、その折り返しが上田に当たり遠藤の足元へ。これを遠藤が落ち着いて押し込み、ゴールネットを揺らした。しかし、VAR判定となり、板倉の折り返しが上田の腕に当たっており、ハンドでノーゴールとなった。


前半中盤はバーレーンのディフェンスラインを崩せず、セットプレーでもしっかりと守られた。前半31分にはボールの出しどころを迷うと、バーレーンに詰められてボールを失い、左サイドを崩され危ないシーンも。


前半41分、中央で久保がボールを持つと、左サイドの三笘がすぐに反応。久保のパスを受けると中央の上田へ。決定的なチャンスもバーレーンの後ろからの守備に阻まれてゴールを奪えない。


前半アディショナルタイムには守田から三笘へのスルーパス、左サイドから三笘が狙うがゴール上に外してしまった。攻撃のリズムをつかみ始めた日本だったが、スコアレスで前半折り返しとなった。


後半、守田に代えて田中碧(26)を投入、後半3分、セカンドボールを上田が落として、南野へ、すぐに左サイドの三笘にスルーパスを送るが相手にクリアされてしまった。後半12分にはカウンターで久保は中央でキープすると、左サイドを三笘が上がり、三笘は左足アウトサイドで中央の上田に合わせたが、バーレーンも必死のディフェンスでクリアした。


日本は堂安、南野に代えて鎌田、伊東純也(31)をピッチへ。すると、後半21分、中央で上田が持つと、久保が走り出し、パスを受けると、相手をひきつけて、後ろから走りこんできた鎌田へパス。鎌田が右足で冷静に押し込み、ようやく日本が先制点を挙げた。


後半39分には左サイドから久保が切り込み、右足で逆サイドを狙ったが、キーパーに左手で弾かれた。さらに後半42分、久保はショートコーナーで伊東とワンツー、そのまま左サイドから持ち込むと、角度のないところからゴール右サイドネットに突き刺す鮮やかなゴール。日本が2-0とリードを広げた。


日本はバーレーンの戦術に苦戦しながらも、途中出場の鎌田、久保の芸術的ゴールで勝利、2010年南アフリカ大会を上回る史上最速でワールドカップ出場を決めた。日本は8大会連続8度目の出場となった。さらに3大会ぶり4度目の予選突破一番乗りとなった。


試合終了後はベンチメンバーもピッチに猛ダッシュ、久保はやり遂げた表情でピッチに座り込んだ。チームメイトが駆け寄ると、笑顔を見せてハイタッチ、戦い切ったイレブンは喜びを爆発させていた。


2026年北中米W杯は史上初の3か国(カナダ、アメリカ、メキシコ)での開催で、6月11日に開幕し7月19日に決勝が行われる予定。出場チームも48チームと前回のカタール大会より16チーム多くなった。アジアからは8チームに加えて大陸間プレーオフ1枠となっている。


前回のカタールW杯アジア最終予選では、日本は残り1試合で出場が決まり、組2位で突破。本戦では4度目の決勝トーナメント進出もクロアチアにPKで敗退。初のベスト8進出は叶わなかったが、8度目のW杯で悲願達成を狙う。


【W杯アジア最終予選・今後の日程】
3月25日 vsサウジアラビア(ホーム)
6月5日 vsオーストラリア(アウェイ)
6月10日 vsインドネシア(ホーム)


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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