プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(31)、WBA世界バンタム級王者の弟拓真(28=ともに大橋)、2人を指導する父真吾トレーナー(52)が親子そろって初のCM出演を果たした。
発売1周年を迎えたサントリー生ビールの新ウェブCM(60秒)が25日から同社ユーチューブチャンネルで公開された。CM撮影時に行われた主な3人のインタビューは次の通り。
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-今回のCM企画を聞いた時の感想は
尚弥 ちょっと新鮮だなと。3人でこういうCM撮影をするのは初めてだったので、楽しみもありという感じでしたね。
拓真 3人でこういうことをすることがないので、僕も楽しみでした。
真吾氏 びっくりしたのと、親子の思い出としてすごくいいなという思いはありました。
-撮影に感想は
尚弥 気楽にできました。
拓真 もっと緊張するかなと思ったのですけど、兄と父がいるから楽しくできて、また3人でやってみたいなと思いましたね。
真吾氏 緊張もありましたが、初の親子での撮影を楽しくやれたかなと思います。
-CMでインタビュー撮影があると真吾氏は事前に知らされていなかったのは本当か
真吾氏 聞いていなかったですね。子供たちが何かやるのを、自分は見ているぐらい、としか(笑)。でも、聞かれたことに対して、実際にあったことを答えるインタビューだったので、そこは問題なく大丈夫でした。
-おいしさにこだわっている「サントリー生ビール」にちなんで、井上一家のこだわりを聞かせください
尚弥 井上家としては分かりませんが、僕自身はこだわりがないのがいいところだなと思います(笑)。本当にそうなんですよ。こだわりというものがそんなになくて。
拓真 でも、お父さんはあるかもしれない。
尚弥 お父さんはあるだろうね、こだわり。
真吾氏 個人ならありますね。サントリーさんのウイスキーのコレクターで、いろいろそろえて飾ってあるんですけど、それを見ながらビールを飲んだり、ハイボールを飲んだりしています。
-ボクシングに限らず真吾トレーナーのこだわりは
真吾氏 自分でやろうと決めたことはやり通したいよね、というのはあります。
尚弥 父のそういうこだわりは、自分がボクシングを始めた時からすごく感じていることで、僕も同じ思いを強く持っています。
拓真 父から、言ったことは責任持ってやれよ、ということはずっと言われてきたので、それはボクシングにもつながっていると思います。
真吾氏 そこはやっぱりこだわらないと、今の結果とかポジションはないと思います。
-日々ストイックな生活を送るイメージが強いが、普段どんなことで癒やされているのか
拓真 疲れた時や癒やされたい時は、友達と温泉に行きます。
真吾氏 やっぱりサントリーさんのウイスキーを見ながら飲んでいる時は癒やされますね。
尚弥 じゃあ、次はウイスキーのCMに出よう(笑)。
真吾氏 (笑)。仕事でも練習でも、1日やることをしっかりやって、それが終わって家でビールをガッと飲む時は癒やされますね。
尚弥 癒やしは何だろうなぁ…本当にこれというものが、今は見当たりません。日々ストイックというイメージも、自分にとってボクシングは、自分を追い詰めて、何か癒やしにつなぐというものではないので。逆に、サンドバッグを打っている時とか、癒やされちゃいますけどね。
-試合の後の癒やしについてはいかがですか?
尚弥 試合に勝って、チームや関係者がホッとしている顔は、自分の中ですごく癒やしにつながるというか。最高の瞬間かなと思います。
-真吾氏が喜んでいる顔を見るのが最高の瞬間だと。
尚弥 それが一番ですね。
真吾氏 うれしいですよね。
-サントリー生ビールは4月に発売1周年を迎えることにちなみ、この1年で起きた変化や印象的な出来事とは
尚弥 この1年は自分としてもすごく大事な年だったというか。階級を変えた中で、自分が納得する結果を今は出せているので、あらためて考えても、次につながる年だったなと強く思います。
拓真 自分が世界を取ったのが、ちょうど昨年の4月で、それから初防衛に成功したこの1年は、新しい自分を少しでも見せられたのかなという変化はありますね。
真吾氏 尚弥が統一戦をしっかりクリアして、拓真が世界チャンピオンに返り咲いて、初防衛に成功したことです。それに尽きますね。