
5人組グループ「KEY TO LIT」の中村嶺亜さんが自身初となる個展『REIA NAKAMURA 1st EXHIBITION ReBELiUM @SHIBUYA』の開催を記念して取材会を行いました。
【写真を見る】【 KEY TO LIT・中村嶺亜② 】 アートが無かったら 「ただの中二病妄想男」 《全文掲載②》
今回、TBSの記事では中村さん29歳の誕生日当日に行われた会見の様子を2本にわたって全文掲載でお届け。2本目となる今回の記事では、事務所の先輩からもらったアドバイスや中村さんにとっての「アート」についてを語ってもらいました。
―このタイトルに込めた思い
◆中村◆:今回、世界観の中ですごく重要になってくる現実にはない金属「ReBELiUM」っていう鉱石なんですけども、この鉱石が世界のもたらしてる影響みたいのはすごく大きくもあるんですけど、それ以上に正体不明のストリートアーティスト、街の人が「ReBiL」って名付けた男が、「ReBELiUM 」ってスラングを作り上げて、そのスラングが今回のタイトルになってるんです。
「ReBEL」が「反逆・反抗・反乱」で「ium」が元素記号で、自分だけの言葉を作りたいなって思った時に、僕の名前の「嶺亜」って「スター・ウォーズ」から来ていて。作品に出てくる「レイア姫」は反乱軍を率いているリーダー的存在。今回の個展で自分も大切にしてる個展で、「反乱」「反逆」というワードを引っ張っていけたらすごく素敵だなというのがありまして、「反乱」は「スター・ウォーズ」の中では「平和を求めて」という感じ。自分も「反逆の鉱石」から生まれたスラングっていう意味で今回のタイトルになってます。
―今回、会見が行われた会場には本展のキャラクターになっていて、中村さんが「大切な作品の一つ」と胸を張った『ReBiL』(リビル)の立体フィギアも置かれていました。
―展示を見て『ReBiL』は中村さんの化身のように感じられました。
◆中村◆:どうなんだろね~。
今回はすごく世界観の説明とかを僕は結構言葉バーって並べて書いてるんですけど、その中で、自分の中でストーリーだったりとかもっと説明しきれてない、「文字が多すぎるんで、削ってください」って削りに削って今の形なのでめちゃくちゃ多いんですけど、この僕が与えた今の情報の中で皆さんに色々想像してほしいなと思ってるので、今回の個展はそういったとこも楽しんでほしいなと思っています。
―展示の世界観はどれぐらい前からありましたか?
◆中村◆:世界自体はほんと幼少の頃から。それがどんどんアップデートされていって。もちろん子供の頃はあんな感じの(説明の)羅列は出てこないです。ただ、ずっとあったものが、個展に向けて、春からより解像度が上がって。中にあるものをアウトプットする時にすごく整理されるじゃないですか?文字に起こしたことはなかったので、より具体的に定まったのが個展開催が決まってから自分がやるものを言葉にできた。
―去年のライブの会見の時に「個展をやりたい」と言っていましたが、あの時には決まっていたんですね?
◆中村◆:はい、決まってました。
特に僕の今回の個展って、もちろん絵を飾る中で、すごい世界に没入していく過程があってっていう体験型にもなってると思うんですけども、皆さんに絵を見ていただく上で、「ここの住人の気分になってもらえたらな」みたいなのもありますし、この世界を拡張していきたい。今回見せる限界を出してるので、次へ次へと。次の構想も今から練っています。
―入るのにドキドキでした
◆中村◆:「入っていいのか!?」のドキドキ感を作りたかったので狙い通りです。お化け屋敷だったり、遊園地の中にある世界観に入るアトラクションをイメージして作ったので、それを感じていただけたら
―これまで事務所の先輩方も個展やられてきましたが、何かインスピレーションだったり、アドバイスとか受けたりしたことってありますか?
◆中村◆:僕が皆さんに「届けていきたい」っていうのは過程の中で沢山あったんですけども、より具体的に固まったのが、千賀(健永)くんの「FiNGAiSM」の初開催を見に行かしていただいた時。その時に「自分がやるならこうだろう」って、例えば最後のスケボーアートのエリアのスケボーの先に飾ってあった1本目は、「FiNGAiSM」を見に行った日で、その日に俺は「絶対、個展をやりたい」っていうのが固まって、自分のルーツを大事にしたいって思ったのが、そこがスタートですね。
で、「timelesz」の(松島)聡ちゃんの個展を見に行かせてもらった時に、自分が作るであろう作品の真逆のものが沢山あった時に、空間を使った展示がメインで、その時に自分は楽しかったので空間づくりを大切にしたいと思って、奥の世界観没入ゾーンは作れた。事務所の先輩方が作ってきてくれた道によって得られたものは大きかった。
千賀くんはアドバイスを僕から求めて、今回、キャラクター作る上で、沢山アドバイスをしていただきました。個展が決まった時点で、空間作り、個展作りの仕方がもう右も左も分からない状態だったんで、「どういうところから作っていった方がいいのか?」「どういう風に意識した方がいいですか?」ってところから相談していて。専門的なことを聞いた中で、「キャラクターを絶対作ってあげた方がいいよ」って言ってくれて。僕の世界観の設定を読んでいただいた時に、「この世界にキャラクターはいる?」って聞かれた時に何体かいたので、その中で「この子を主役にしたいってピックアップしてあげた方が自分を今後助けてくれるよ」っていうのをおっしゃっていただいて。実際にホームページだったりとか、いろんな各所で、『ReBiL』くんがすごく大活躍してくれた場面があったんですよ。例えば、吹き出しの喋ってるようにしてくれたりとか、実際のアート作品がちょっと重くなっちゃうところをライトにしてくれたり。アドバイスのおかげで助けられました。
―千賀さんにも見てもらいたいですね
◆中村◆:絶対見てほしいです。連絡してきてくれるとは言っていたので、感想も楽しみにしています
―今回、「KEY TO LIT」の皆さんの反応はどうでしたか?
