
歌舞伎役者の中村鴈治郎さん、坂東新悟さんが15日、国立劇場 令和8年7月歌舞伎鑑賞教室『神霊矢口渡』成功祈願及び取材会に登壇しました。
【写真を見る】【 中村鴈治郎 】 〝これで歌舞伎を観たくないと思われることが一番怖い〟 映画『国宝』で歌舞伎指導も 親子向け鑑賞教室を開催
歌舞伎鑑賞教室は、歌舞伎の名作を歌舞伎俳優による分かりやすい解説と共に上演する取り組み。1967年から中・高生らの芸術鑑賞の機会として続けられていますが、今回初めて、大田区内で開催されることになり、演目にゆかりのある新田神社(大田区)で成功祈願が行われました。
ご祈祷を終えた二人は、大田区役所に出向き、鈴木晶雅大田区長のもとへ表敬訪問。その後、メディア向けの取材会に応じました。
本作で主役の「噸兵衛」を演じるのは今回で三度目となる鴈治郎さん。
演じていて楽しいところを問われると〝ただただ独りよがりで、欲と金にまみれ、娘すらどうでもいいと思うような役(笑)その男がなんとかしなきゃいけないと思いながらも体と足がついていかないようなところ〟と話しました。
初めて歌舞伎を鑑賞する人を対象にした本公演。
鴈治郎さんは、〝(公演を機に)歌舞伎に慣れ親しんでいただければいいということかもしれません。でも逆に言うとこれによって歌舞伎をもう二度と観たくないと思われることが一番辛く、怖い〟と不安を吐露。〝歌舞伎というものをもう一度また観てみたいなと思わせるような公演にしたい〟と意気込みました。
鴈治郎さんのこの言葉を受けて、噸兵衛の娘「お舟」を演じる新悟さんは、〝(鴈治郎演じる)噸兵衛が出てくるまで、(公演が始まってから)だいぶ時間がありますので、その間、お客様の気持ちが離れないように努めなければならないというところ非常に責任重大なお役かなと思っております〟と緊張した面持ちで話しました。
二人で親子役を演じることについて鴈治郎さんは、〝親子といえどもこの身長差ですからね(笑)〟と話し出し、〝実際芝居の中でね、たまたま(新悟演じる)お舟はあんまり立つことがないんですけど、できるだけ立つことはやめてくれ、ずっとひざまずいてくれというぐらいの思いですよ(笑)〟と会場を笑わせました。
取材会終盤、二人が立った状態で行われた写真撮影では、新悟さんとの身長差を気にするそぶりを見せ、カメラマンから「気にならないですよ」「ポスターが間にあるからうまく誤魔化せていますよ」などとなだめられ、〝なんだよ誤魔化せるって(笑)〟と記者にツッコミを入れていました。
【担当:芸能情報ステーション】
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