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2026-10-03 11:14
「第39回東京国際映画祭」(10月26日~11月4日)の公式提携イベント「東京・中国映画週間」が、今年の開催を中止する。主催団体が9月に発表した。一方、10月1日に東京・スパイラルホールで行われた映画祭のラインアップ発表記者会見でも、日中関係の悪化による影響について質問が寄せられ、市山尚三プログラミング・ディレクターは、中国からの応募数に大きな変化はなかったと説明した。
【画像】フェスティバル・ナビゲーターを務める中島健人
「東京・中国映画週間」を主催するNPO法人日中映画祭実行委員会は、公式サイトで、今年も開催に向けて準備・調整を進めていたと説明。その上で、「昨今の諸情勢や開催を取り巻く環境を総合的に勘案した結果、2026年の開催を実施することは困難であるとの判断に至りました」と告知した。具体的な事情は明らかにしていない。
同イベントは、映画を通じた日中の文化交流や相互理解を目的に2006年に始まり、中国映画の上映や来日した俳優によるトークイベントなどを行ってきた。主催団体は、開催を楽しみにしていた観客や支援者に感謝を伝え、理解を求めている。
映画祭本体の上映作品数は、昨年の184を上回る204。そのうちコンペティション部門には、112の国と地域から1892作品が応募があり、15作品が選出されたが、製作国・地域に中国と記載された作品はない。
中国からの応募の内訳について、市山氏は、昨年まで多かった娯楽映画が今年は少なかった印象がある一方、インディペンデント作品には大きな変化がなかったと説明。「これが日中関係の悪化が原因なのかどうかはわからない」と述べた。
また、中国人監督が手がけ、シンガポールやフランスなどの作品として出品される「実質上中国映画」という作品が3本あると紹介。「国籍重視ではなく内容重視で選んでいる」と、選定方針を強調した。
新たにフェスティバル・ディレクターに就任した久松猛朗氏も、「もちろん、いろいろと影響は受けているが、作品そのものを重視している」と説明。「我々はオープンで、出してもらえれば作品次第で検討したい。面白い映画を届けたいという点に集中していく」と語った。
今年は「CONNECT―映画が繋ぐその先の世界」をテーマに、日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区の施設で上映を行う。オープニングのレッドカーペットは日比谷仲通りで実施予定。併設の映像コンテンツマーケット「TIFFCOM」は10月28日から30日まで開かれる。
久松氏は、多様な映画の紹介と、日本やアジアの映画人、女性映画人が世界へ進むための場づくりを重視していると説明。映画を数多く観る人から、年に1、2本観る人まで、誰もが参加したいと思える映画祭を目指し、来年の第40回につなげたいと意欲を示していた。
■第39回東京国際映画祭 コンペティション部門出品作品
『妖怪、化物をひろう』
監督:池田暁/製作国・地域:台湾・日本/WP
『問題だらけの花嫁』
監督:ルバイヤット・ホセイン/製作国・地域:フランス・バングラデシュ・ポルトガル・ノルウェー・ドイツ/AP
『ふたつの自由』
監督:リサンドロ・アロンソ/製作国・地域:チリ・アルゼンチン・ルクセンブルク・ドイツ・イギリス/AP
『地獄が来たとしても』
監督:サムエレ・ロッシ/製作国・地域:イタリア/AP
『腹喜(フーシー) 四つの饗宴奇譚』
監督:チウ・ジョンジョン/製作国・地域:香港・台湾・日本・サウジアラビア・カタール/WP
『ヘイゼル85』
監督:テオドラ・アナ・ミハイ/製作国・地域:ベルギー・オランダ・ドイツ/AP
『過怠』
監督:山本英/製作国・地域:日本/WP
『魔法の星図』
監督:スン・シュン/製作国・地域:シンガポール/AP
『獄中の記憶』
監督:セルジオ・グラシアーノ/製作国・地域:ポルトガル/AP
『ふたりを結ぶ夜』
監督:ワン・ジャンヨン/製作国・地域:フランス・香港/WP
『夜明け前の赤』
監督:ガリン・ヌグロホ/製作国・地域:インドネシア/WP
『妹兄とマンホールの蓋』
監督:ミルチョ・マンチェフスキ/製作国・地域:北マケドニア・ブルガリア・セルビア・アルバニア・イタリア・イギリス/WP
『木々は見ている』
監督:バフマン・ゴバディ/製作国・地域:トルコ/AP
『男ともだち』
監督:三島有紀子/製作国・地域:日本/WP
『今日が終わるまで』
