エンタメ
2026-03-08 18:00
覆面ライターたちが番組出演者の素顔に迫る番組『ライターズ!』(日本テレビ系)。9日の放送(同局系 深2:00~2:20)は、13日金曜(後9:00)放送の『第49回日本アカデミー賞授賞式』で司会を務める羽鳥慎一アナウンサーが登場。放送の見どころや、授賞式での司会進行における臨場感あるエピソード、授賞式に向けた準備などを語った。その内容を記事でもお届けする。
【写真】『国宝』が13部門を席巻…受賞者・作品一覧
■『国宝』主演の吉沢亮に聞いてみたいこと
羽鳥が日本アカデミー賞授賞式の司会を務めるのは今年で7回目。まず今年の注目ポイントを聞くと、「なんといっても『国宝』というとてつもない映画が誕生しまして」と、優秀作品賞にも選ばれ、俳優陣も、優秀主演男優賞に吉沢亮、優秀助演男優賞に田中泯、横浜流星、渡辺謙、優秀助演女優賞に高畑充希、寺島しのぶ、森七菜、新人俳優賞に見上愛と多数の出演者が選ばれた『国宝』について言及。特に優秀助演男優賞、優秀助演女優賞は「同じ作品の出演者が同一の(賞の)ところに3人。これは(壇上で)話が非常に盛り上がるんじゃないかなと。今までにないパターンなので楽しみにしております」と語る。
「もう歌舞伎役者だなと。どれだけ準備されたんだろう」と、『国宝』主演の吉沢の印象を語った羽鳥。壇上で何について聞いてみたいかと訊ねると、「撮影に入る前のけいこですね。具体的にどういうところが大変で、どういうところにやりがいがあって、ちょっと途中で気持ちが折れた…みたいなところも報道では見ていたので、そういう撮影に入る前の努力というところをうかがいたいです」と期待を込めた。
さらに「大変でも、さらっとやっている感じがあるんです。努力はそんなに見せない。だから、その部分を聞いてみたいなと思います。私も仕事をしている上で、当たり前ですけど下準備って本当に大切。大変だけど、大変さを見せないように(準備という)大切なことを多分1年半準備されたのかな」と答えた。
また、この授賞式でともに司会を務める河合優実(昨年の『第48回日本アカデミー賞』にて『あんのこと』で最優秀主演女優賞を受賞)との共演についても楽しみにしている様子。
『あんのこと』での「激しい内容の作品」での熱演や、「ドラマでのコミカルな役」の印象に触れ、「迫力のある素敵な演技を見せる俳優さん」である河合が、「司会として横に立って話す時にどういう印象なんだろう、“俳優・河合優実さん”じゃない河合さんを知れるかな、という楽しみがあります」と語る。
授賞式では、壇上に上がった俳優が隣同士「お話を始める時があります」とのことで、「こういう関係性なんだ、面白いな」と感じることがあるそう。「皆さん違う作品(受賞作)で来ているけれど、共演歴もあるし、それぞれリスペクトしているので、そういう関係性をステージ上で見られる」という。
■授賞式を控えた作品を「3、4回観ています」
自身の授賞式に向けた準備について聞くと、「私は俳優ではないので、映画のことを勉強はしますけれども(俳優の)皆さんのようにはわからない。だから、もう徹底的に(作品を)観る。私、毎年1月の中旬から3月の中旬まで(受賞の)作品ばかり観ています。毎年、(この時期は)2ヶ月ぐらいずっとアカデミー賞のことばっかり考えています」と語る。
作品は「3、4回観ています」とのことで、「1回目はまずパンフレットを読んで、大体の概要をつかんで観るんです。2回目に観ると、『ここであの人横切ってる』とか、『あの人実はここでちょっと映ってたんだ』というのがわかって、さっき見えてなかったことが見えてきたりするんですよね。それを踏まえて3回目観て、あとはもう何回でも観る」と研究を重ねているという。
多数の番組に出演する羽鳥の司会としてのあり方は「出過ぎず引き過ぎず」。これは羽鳥と同じく日本テレビ系「ズームイン!!」シリーズの司会を務めていた徳光和夫から「一番大事」だと言われたことだそう。
「自分が前面に出ない。出過ぎちゃうと邪魔ですけど、引き過ぎちゃうと『あなたじゃなくてもいいでしょ?』という、絶妙なバランスが非常に難しくて。『それはどうすればいいんですか?』って徳光さんに聞いたら、『経験で得るしかないから、なかなか教えるのは難しい』(と言われ)、『そうだよな』と思いました。徳光さんを見ていたら、確かに出過ぎず・引き過ぎずだなと思うので、すごい人です。最終の目標は徳光さんです」と語る。
そのような「出過ぎず引き過ぎず」の中で、多彩な俳優が登壇するこの授賞式については「最近の俳優さんはサービス精神や盛り上げようという気持ちが強い方が多い印象なんですけど、(司会を)始めた当初は本当に職人というか、『芝居に命をかけてます』という印象の方もいらっしゃったので、そういう方から言葉を引き出すためにアナウンサーが何をできるかと思ったら、やっぱり観るしかない。何か言われても、『はい、あそこのあれですよね』と全部反応できるように、何度も観る」と改めて準備の大切さに触れた。
