エンタメ
2026-03-18 18:00
アニメ『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』が、Netflixで2026年3月19日に世界独占先行配信されることを記念して、木村泰大監督オフィシャルインタビュー【前編】が公開された。
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■大事なのは、ジョニィとジャイロのバディ感
――木村監督はアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』(以下、『黄金の風』)に続き、アニメ『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』(以下、『SBR』)を手がけることになりました。どのような経緯があったのでしょうか?
木村 もともとは『黄金の風』のアフレコ終盤に、僕のほうからワーナーブラザースのプロデューサーに「『SBR』をやりたいです」と伝えたのが始まりでした。それが今回、ようやく実現に至りました。
――そうだったんですね。では、今作をアニメ化するにあたって、特に大事にしたのはどのようなことでしょうか?
木村 この作品には、「技術」と「スタンド」という二つの要素があるととらえています。ジャイロの鉄球は技術由来のもので、スタンドは技術とは別の超常的な存在です。対立しながらも共存している2つのものというのは、舞台である1890年代のアメリカにも重なります。自動車と馬、新しい価値観と古い価値観。それらが同居する転換期の空気が、この作品の面白いところなんです。現代にも通じるものがあると感じたので、この対比はしっかり描くようにしています。
――シナリオ制作で意識されたのはどのようなことでしょうか?
木村 まず、この作品の強みは何かを考えました。やはり大事なのは、ジョニィとジャイロのバディ感。二人のやり取りやセリフは、できるだけ削らないようにしています。また原作は全24巻ととても長いシリーズですが、実は過去のシリーズに比べてコマが大きく、テンポよくページをめくれるんです。アニメでも、その読み味やリズムはキープするようにしています。
――コマの大きさ、ですか。
木村 ええ、『黄金の風』はまだ少年マンガの文脈が色濃い一方、『SBRR』は連載中に掲載媒体が変わったことで青年誌的な作りになっているんです(掲載誌が「週刊少年ジャンプ」から「ウルトラジャンプ」に移行)。なので、『黄金の風』と同じ演出を持ち込むと少し浮いてしまう。どこまで『ジョジョの奇妙な冒険』(以下、『ジョジョ』)らしさを残すか、あるいは落ち着かせるかのバランスはかなり意識しました。
『ジョジョ』らしさといえば、擬音の扱いもそうですね。掲載誌が変わってもその表現の魅力は変わりませんでしたが、アニメの演出を変えるとなると、大量の擬音はやっぱり浮いてしまうんです。なので、既存のファンが物足りないと感じないバランスで調整しています。そのぶん映像としては少し大人っぽい方向になったかな、と思います。
――では、メインキャラクターについてもうかがいたいと思います。まず、木村監督から見たジョニィ・ジョースターの魅力を教えてください。
木村 ブレーキがないところですね。自分がやりたいことや「やる」と決めたことには、迷わず踏み込んでいく。その潔さがカッコいいと思いますし、ある意味ではそれが彼の若さなのかなと思います。
――ジョニィ役の坂田将吾さんにはどのようなディレクションをされましたか?
木村 坂田さんだけではなく、キャストの皆さんが原作をしっかり読み込んでくださっているので、僕から細かく言うことはほとんどありませんでした。坂田さんもジャイロ役の阿座上(洋平)さんも最初から素晴らしかったですし、オーディションでもそういう方を選んでいます。
――では、ジャイロ・ツェペリについてはいかがでしょうか?
木村 「1st STAGE」だとまだジョニィとの距離感がありますし、どういう人物かわかりづらいかもしれません。ただ今後、自分の考えをはっきり言葉にするようになると、さらにカッコよく見えてくると思います。要は、“わからなさ”がジャイロの魅力なんです。フレンドリーかと思えば、ものすごく冷徹。「ニョホ」と笑うときは面白いし、でも命を賭けた戦いではとても怖い。何をするかわからないミステリアスさを強く出すようにしています。
――最後に、配信を楽しみにしているファンへひと言お願いします。
木村 新たなシリーズではありますが、これまで『ジョジョ』を追いかけてきた方にも、これから触れる方にも見やすい作品になっていると思います。チーム一同、全力で制作していますので、ぜひ楽しみにしていてください。
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■大事なのは、ジョニィとジャイロのバディ感
――木村監督はアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』(以下、『黄金の風』)に続き、アニメ『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』(以下、『SBR』)を手がけることになりました。どのような経緯があったのでしょうか?