◆中村◆:楽しみだし、絶対見に行くって。僕がみんなでいる時もずっとタブレットとか絵を描いているので、それを見るたびに、「めっちゃ楽しみになってきたわ」って言ってくれた。多分一緒に来てくれるので、来てくれる日が楽しみですね。
―今回の個展で、メンバーの要素は入っていたりするんですか?
◆中村◆:あります。絵の中とかそういう意味ではなくて、空間作りや個展を作る時に、例えばグッズについて悩んでいる時に、(井上)瑞稀に「どっちが好き?」って聞いたりとかして。本当にメンバーはいつも近くには1番いるので、助言はすごく具体的ではないかもしれないですけど、形に反映されてると思います。
―個展はその人の個性が出るもの。個展を開催で改めて気づいた自分とは
◆中村◆:めちゃくちゃ中二病だな。「なんで俺はこういうことだとすらすらストーリーが浮かぶんだろう」って。今回、自分の中であった世界を深堀ったんですよ。例えば、どんな暗黙のルールがあったり、どんな組織があって世界が成り立っているのかとか。まだまだ登場していない組織やキャラクターや街がある。皆さんにお見せするのはもうちょっとわかりやすいところですけど、奥まで作った方が、解像度が高まる。作った時にスラスラ思い浮かぶので、ある意味才能だなと思いました。
―少年の心があるってことですよね?
◆中村◆:昔から変わんないですね。ちっちゃい頃から想像するのが大好き。マンションの長い廊下をガンダッシュで走って帰る時は後ろから怪物に追われているのを想像したり。なんか、そのままほんと大人になっちゃったなって…。
―お忙しい中でどうやって作品を作ったんですか?
◆中村◆:作品自体は数年間にわたり増やしていたもの。会期を聞いてから、なんとなく空間を想像していった時に、「これをここに飾ろう」という作品は、この1年で確実にたくさん増えた。隙間時間は基本絵を描く生活でしたね。タブレットとかでも絵を描いて、実際アナログで描く絵だけど、デザインはデジタルで考えていくと時間が短縮できるので、それを現場の移動時間とかで描いていました。
(隣を見ながら)この『ReBiL』くんも移動中とかに描いて生まれたものなので、隙間時間をうまく活用できたのが、たくさん作品を増やしたところかなと思いました。現実世界のことを考えてるよりも、妄想してる時間が長かったかもしれない。
―正体不明のアーティストはバンクシーをイメージ?
◆中村◆:分かりやすく言うとそうです。バンクシー的な「正体不明だけども人気を博してる存在」っていうのが、自分の中でもやっぱかっこいいなと思っていて、勝手に盛り上げられて、勝手にどんどん偶像化していく…みたいなのが、この世界においてはすごいリアルにありそうなこと。ミステリアスな存在がいると、今後ストーリーをのせる時に面白くなりそうだなっていうのがあって作りました。
―会場でかかった音楽はどのように作られましたか?
◆中村◆:僕が形にしたいっていうものがあった上で、「とある方」に作ってもらった。今後どんどん出ていくかもしれない。僕のアイデアを形にしてもらってるって感じ。
ディストーションとかひずみを入れることによって、実際に飾ってる拡声器があるじゃないですか。あそこから鳴ってる感じとかもなんか感じていただけたらなと思って作りました。
―アートとは中村さんにとってどんな存在?
◆中村◆:なんだろうな~。作品のキャプションでも書かせてもらったんですけども、結局僕にとって自由に楽しむものであるっていうのは、僕がどんなに大きくなって、作品が大きくなっても変わらないこと。自分にとってアートはただ楽しむ。そこにエゴをつぎ込むみたいな、エゴを押し切ると言いますか、乗せた上ででも誰かの心を動かせる可能性を持つすごい表現だなと思う。アイドルという仕事においてもアートにおいても、誰か見てくれた人にどんな形でもいいので前向きにそのエネルギーを持ってほしい。その一端を担えたらいいと思う。その中で、観てくれる人にこう思ってほしいから違うものをのせる自己犠牲はアートじゃないと思う。自分がわがままにのせたもので楽しんでもらえる可能性を持つ、すごい力を持つ表現だなと思います。
―アートがなかったら?
◆中村◆:アートがなかったらもうただの「中二病妄想男」なんで、アウトプットできるものがあってよかったです。
―初の開催となった個展『REIA NAKAMURA 1st EXHIBITION ReBELiUM @SHIBUYA』。
ジュニアとして初めての開催となった今回の個展では、幼少期から長きにわたり、中村さんの内奥で描かれてきた、〝想創禁足域〟へのepisode0。これまで描きためてきたスケートボードやスノーボード、和×サイバーパンクで織りなすキャンバス作品や世界観を象徴するキャラクターの立体造形まで渾身の数々が展示されています。
【担当:芸能情報ステーション】
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