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新宿ゴールデン街で全編撮影 63歳の新人監督が紡ぐ、マスターと酔客たちの35年の物語

エンタメ
2026-08-31 12:34
新宿ゴールデン街で全編撮影 63歳の新人監督が紡ぐ、マスターと酔客たちの35年の物語
映画『月影のゴールデン街』10月30日より全国順次公開 (C)2026 プロダクション銀次
 俳優の渡辺いっけいが主演する映画『月影のゴールデン街』の予告編とポスタービジュアルが公開された。

【動画】映画『月影のゴールデン街』予告映像

 本作の舞台は、戦後の混乱期から昭和、平成、令和へと姿を変えながら、夢を抱く者や夢に敗れた者、それでも今を生きる人々が夜ごと集ってきた新宿ゴールデン街。

 映画監督を夢見て大阪から上京した青年・ギンジは、ゴールデン街にある小さなスナック「スイカズラ」へ迷い込む。店のマスターや個性豊かな常連客たちと出会った一夜を起点に、ギンジの成長と、街に生きた人々の35年を描く。

 監督を務めたのは、テレビ界で長年活動してきた錦信次。60歳で還暦を迎えた後、20代から抱き続けてきた映画製作の夢に挑み、63歳で新人映画監督として本作を完成させた。物語には錦監督自身の人生も投影されており、夢と挫折、それでも続いていく人生を人情味豊かに映し出す。

 撮影は、物語のモデルとなった店主が亡くなった後も営業を続ける新宿ゴールデン街のスナック「あるぱか」を貸し切り、店内と街でオールロケを敢行した。

 実在したマスターをモデルとする「スイカズラ」の店主・青木を渡辺、錦監督の分身ともいえるギンジを粟島瑞丸、青木の娘・ワカナを前田亜季が演じる。このほか、松尾貴史、おかやまはじめ、吉岡睦雄、和田光沙、嶺豪一、橋本恵一郎、丹下真寿美、外波山文明が出演する。

 解禁された予告編は、ギンジが初めて足を踏み入れた「スイカズラ」で、マスターと常連客たちが映画談議を交わす場面から始まる。名作『荒野の決闘』の一場面を言い当てたことをきっかけに店の常連となったギンジは、やがて映画監督になる夢を語るようになる。

 時代と人が移ろうなか、客たちの胸の内を受け止め、帰る場所であり続ける「スイカズラ」。マスターはギンジに「お前さんの映画、いつか俺に観せてくれよな」と語りかける。映像は、店主の口癖である「野暮だねぇ」というひと言で締めくくられる。

 ポスターには、仕事を終えてたばこをくゆらせるマスターと、その隣で涙を流すギンジがカウンター越しに並ぶ姿を採用。何げない店内の一場面から、2人が重ねてきた時間と深い関係性を感じさせるビジュアルとなっている。


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