木村 もともとは『黄金の風』のアフレコ終盤に、僕のほうからワーナーブラザースのプロデューサーに「『SBR』をやりたいです」と伝えたのが始まりでした。それが今回、ようやく実現に至りました。
――そうだったんですね。では、今作をアニメ化するにあたって、特に大事にしたのはどのようなことでしょうか?
木村 この作品には、「技術」と「スタンド」という二つの要素があるととらえています。ジャイロの鉄球は技術由来のもので、スタンドは技術とは別の超常的な存在です。対立しながらも共存している2つのものというのは、舞台である1890年代のアメリカにも重なります。自動車と馬、新しい価値観と古い価値観。それらが同居する転換期の空気が、この作品の面白いところなんです。現代にも通じるものがあると感じたので、この対比はしっかり描くようにしています。
――シナリオ制作で意識されたのはどのようなことでしょうか?
木村 まず、この作品の強みは何かを考えました。やはり大事なのは、ジョニィとジャイロのバディ感。二人のやり取りやセリフは、できるだけ削らないようにしています。また原作は全24巻ととても長いシリーズですが、実は過去のシリーズに比べてコマが大きく、テンポよくページをめくれるんです。アニメでも、その読み味やリズムはキープするようにしています。
――コマの大きさ、ですか。
木村 ええ、『黄金の風』はまだ少年マンガの文脈が色濃い一方、『SBRR』は連載中に掲載媒体が変わったことで青年誌的な作りになっているんです(掲載誌が「週刊少年ジャンプ」から「ウルトラジャンプ」に移行)。なので、『黄金の風』と同じ演出を持ち込むと少し浮いてしまう。どこまで『ジョジョの奇妙な冒険』(以下、『ジョジョ』)らしさを残すか、あるいは落ち着かせるかのバランスはかなり意識しました。
『ジョジョ』らしさといえば、擬音の扱いもそうですね。掲載誌が変わってもその表現の魅力は変わりませんでしたが、アニメの演出を変えるとなると、大量の擬音はやっぱり浮いてしまうんです。なので、既存のファンが物足りないと感じないバランスで調整しています。そのぶん映像としては少し大人っぽい方向になったかな、と思います。
――では、メインキャラクターについてもうかがいたいと思います。まず、木村監督から見たジョニィ・ジョースターの魅力を教えてください。
木村 ブレーキがないところですね。自分がやりたいことや「やる」と決めたことには、迷わず踏み込んでいく。その潔さがカッコいいと思いますし、ある意味ではそれが彼の若さなのかなと思います。
――ジョニィ役の坂田将吾さんにはどのようなディレクションをされましたか?
木村 坂田さんだけではなく、キャストの皆さんが原作をしっかり読み込んでくださっているので、僕から細かく言うことはほとんどありませんでした。坂田さんもジャイロ役の阿座上(洋平)さんも最初から素晴らしかったですし、オーディションでもそういう方を選んでいます。
――では、ジャイロ・ツェペリについてはいかがでしょうか?
木村 「1st STAGE」だとまだジョニィとの距離感がありますし、どういう人物かわかりづらいかもしれません。ただ今後、自分の考えをはっきり言葉にするようになると、さらにカッコよく見えてくると思います。要は、“わからなさ”がジャイロの魅力なんです。フレンドリーかと思えば、ものすごく冷徹。「ニョホ」と笑うときは面白いし、でも命を賭けた戦いではとても怖い。何をするかわからないミステリアスさを強く出すようにしています。
――最後に、配信を楽しみにしているファンへひと言お願いします。
木村 新たなシリーズではありますが、これまで『ジョジョ』を追いかけてきた方にも、これから触れる方にも見やすい作品になっていると思います。チーム一同、全力で制作していますので、ぜひ楽しみにしていてください。
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