
歌舞伎俳優の中村勘九郎さん、中村七之助さん、中村鶴松さんらが来月の歌舞伎座公演で「猿若祭二月大歌舞伎」を上演することになり、取材会に出席しました。
【写真を見る】【 中村勘九郎 】二月大歌舞伎は映画『国宝』の演目も「『国宝』のものをやったもん勝ち(笑)」 中村鶴松は初代舞鶴を襲名へ
「猿若祭」は初代猿若(中村)勘三郎が、約130年前に江戸で初めて歌舞伎興行を創始したことを記念して始まったとのこと。本興行は、3年連続・7度目の開催です。
例年、売り上げが低迷しがちだという「二月と八月(にっぱち)」を自分たちの手で盛り上げていきたいと、近年は毎年恒例になっていた「猿若祭」。勘九郎さんは〝僕たちだけではなく色んな方々にご出演いただいて盛り上げていただくお陰で、やはりお客様が熱というものを感じ取ってくださって。(ここ数年は)本当にたくさんのお客さんに入っていただきました〟と、近年の反響に手ごたえを感じていると笑顔で話しました。
今回の目玉のひとつとなるのが、昼の部で上演される『積恋雪関扉(つもるこいゆきのせきのと)』。去年の大ヒット映画『国宝』の劇中でも取り上げられていた演目です。
去年の猿若祭では、大河ドラマ『べらぼう』が放送されるタイミングで、蔦屋重三郎を主人公にした青春群像劇『きらら浮世伝』を演目の一つに入れるなど、社会の動きに合わせ「このタイミングでやるしかない」と、上演内容のひとつとして選択していました。今回も「国宝」ブームが続くこのタイミングでの演目の選択に、勘九郎さんは〝まぁね「国宝」のものをやったもん勝ちみたいなところあるかもしれないですけど(笑)〟と話し、笑わせる場面も。
続けて〝せっかく「国宝」効果で初めて見に来られるお客様も大変多いので。やっている自分自身も(客の反応が)とても新鮮〟と、この1年での客層の変化についても触れ、〝新しいお客様が入って歌舞伎の魅力というものを感じ取ってくださるというのをひしひしと感じているので、チャンスなのでね。いい演目ですし、大役ですので、七之助と、襲名したばかりの八代目・尾上菊五郎さんが出てくださいますので、3人で力を合わせていいものにしたい〟と、歌舞伎ブームを「チャンス」と捉え、ブームだけでは終わらせないという意気込みを感じさせました。
また、本興行では、十八世中村勘三郎さんに見出され、一般家庭から歌舞伎の世界に入り活躍する中村鶴松さんが初代・中村舞鶴を襲名します。
一部SNSでは「リアル喜久雄」とも呼ばれることもある鶴松さんですが〝(「国宝」の主人公)喜久雄も部屋子でございますし、その点に関しては一緒ではございますが、意識することはないです〟と話しながらも〝(今回の二月歌舞伎で)一人で「雨乞狐」という舞踊を躍らせていただくということは、部屋子という立場からしたらあり得ないこと〟ときりりと引き締まった表情。〝二人の兄、そして勘三郎の父が作り上げてくれたものをしっかり守りながら歌舞伎座で一般家庭の部屋子出身の私が主役で4~50分踊り続けられることを感謝しながら勤めたい〟と熱を込めて話しました。
【担当:芸能情報ステーション】
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