エンタメ
2026-05-13 07:00
1976年公開の『犬神家の一族』を皮切りに、『セーラー服と機関銃』(1981年)、『時をかける少女』(1983年)、『Wの悲劇』(1984年)など、日本映画史に残る数々の話題作を世に送り出してきた角川春樹が、“最後の総監督作品”として手がける映画『星の教室』が、2026年秋に公開されることが決定した(配給:NAKACHIKA PICTURES/フライフリーエンターテイメント)。主演は桜田ひより、監督は中川龍太郎が務める。
桜田ひより(主演)
本作の原作は、『みをつくし料理帖』『あきない世傳 金と銀』などで知られる高田郁(※高=はしごだか)による同名小説。さまざまな事情で義務教育を終えられなかった大人たちが集う“夜間中学”を舞台に、人生につまずきながらも再び希望を見出していく人々の姿を描く。4月にクランクインし、現在撮影中だ。
角川総監督は、「『星の教室』は、自分にとって“最後の作品”になるという思いで向き合っています」と覚悟を吐露。「一本の映画として妥協なく、人の心に深く届く作品にしたい。観終わったあとに、“良い映画を観た”と静かに胸に残るような、密度のある映画になってほしい」と強い思いを語っている。
また、昨年倒れ、現在もリハビリを続けていることにも触れ、「劇中に出てくる『明日を諦めない。人生を手放さない。』という言葉が、自分自身を支えている」と明かしている。
監督を務める中川は、『四月の永い夢』『静かな雨』などで国内外から高い評価を受ける映像作家。角川総監督から直接オファーを受け、「角川映画を観て育った世代として、その思いを受け継ぎたいと思った」とコメントしている。
夜間中学へ通う潤間さやか役を演じる桜田は、「『まだ見ぬ友へ』という言葉が印象に残っています。この映画を通して、この世界のどこかにいる“さやか”のような人を一人でも多く救いたい。まだ見ぬ友へ、どうか届きますように」とコメント。作品への深い思いをにじませた。
■総監督:角川春樹のコメント
原作『星の教室』で描かれている不登校や同調圧力の問題は、20年以上前の物語でありながら、むしろ今の社会の方が深刻になっていると感じています。実際、自分の子どもも学校の中で孤立し、「人と違うこと」を理由に否定される経験をしてきました。日本の教育は従順さを重視し、主体性を持つことを難しくしている。その違和感や怒りが、この作品を作る原動力になっています。
ただ、この映画は“暗さ”だけを描く作品ではありません。社会や学校に存在する理不尽さや影をしっかり見つめながらも、その先にある“希望”を描きたいと思っています。苦しみを描くからこそ、光が生まれる。そこがこの作品の大切なテーマです。
今回、中川龍太郎監督に託したことで、この物語はさらに豊かなものになると感じています。中川監督は、若い俳優たちの繊細な感情を引き出す力に非常に優れていて、現場には“良い映画が生まれていく空気”が確かにありました。主演の桜田ひよりさんも、役に深く感情移入し、自分自身の経験とも重ねながら作品に向き合ってくれています。脚本を超える瞬間が、確かにこの現場にはある。その予感を強く持っています。
また、私は昨年倒れ、現在もリハビリを続けています。劇中にも出てくる「明日を諦めない。人生を手放さない。」という言葉は、結果的に今の自分自身を支える言葉にもなりました。この作品には、自分自身の人生や覚悟が重なっています。
『星の教室』は、私にとって単なる新作ではありません。これまで積み重ねてきた映画人生の中でも、特別な意味を持つ一本です。そして同時に、自分にとって“最後の作品”になるという思いで向き合っています。だからこそ、一本の映画として妥協なく、人の心に深く届く作品にしたい。観終わったあとに、「良い映画を観た」と静かに胸に残るような、密度のある映画になってほしいと願っています。
■監督:中川龍太郎のコメント
『星の教室』の監督を引き受けたきっかけは、2019年公開の『わたしは光をにぎっている』を角川春樹さんが観てくださったことでした。その後も作品を気にかけていただいていた中で、今回、角川さんが倒れられたことを受け、「監督をやってほしい」と声をかけていただきました。自分自身、角川映画を観て育ってきたので、その思いを受け継いで作品を撮りたいと思い、お引き受けしました。
原作を読んで強く感じたのは、これは単なる夜間中学の物語ではなく、“家族の物語”だということです。人は誰でも家族との関係や孤独を抱えている。でも、壊れた関係や傷ついた心も、もう一度結び直すことができる。「人生はやり直せる」という希望を、この映画で描きたいと思っています。
現場は、角川さんが選んだスタッフと、自分が集めたスタッフが混ざり合った特別なチームです。世代を超えた人たちが集まり、とても良い空気の中で撮影が進んでいます。人の心に長く残る映画にしたいと思っています。
■主演:桜田ひより(潤間さやか役)のコメント
台本をいただく前に原作を読ませていただき、文字から伝わってくる夜間中学の温かい空気に私も早く包まれたいと思いました。
そしてこの素晴らしい小説を映像に落とし込んでいくには、夜間中学の現状を知ることが大切だと感じました。
撮影現場では皆さんとコミュニケーションを取りながら、さやかがこの教室にいる意味、将来について模索しながら過ごしている日々を純粋に楽しんでいます。
この台本の中で印象的な言葉があります。
「まだ見ぬ友へ」という言葉です。
読み書きができるといううれしさ。
一歩を踏み出す勇気。
過去と向き合う事の辛さと打ち勝つ心。
