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『GIFT』本田響矢、金髪ヤンキーで新境地「ここまで自分と真逆は初めて」

エンタメ
2026-05-03 10:00
『GIFT』本田響矢、金髪ヤンキーで新境地「ここまで自分と真逆は初めて」
日曜劇場『GIFT』の場面カット (C)TBS
 俳優の堤真一が主演を務める、TBS系日曜劇場『GIFT』(毎週日曜 後9:00)。本田響矢が演じる朝谷圭二郎は、ひょんなことから出会った伍鉄にその才能を見込まれ、ブルズに加入することになった“新たな”エース候補。4月26日(日)に放送された第3話では加入早々、自分勝手な言動で孤立するも、その陰では父・礼二(岡安泰樹)を相手に、日々練習を重ねていたことを知ったチームメイトの心を動かし、ブルズに変化の兆しが…。圭二郎について、「ここまで自分と真逆の役は初めて」と口にしながらも、その人間味あふれるキャラクターを熱演している本田にインタビュー。アドレナリンが出る瞬間や、自身の経験と重ねる思いなどについて、真っすぐな言葉で語ってくれた。

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■「歯を食いしばってでも前へ」圭二郎の魅力とは

――本作出演に当たって、どんな感想を持ったか教えてください。

まず“日曜劇場”という枠自体が、僕にとって毎クールの楽しみなんです。一視聴者として「次はどんな作品が来るんだろう」とワクワクする作品の一つに今回出演できると聞いてすごくうれしかったです。

役者として活動する中で、「いつかは出てみたい」と思っていたドラマ枠でもあり、一つの目標でもありました。

車いすラグビーが題材だと伺って、台本を読んでみたところ、ト書き(セリフ以外の登場人物の動作や表情、設定など)の量や、そこから伝わってくる迫力がすごく印象的で。「これは撮影現場もかなり激しいものになるんだろうな」と思いました。

ドラマとしてどう映像化されるのかと思うとすごく新鮮でしたし、新しい挑戦になる作品なんじゃないかなという期待もありました。

――圭二郎をどのように捉えていますか?

ブルズに加入する前の圭二郎は、常にイライラしていて、誰にでも噛みついてしまうような印象ですが、本来はすごく真っすぐで、人間味のある人物です。

高校生の時に夢中だったバスケットボールを辞めたり、事故で車いす生活になってしまったことも含めて、何度も「よし、もう一回前を向いてやろう」と思ったタイミングで、また壁にぶつかってしまう。そういう瞬間を繰り返してきた人物だと感じています。

それでも前を向いて、なんとか必死に「歯を食いしばっていくぞ!」という姿はすごく魅力的で、何にでも全力で向き合うところが素敵だと思いますし、その部分を大切にしながら演じています。

――演じる上で、特に意識されていることはありますか?

キャラクター像について監督とお話しする中で、「何見てんだよ!」というヤンキーっぽいような感覚で、「喜怒哀楽も激しくていいと思います」と言っていただいて。最初の頃は特に、目が合ったら少しにらみを利かせるような感じを意識していました。

■金髪ヤンキーで“真逆”に…役へのスイッチの入れ方

――昨今の出演作とのギャップも感じられる役柄ですが、どのように圭二郎を作っていきましたか?

昭和の世界観で、比較的堅めな役柄が続いていたので、そこから一転して、今回、“金髪のヤンキー”という役柄は振り幅がすごく大きかったですね(笑)。

僕は、衣装や持ち物、アクセサリー、髪型など、その役の要素を身につけることでスイッチが入るタイプなので、金髪で少しボサッとしたスタイルに変わったことで、自然と圭二郎に入れた感覚がありました。

ここまで真逆の役柄だと、むしろ振り切れて「全く別の人間だな」と思えたので、やりやすかったですし、すごく楽しかったです。

――圭二郎との共通点はありますか?

