
■ブルー・ベイLPGA 最終日(9日、中国、ジャン・レイク・ブルー・ベイGC、6712ヤード、パー72)
今季からアメリカ女子ツアーに本格的に参戦している竹田麗央(21、ヤマエグループHD)が6日、中国で行われているアメリカ女子ツアー、ブルー・ベイLPGAで最終日、8バーディ、ノーボギー、コースレコードタイの「64」をマーク、圧巻のゴルフで優勝した。今季日本人選手初のアメリカ女子ツアー優勝となった。竹田は昨季の日本で行われたTOTOジャパンクラシック以来、アメリカツアー2勝目、ツアーメンバーとしては初の優勝を手にした。
最終日、2位と2打差の単独首位でスタートした竹田は1番、パー4でセカンドショットをピン奥の約3mに付けたが、これを落ち着いて沈めてバーディスタート。
パットが好調の竹田は3番のパー5で約3m、4番のパー3では約2mのパットを沈めて、連続バーディを奪い、スコアを12アンダーに伸ばした。
最終日も前半は3バーディ、ノーボギー、4日間で前半9ホールでのボギーはなし、安定したゴルフでバックナインに入った。
10番・437ヤードのパー4ではセカンドショットを約2.5mに付けると、ストレートラインをしっかり打ってこの日、4つめのバーディでトータル13アンダーに伸ばした。12番・138ヤードのパー3、ティーショットでグリーンを外したが、カラーから好調なパットで確実に寄せてパーをキープ。しかし、13番では約1.5mのバーディパットを沈めて、トータル14アンダーと竹田を追うアメリカツアー10勝のミンジー・リー(28、オーストラリア)の追撃を許さなかった。
14番のパー5ではセカンドショットがグリーンを大きくオーバーしたが、返しのアプローチで見事なリカバリー、ここでもバーディを奪った。ツアーメンバーとして初優勝へ、2位のリーと5打差で迎えた残り3ホール。
16番・107ヤードのパー3、完璧なショットでグリーンの傾斜を使って、ピンそば約2mに寄せると後半4つめ、この日7つめのバーディを奪った。
表情を緩めずに18番のグリーンに向うとギャラリーから大歓声、頭を下げて挨拶した。グリーン横では畑岡、山下、勝、馬場らが歓喜の瞬間を待っていた。最後もバーディフィニッシュで最終日は圧巻の8バーディ、ノーボギー、コースレコードタイの「64」をマークし、今季日本人選手初のアメリカ女子ツアー優勝、竹田はアメリカツアー5戦目にしてツアーメンバー初勝利、昨季のTOTOジャパンクラシック以来、アメリカツアー2勝目を挙げた。
グリーン脇に控えていた畑岡と勝がシャンパンを竹田にかけて祝福、未成年の馬場はミネラルウォーターで参加した。竹田はシャンパンを口にし、ようやく笑顔が見られた。
古江彩佳(24、富士通)は最終日、6バーディ、2ボギーのトータル10アンダーで3位、先週のHSBC女子チャンピオンズの2位に続き2週連続でトップ10入り。さらにトータル6アンダーで西郷真央(23、島津製作所)が5位タイ。畑岡奈紗(26、アビームコンサルティング)、山下美夢有(23、花王)が8位タイとなり、日本人選手5人がトップ10に入った。
竹田とともにツアーメンバー初出場となった馬場咲希(19、サントリー)は最終日、14番から5連続バーディでフィニッシュし、トータル3アンダーの17位だった。
【ブルー・ベイLPGA 結果】
優勝:竹田麗央 -17
2位:ミンジー・リー(オーストラリア)-11
3位:古江彩佳 -10
4位:キャシー・ポーター(オーストラリア)-7
5位:西郷真央 -6
サラ・シュメルゼル(アメリカ)
リー シューイン(中国)
***************
8位:畑岡奈紗 -5
山下美夢有
12位:勝みなみ -4
17位:馬場咲希 -3
25位:吉田優利 -1
・スマホのバッテリーを長持ちさせるコツは?意外と知らない“スマホ充電の落とし穴”を専門家が解説【ひるおび】
・「パクされて自撮りを…」少年が初めて明かした「子どもキャンプの性被害」 審議進む日本版DBS “性暴力は許さない”姿勢や対策“見える化”し共有を【news23】
・【検証】「布団の上に毛布」が暖かい説 毛布は布団の「上」か「下」か 毛布の正しい使い方【Nスタ解説】