■自身の映画出演時に感じた現場のこだわり
そんな羽鳥は、自身もアナウンサー役などで映画出演歴が多数。所属事務所の公式ホームページには17作品の名前がある。「17作品、全部足して多分7分ぐらいです(笑)」というが、その現場での映画に関する“すごさ”を感じた体験についても聞いた。
「照明の方のこだわり、カメラの方のこだわり。ワンカットやるのに何時間もかけている。でもスクリーンで見ると、本当にもう何秒の世界じゃないですか」と現場の“すごさ”に触れた羽鳥。「『ALWAYS 三丁目の夕日』の現場では、自動車屋の引き出しの中に、昭和当時の小物が入っていたんです。その引き出しは(撮影では)開けないんですよ。『なぜ(小物を)入れてるんですか?』って聞いたら、『雰囲気です』。すごいなと思いました。そういう細かいこだわりを持ったプロが集まって作っているのが映画なんだと感じました」と振り返る。
授賞式では、俳優のみならず製作陣への表彰も行われる。地上波での放送は俳優への表彰の様子が中心だが、製作陣の表彰への様子など地上波での未公開映像を加えた模様も日テレプラス(CS放送)で放送される。羽鳥は「そちらも見てほしいです」と一押し。こちらは日テレプラスで3月21日土曜の夜7時より放送される。
また、授賞式の会場・グランドプリンスホテル新高輪には一般募集の観覧者も集う。普段のテレビ番組ではスタジオでの司会という点を踏まえ「何千人いるところだと緊張しちゃう」としながらも、「(コロナ禍で)無観客の時があったんです。(その後)半分お客さんが入るようになって、フルで入るようになって…というのを見ているので、いっぱいの方がいるとちょっと緊張はしつつ、『あぁ良かったな』と感じますね。(観覧席では)本当に映画が好きな方が目をキラキラさせながらご覧になっているので、全体のテンションが上がります」と語った。
最後に改めて授賞式の見どころをフリップに書いてもらうと「司会」と記し、河合が司会を務める点に改めて言及した羽鳥。「演技をしている時よりはちょっと素に近い河合さんが見られるかもしれないと楽しみにしていただきたいですし、私も楽しみです」と語った。
その河合と共に司会を務める羽鳥も、入念な準備を重ねている様子が窺えた今回の取材。授賞式では壇上でどんな言葉を引き出していくのか、その司会進行にも注目だ。
(取材・文/アーバン・タカト)
※取材の模様は、9日放送の『ライターズ!』(日本テレビ系/深2:00)でもご覧いただけます。
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羽鳥が日本アカデミー賞授賞式の司会を務めるのは今年で7回目。まず今年の注目ポイントを聞くと、「なんといっても『国宝』というとてつもない映画が誕生しまして」と、優秀作品賞にも選ばれ、俳優陣も、優秀主演男優賞に吉沢亮、優秀助演男優賞に田中泯、横浜流星、渡辺謙、優秀助演女優賞に高畑充希、寺島しのぶ、森七菜、新人俳優賞に見上愛と多数の出演者が選ばれた『国宝』について言及。特に優秀助演男優賞、優秀助演女優賞は「同じ作品の出演者が同一の(賞の)ところに3人。これは(壇上で)話が非常に盛り上がるんじゃないかなと。今までにないパターンなので楽しみにしております」と語る。
「もう歌舞伎役者だなと。どれだけ準備されたんだろう」と、『国宝』主演の吉沢の印象を語った羽鳥。壇上で何について聞いてみたいかと訊ねると、「撮影に入る前のけいこですね。具体的にどういうところが大変で、どういうところにやりがいがあって、ちょっと途中で気持ちが折れた…みたいなところも報道では見ていたので、そういう撮影に入る前の努力というところをうかがいたいです」と期待を込めた。
さらに「大変でも、さらっとやっている感じがあるんです。努力はそんなに見せない。だから、その部分を聞いてみたいなと思います。私も仕事をしている上で、当たり前ですけど下準備って本当に大切。大変だけど、大変さを見せないように(準備という)大切なことを多分1年半準備されたのかな」と答えた。
また、この授賞式でともに司会を務める河合優実(昨年の『第48回日本アカデミー賞』にて『あんのこと』で最優秀主演女優賞を受賞)との共演についても楽しみにしている様子。
『あんのこと』での「激しい内容の作品」での熱演や、「ドラマでのコミカルな役」の印象に触れ、「迫力のある素敵な演技を見せる俳優さん」である河合が、「司会として横に立って話す時にどういう印象なんだろう、“俳優・河合優実さん”じゃない河合さんを知れるかな、という楽しみがあります」と語る。
授賞式では、壇上に上がった俳優が隣同士「お話を始める時があります」とのことで、「こういう関係性なんだ、面白いな」と感じることがあるそう。「皆さん違う作品(受賞作)で来ているけれど、共演歴もあるし、それぞれリスペクトしているので、そういう関係性をステージ上で見られる」という。