人とコミュニケーションを取ることの大切さ。
温かい心に触れる喜び。
この映画を通して、この世界のどこかにいるさやかのような人を1人でも多く救いたいです。
まだ見ぬ友へ、どうか届きますように。
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桜田ひより(主演)
本作の原作は、『みをつくし料理帖』『あきない世傳 金と銀』などで知られる高田郁(※高=はしごだか)による同名小説。さまざまな事情で義務教育を終えられなかった大人たちが集う“夜間中学”を舞台に、人生につまずきながらも再び希望を見出していく人々の姿を描く。4月にクランクインし、現在撮影中だ。
角川総監督は、「『星の教室』は、自分にとって“最後の作品”になるという思いで向き合っています」と覚悟を吐露。「一本の映画として妥協なく、人の心に深く届く作品にしたい。観終わったあとに、“良い映画を観た”と静かに胸に残るような、密度のある映画になってほしい」と強い思いを語っている。
また、昨年倒れ、現在もリハビリを続けていることにも触れ、「劇中に出てくる『明日を諦めない。人生を手放さない。』という言葉が、自分自身を支えている」と明かしている。
監督を務める中川は、『四月の永い夢』『静かな雨』などで国内外から高い評価を受ける映像作家。角川総監督から直接オファーを受け、「角川映画を観て育った世代として、その思いを受け継ぎたいと思った」とコメントしている。
夜間中学へ通う潤間さやか役を演じる桜田は、「『まだ見ぬ友へ』という言葉が印象に残っています。この映画を通して、この世界のどこかにいる“さやか”のような人を一人でも多く救いたい。まだ見ぬ友へ、どうか届きますように」とコメント。作品への深い思いをにじませた。
■総監督:角川春樹のコメント
原作『星の教室』で描かれている不登校や同調圧力の問題は、20年以上前の物語でありながら、むしろ今の社会の方が深刻になっていると感じています。実際、自分の子どもも学校の中で孤立し、「人と違うこと」を理由に否定される経験をしてきました。日本の教育は従順さを重視し、主体性を持つことを難しくしている。その違和感や怒りが、この作品を作る原動力になっています。
ただ、この映画は“暗さ”だけを描く作品ではありません。社会や学校に存在する理不尽さや影をしっかり見つめながらも、その先にある“希望”を描きたいと思っています。苦しみを描くからこそ、光が生まれる。そこがこの作品の大切なテーマです。
今回、中川龍太郎監督に託したことで、この物語はさらに豊かなものになると感じています。中川監督は、若い俳優たちの繊細な感情を引き出す力に非常に優れていて、現場には“良い映画が生まれていく空気”が確かにありました。主演の桜田ひよりさんも、役に深く感情移入し、自分自身の経験とも重ねながら作品に向き合ってくれています。脚本を超える瞬間が、確かにこの現場にはある。その予感を強く持っています。
また、私は昨年倒れ、現在もリハビリを続けています。劇中にも出てくる「明日を諦めない。人生を手放さない。」という言葉は、結果的に今の自分自身を支える言葉にもなりました。この作品には、自分自身の人生や覚悟が重なっています。
『星の教室』は、私にとって単なる新作ではありません。これまで積み重ねてきた映画人生の中でも、特別な意味を持つ一本です。そして同時に、自分にとって“最後の作品”になるという思いで向き合っています。だからこそ、一本の映画として妥協なく、人の心に深く届く作品にしたい。観終わったあとに、「良い映画を観た」と静かに胸に残るような、密度のある映画になってほしいと願っています。
■監督:中川龍太郎のコメント
『星の教室』の監督を引き受けたきっかけは、2019年公開の『わたしは光をにぎっている』を角川春樹さんが観てくださったことでした。その後も作品を気にかけていただいていた中で、今回、角川さんが倒れられたことを受け、「監督をやってほしい」と声をかけていただきました。自分自身、角川映画を観て育ってきたので、その思いを受け継いで作品を撮りたいと思い、お引き受けしました。
原作を読んで強く感じたのは、これは単なる夜間中学の物語ではなく、“家族の物語”だということです。人は誰でも家族との関係や孤独を抱えている。でも、壊れた関係や傷ついた心も、もう一度結び直すことができる。「人生はやり直せる」という希望を、この映画で描きたいと思っています。
現場は、角川さんが選んだスタッフと、自分が集めたスタッフが混ざり合った特別なチームです。世代を超えた人たちが集まり、とても良い空気の中で撮影が進んでいます。人の心に長く残る映画にしたいと思っています。
■主演:桜田ひより(潤間さやか役)のコメント
台本をいただく前に原作を読ませていただき、文字から伝わってくる夜間中学の温かい空気に私も早く包まれたいと思いました。
そしてこの素晴らしい小説を映像に落とし込んでいくには、夜間中学の現状を知ることが大切だと感じました。
撮影現場では皆さんとコミュニケーションを取りながら、さやかがこの教室にいる意味、将来について模索しながら過ごしている日々を純粋に楽しんでいます。
この台本の中で印象的な言葉があります。
「まだ見ぬ友へ」という言葉です。
読み書きができるといううれしさ。
一歩を踏み出す勇気。
過去と向き合う事の辛さと打ち勝つ心。
人とコミュニケーションを取ることの大切さ。
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