共通点は…全然ないですね(笑)。みんなの前でいきなり「俺はエースになる男だ!」と言えるような性格ではないですし、そもそも目立つことがとても苦手なんです。むしろ僕は恥ずかしくなって「見ないでください」と思ってしまうほうなので、面白い人だなと思って演じています。

家で台本を読んでいて「これはどういうテンションで言うんだろう?」と思っても、いざ撮影現場で本番が始まったら自然とそのセリフが言えていることもあって。

カットがかかった後に不思議な感覚になる時もあるので、それほど圭二郎は熱い男なのだと、日々実感しています。

■「どうやって取るんだ!?」から始まった車いすラグビーへの挑戦

――車いすラグビー選手を演じるにあたって、どのような準備をされましたか?

練習初日はドラマの監修で入られている現役の車いすラグビー選手、峰島靖さんにマンツーマンで指導していただきました。

ラグ車(競技用車いす)の乗り方やベルトの締め方、グローブの着け方といった“基礎の基礎”から始めていき、タイヤを漕(こ)いでターンして、漕いでバックするといった動作に進み、徐々にボールを使う練習に入っていきました。

――ボールを使った練習はいかがでしたか?

パス練習も「これどうやって取るんだ!?」と、ボールをキャッチすることすらできなかったんです。

ミニゲームにも挑戦したのですが、まずルールを理解しながらプレーすることや、時間の中でどう動くか、仲間と一緒に道を作っていくことなど、考えることがすごく多くて。この準備期間を通して、この競技の難しさと面白さを感じました。

■刺激を受けたプレーと、チームとしての一体感

――プレースキルに刺激を受けた方はいますか?

山田裕貴さんです。ブルズのエース・宮下涼を演じられていて、チェアスキルやパスのタイミング、精度など、すごくレベルが高いなと感じました。

圭二郎は涼をライバル視していて「絶対に超えてやる」という強い気持ちを持っているので、圭二郎を演じている時は、僕も自然とそういう思いで山田さんのプレーを見ていることが多いです。

――チームとしての一体感についてはいかがでしたか?

クランクインまでの準備期間をしっかり取れたので、チームワークはかなり前からできている感じがします。その積み重ねがあったからこそ、撮影が始まってからも自然とチームとしての空気があって、成長していく過程もリアルに描けているのではないかなと思います。

■スポーツがつなぐ絆と、ブルズの成長

――本作はスポーツを通した出会いから、登場人物たちの人生が変わっていく様子が描かれます。本田さんは学生時代、剣道を続けられていたそうですが、撮影が進む中で、当時の自分と重なることなどはありますか?

改めてスポーツってすごいなと思いました。僕自身、最も剣道に打ち込んでいたのが高校の3年間だったのですが、きつい練習や楽しかったことも含めて、濃密な時間をともに過ごした仲間というのは、クラスメイトの友人とはまた少し違う特別な存在だなと感じています。

今回の作品でも、本気でぶつかり合う中で生まれる絆や、チームメイトの成長していく姿は、当時の自分の思いや感覚と重なる部分が多くありました。

実際に撮影を重ねていく中で、キャストの皆さんとの信頼関係もかなり強く、深いものになっていると感じていますし、スポーツを通して生まれるつながりはやはり特別なものだなと思いました。

――最後に、視聴者へのメッセージをお願いします。

弱小チームで、選手たちの気持ちもバラバラだったブルズが、どのように成長していくのか、どんなチームになっていくのかというところは、ぜひ注目して見ていただきたいです。

そしてそこに圭二郎が加わることで、チームの空気がどう変わっていくのか。これまでのブルズの空気感を壊すような、爆発的なエネルギーを持った存在が入ることで、選手たちがどう感じて、どう成長していくのかも、大きな見どころになっています。

加入当初は“超”問題児だった圭二郎自身も、物語の中で少しずつ変化していくので、その成長とともに、チームが一つになっていく過程を見ていただけたらうれしいです。

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