■授賞式を控えた作品を「3、4回観ています」
自身の授賞式に向けた準備について聞くと、「私は俳優ではないので、映画のことを勉強はしますけれども(俳優の)皆さんのようにはわからない。だから、もう徹底的に(作品を)観る。私、毎年1月の中旬から3月の中旬まで(受賞の)作品ばかり観ています。毎年、(この時期は)2ヶ月ぐらいずっとアカデミー賞のことばっかり考えています」と語る。
作品は「3、4回観ています」とのことで、「1回目はまずパンフレットを読んで、大体の概要をつかんで観るんです。2回目に観ると、『ここであの人横切ってる』とか、『あの人実はここでちょっと映ってたんだ』というのがわかって、さっき見えてなかったことが見えてきたりするんですよね。それを踏まえて3回目観て、あとはもう何回でも観る」と研究を重ねているという。
多数の番組に出演する羽鳥の司会としてのあり方は「出過ぎず引き過ぎず」。これは羽鳥と同じく日本テレビ系「ズームイン!!」シリーズの司会を務めていた徳光和夫から「一番大事」だと言われたことだそう。
「自分が前面に出ない。出過ぎちゃうと邪魔ですけど、引き過ぎちゃうと『あなたじゃなくてもいいでしょ?』という、絶妙なバランスが非常に難しくて。『それはどうすればいいんですか?』って徳光さんに聞いたら、『経験で得るしかないから、なかなか教えるのは難しい』(と言われ)、『そうだよな』と思いました。徳光さんを見ていたら、確かに出過ぎず・引き過ぎずだなと思うので、すごい人です。最終の目標は徳光さんです」と語る。
そのような「出過ぎず引き過ぎず」の中で、多彩な俳優が登壇するこの授賞式については「最近の俳優さんはサービス精神や盛り上げようという気持ちが強い方が多い印象なんですけど、(司会を)始めた当初は本当に職人というか、『芝居に命をかけてます』という印象の方もいらっしゃったので、そういう方から言葉を引き出すためにアナウンサーが何をできるかと思ったら、やっぱり観るしかない。何か言われても、『はい、あそこのあれですよね』と全部反応できるように、何度も観る」と改めて準備の大切さに触れた。
■自身の映画出演時に感じた現場のこだわり
そんな羽鳥は、自身もアナウンサー役などで映画出演歴が多数。所属事務所の公式ホームページには17作品の名前がある。「17作品、全部足して多分7分ぐらいです(笑)」というが、その現場での映画に関する“すごさ”を感じた体験についても聞いた。
「照明の方のこだわり、カメラの方のこだわり。ワンカットやるのに何時間もかけている。でもスクリーンで見ると、本当にもう何秒の世界じゃないですか」と現場の“すごさ”に触れた羽鳥。「『ALWAYS 三丁目の夕日』の現場では、自動車屋の引き出しの中に、昭和当時の小物が入っていたんです。その引き出しは(撮影では)開けないんですよ。『なぜ(小物を)入れてるんですか?』って聞いたら、『雰囲気です』。すごいなと思いました。そういう細かいこだわりを持ったプロが集まって作っているのが映画なんだと感じました」と振り返る。
授賞式では、俳優のみならず製作陣への表彰も行われる。地上波での放送は俳優への表彰の様子が中心だが、製作陣の表彰への様子など地上波での未公開映像を加えた模様も日テレプラス(CS放送)で放送される。羽鳥は「そちらも見てほしいです」と一押し。こちらは日テレプラスで3月21日土曜の夜7時より放送される。
また、授賞式の会場・グランドプリンスホテル新高輪には一般募集の観覧者も集う。普段のテレビ番組ではスタジオでの司会という点を踏まえ「何千人いるところだと緊張しちゃう」としながらも、「(コロナ禍で)無観客の時があったんです。(その後)半分お客さんが入るようになって、フルで入るようになって…というのを見ているので、いっぱいの方がいるとちょっと緊張はしつつ、『あぁ良かったな』と感じますね。(観覧席では)本当に映画が好きな方が目をキラキラさせながらご覧になっているので、全体のテンションが上がります」と語った。
最後に改めて授賞式の見どころをフリップに書いてもらうと「司会」と記し、河合が司会を務める点に改めて言及した羽鳥。「演技をしている時よりはちょっと素に近い河合さんが見られるかもしれないと楽しみにしていただきたいですし、私も楽しみです」と語った。
その河合と共に司会を務める羽鳥も、入念な準備を重ねている様子が窺えた今回の取材。授賞式では壇上でどんな言葉を引き出していくのか、その司会進行にも注目だ。
(取材・文/アーバン・タカト)
※取材の模様は、9日放送の『ライターズ!』(日本テレビ系/深2:00)でもご覧いただけます。
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