
俳優の屋比久知奈さん、唯月ふうかさん、演出の元吉庸泰さんが14日、川崎市内で行われた新作ミュージカル「白爪草」の稽古場を公開。その後、囲み取材に応じました。
【写真を見る】【 唯月ふうか・屋比久知奈 】 「本当の双子になっちゃった(笑)」 2人ミュージカル『白爪草』で双子役に挑戦 唯月さんは『SPY×FAMILY』との両立にも笑顔 「家に帰ってきたみたい」
本作は屋比久さんと唯月さん演じる双子の姉妹・蒼と紅が花屋の裏にある小さな作業部屋で繰り広げる、「心理劇」×「サスペンス」×「音楽」が融合した、新感覚のミュージカル。来年1月8日からSUPERNOVA KAWASAKIで上演されます。
登場人物は、屋比久さんと唯月さんのたった2人。
屋比久さんは“2人きりでの舞台は初めてで、どう進んでいくのか、それに加えて完全オリジナルの新作舞台をつくっていくのが、どうなるのかなという不安があったが、「いいねこれも」って新しいものをみんなで作っているんだなというのを感じながら稽古できている環境がありがたい。頭のなかはウニョウニョしているんですが(笑)、ようやく楽しさが感じられるようになってきたなって。残り1か月、まだまだ追及していきたい”と稽古の出来栄えに胸を張りました。
本作の見どころは、劇中に巻き起こるという4回の大どんでん返し。
さらに、360度を客席に囲まれ、観客との距離が近く、演者の息遣いまで伝わるほどの新しい形での公演に唯月さんは“怖いです…(笑)”とポツリ。
屋比久さんも“気が抜けないよね。(通常は)オフというまではいかないけど、お客様が前にいて、ここ(後ろ)は見てないっていうところで多少鼻水拭ったりとか(笑)唾を飲む、とかそういう隙が大抵はあるんですけど、今回は無いので。そこも含めて皆さんに見てもらって…”というと、唯月さんも頷きながら“舞台上で鼻噛むかもしれない(笑)”と話し、会場の笑いを誘いました。
双子の姉妹を演じる2人は、2019年に別の作品で出会い、お互いを「ふうか」「ともちゃん」と呼び合う仲の良さ。
屋比久さんは“私は本当にふうかのことを信頼している状態でこの現場に来れたのは、この作品としても役柄としてもありがたかったですし、稽古場でも仲を詰めていく作業が要らなかった。”とにっこり。
唯月さんも、“(稽古前の)ウォーミングアップで、絵で物を伝えるゲームをやるんですけど、私たちがペアで組むと、どんどん私たちの答える速さがあがっていって。「本当に血が繋がってる…本当に双子だ…」って思う場面がいっぱいある”と稽古中のエピソードを語りました。
さらに、“稽古から帰るときに、お互いが「気を付けて帰ってね」「風邪引かないでね」っていう言葉を同時に発したときは「これは本当の繋がりだ…」って思って(笑)双子になっちゃいました(笑)”と、まるで本当の双子のようなシンクロを喜びました。
また、現在、本作の稽古と、ミュージカル『SPY×FAMILY』の本番公演とで多忙を極める唯月さん。
気持ちの切り替えが大変では?と記者に問われると、“移動したり体力面は少し大変な部分はあるが、(「白爪草」カンパニーが)毎回「行ってらっしゃいませ!」「お帰りなさいませ!」って皆さんがやってくださるので(笑)家に帰ってきたみたいな感覚なんです。弱音というか自分で悩んでいることや疲れたなとかあまり現場に発しないようにしているタイプなんですが、皆さんがやさしくて、温かい空気感なので。そういう言葉をポロっと言ったりしても受け入れてくれるから、本当に癒されるしリフレッシュできる現場。いまは両立出来ている状態です”と笑顔で語りました。
【担当:芸能情報ステーション】
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