監督:イェレナ・マクシモヴィッチ/製作国・地域:セルビア・ブルガリア・スロベニア・モンテネグロ・クロアチア・ドイツ/AP
※WP=ワールド・プレミア(世界初上映)、AP=アジアン・プレミア(アジア初上映)
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「東京・中国映画週間」を主催するNPO法人日中映画祭実行委員会は、公式サイトで、今年も開催に向けて準備・調整を進めていたと説明。その上で、「昨今の諸情勢や開催を取り巻く環境を総合的に勘案した結果、2026年の開催を実施することは困難であるとの判断に至りました」と告知した。具体的な事情は明らかにしていない。
同イベントは、映画を通じた日中の文化交流や相互理解を目的に2006年に始まり、中国映画の上映や来日した俳優によるトークイベントなどを行ってきた。主催団体は、開催を楽しみにしていた観客や支援者に感謝を伝え、理解を求めている。
映画祭本体の上映作品数は、昨年の184を上回る204。そのうちコンペティション部門には、112の国と地域から1892作品が応募があり、15作品が選出されたが、製作国・地域に中国と記載された作品はない。
中国からの応募の内訳について、市山氏は、昨年まで多かった娯楽映画が今年は少なかった印象がある一方、インディペンデント作品には大きな変化がなかったと説明。「これが日中関係の悪化が原因なのかどうかはわからない」と述べた。
また、中国人監督が手がけ、シンガポールやフランスなどの作品として出品される「実質上中国映画」という作品が3本あると紹介。「国籍重視ではなく内容重視で選んでいる」と、選定方針を強調した。
新たにフェスティバル・ディレクターに就任した久松猛朗氏も、「もちろん、いろいろと影響は受けているが、作品そのものを重視している」と説明。「我々はオープンで、出してもらえれば作品次第で検討したい。面白い映画を届けたいという点に集中していく」と語った。
今年は「CONNECT―映画が繋ぐその先の世界」をテーマに、日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区の施設で上映を行う。オープニングのレッドカーペットは日比谷仲通りで実施予定。併設の映像コンテンツマーケット「TIFFCOM」は10月28日から30日まで開かれる。
久松氏は、多様な映画の紹介と、日本やアジアの映画人、女性映画人が世界へ進むための場づくりを重視していると説明。映画を数多く観る人から、年に1、2本観る人まで、誰もが参加したいと思える映画祭を目指し、来年の第40回につなげたいと意欲を示していた。
■第39回東京国際映画祭 コンペティション部門出品作品
『妖怪、化物をひろう』
監督:池田暁/製作国・地域:台湾・日本/WP
『問題だらけの花嫁』
監督:ルバイヤット・ホセイン/製作国・地域:フランス・バングラデシュ・ポルトガル・ノルウェー・ドイツ/AP
『ふたつの自由』
監督:リサンドロ・アロンソ/製作国・地域:チリ・アルゼンチン・ルクセンブルク・ドイツ・イギリス/AP
『地獄が来たとしても』
監督:サムエレ・ロッシ/製作国・地域:イタリア/AP
『腹喜(フーシー) 四つの饗宴奇譚』
監督:チウ・ジョンジョン/製作国・地域:香港・台湾・日本・サウジアラビア・カタール/WP
『ヘイゼル85』
監督:テオドラ・アナ・ミハイ/製作国・地域:ベルギー・オランダ・ドイツ/AP
『過怠』
監督:山本英/製作国・地域:日本/WP
『魔法の星図』
監督:スン・シュン/製作国・地域:シンガポール/AP
『獄中の記憶』
監督:セルジオ・グラシアーノ/製作国・地域:ポルトガル/AP
『ふたりを結ぶ夜』
監督:ワン・ジャンヨン/製作国・地域:フランス・香港/WP
『夜明け前の赤』
監督:ガリン・ヌグロホ/製作国・地域:インドネシア/WP
『妹兄とマンホールの蓋』
監督:ミルチョ・マンチェフスキ/製作国・地域:北マケドニア・ブルガリア・セルビア・アルバニア・イタリア・イギリス/WP
『木々は見ている』
監督:バフマン・ゴバディ/製作国・地域:トルコ/AP
『男ともだち』
監督:三島有紀子/製作国・地域:日本/WP
『今日が終わるまで』
監督:イェレナ・マクシモヴィッチ/製作国・地域:セルビア・ブルガリア・スロベニア・モンテネグロ・クロアチア・ドイツ/AP
※WP=ワールド・プレミア(世界初上映)、AP=アジアン・プレミア(アジア初上映)
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