エンタメ
2025-12-06 14:10
ディズニー・アニメーションの人気シリーズ『ズートピア』。2016年公開の前作から9年、劇場映画最新作『ズートピア2』が5日より日本で公開された。 初日の興行収入は4億1223万円、動員27万8185人を記録し、ディズニー&ピクサーのアニメーション映画史上歴代1位を達成。『アナと雪の女王2』『トイ・ストーリー4』『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を抜き、洋画アニメーションとしても初日興行収入の新記録を樹立する華々しいスタートとなった(※金曜日初日対比)。
【動画】『ズートピア2』日本版予告
誰もが“何にでもなれる”理想郷〈ズートピア〉で、ウサギ初の警察官となったウジュディと、元詐欺師で正式に警察官となったキツネのニックは、100年ぶりに姿を現した“ヘビ”の影を追いながら、街の誕生に隠された“最大の秘密”へと踏み込んでいく。
だが、今回の物語を大きく揺さぶるのは、事件ではなく──ニックの心境の変化だ。皮肉と笑みの奥に本音を隠してきた彼が、少しずつ自分の感情と向き合い、言葉にしていく姿が大きなテーマとして描かれる。
本作の公開直前、監督ジャレド・ブッシュとプロデューサーのイヴェット・メリノに、オンラインでインタビューを行った。
――今回の映画の中盤から終盤にかけて、ニックが自分の感情を言葉にする場面が増えますね。これは作品のテーマにも深く関わると感じました。
【ジャレド・ブッシュ監督】この映画はまさに、ニックとジュディが“より深いレベルで互いを理解し、パートナーになっていく物語”なんです。
ニックはとてもガードが堅く、本来は感情を語りたがらないタイプ。しかしパートナーシップは、一方が心を閉ざしたままでは成立しません。物語の中で、彼は“ジュディを失うかもしれない”状況に追い込まれます。その恐怖が、初めて心の壁を崩すきっかけになるんです。
ニックのキャラクターアークは非常に大きく、どの段階で本音を語るのか、丁寧に積み上げました。最終的に感情を伝える瞬間が“必然性を持って心に響く”よう、演出とせりふのバランスは慎重に調整しました。
――ニックは世界中でで「イケメンすぎる」と大人気ですね。最初から“カッコよく描く”意図はあったのでしょうか?
【イヴェット・メリノ プロデューサー】私たちもニックが大好きなんです(笑)。ジュディとの関係を軸にキャラクターを見ていますが、今回はタキシード姿で登場させることができてとても楽しかったですね。普段とは違う一面が見えますし、“キツネとしてとてもハンサム”という魅力もより強調できたと思います。
――前作の成功を受けての続編ですが、続編制作で最も重要な点は何だと思いますか?
【ジャレド・ブッシュ監督】続編は本当に難しいんです。特に“バディもの”は。1作目は“2人が出会う物語”なので、続編では「その後どうする?」という課題が必ず生まれます。
そこで私たちは、ニックとジュディの関係をより深く描くことを最優先にしました。もちろん、新しい場所への冒険や驚きも大切ですが、ズートピアの核はこの2人のパートナーシップ。だからこそ、その絆の深まりを丁寧に描くことに力を注ぎました。
――現実世界では大きな変化がありますが、それらは続編の描写に影響しましたか?
【ジャレド・ブッシュ監督】ディズニーの長編アニメは制作に約5年かかります。私たちは前作の後に『ミラベルと魔法だらけの家』を作り、さらに5年をかけて本作を完成させました。
ズートピアが特別なのは、“人間社会を映す鏡である”という点です。扱うテーマは、今だけでなく5年前、10年前、20年前にも当てはまる“普遍的な人間性”に根ざしています。「変わる世界」ではなく「変わらない人間性」を描く。そして、観客には「違いがあるからこそ強くなれる」という視点を持ち帰ってほしいですね。
――日本のファンへメッセージはありますか?
【ジャレド・ブッシュ監督】日本のファンには特別な思いがあります。ニックとジュディと一緒に、また新しい旅へ出てください。今回はとてもワイルドな場所にも行きますよ!
【イヴェット・メリノ プロデューサー】700人以上のスタッフが情熱を注いだ作品です。日本の皆さんに観ていただけることを、本当に楽しみにしています。
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誰もが“何にでもなれる”理想郷〈ズートピア〉で、ウサギ初の警察官となったウジュディと、元詐欺師で正式に警察官となったキツネのニックは、100年ぶりに姿を現した“ヘビ”の影を追いながら、街の誕生に隠された“最大の秘密”へと踏み込んでいく。
だが、今回の物語を大きく揺さぶるのは、事件ではなく──ニックの心境の変化だ。皮肉と笑みの奥に本音を隠してきた彼が、少しずつ自分の感情と向き合い、言葉にしていく姿が大きなテーマとして描かれる。
本作の公開直前、監督ジャレド・ブッシュとプロデューサーのイヴェット・メリノに、オンラインでインタビューを行った。
――今回の映画の中盤から終盤にかけて、ニックが自分の感情を言葉にする場面が増えますね。これは作品のテーマにも深く関わると感じました。
【ジャレド・ブッシュ監督】この映画はまさに、ニックとジュディが“より深いレベルで互いを理解し、パートナーになっていく物語”なんです。
ニックはとてもガードが堅く、本来は感情を語りたがらないタイプ。しかしパートナーシップは、一方が心を閉ざしたままでは成立しません。物語の中で、彼は“ジュディを失うかもしれない”状況に追い込まれます。その恐怖が、初めて心の壁を崩すきっかけになるんです。
ニックのキャラクターアークは非常に大きく、どの段階で本音を語るのか、丁寧に積み上げました。最終的に感情を伝える瞬間が“必然性を持って心に響く”よう、演出とせりふのバランスは慎重に調整しました。
――ニックは世界中でで「イケメンすぎる」と大人気ですね。最初から“カッコよく描く”意図はあったのでしょうか?
【イヴェット・メリノ プロデューサー】私たちもニックが大好きなんです(笑)。ジュディとの関係を軸にキャラクターを見ていますが、今回はタキシード姿で登場させることができてとても楽しかったですね。普段とは違う一面が見えますし、“キツネとしてとてもハンサム”という魅力もより強調できたと思います。
――前作の成功を受けての続編ですが、続編制作で最も重要な点は何だと思いますか?
【ジャレド・ブッシュ監督】続編は本当に難しいんです。特に“バディもの”は。1作目は“2人が出会う物語”なので、続編では「その後どうする?」という課題が必ず生まれます。
そこで私たちは、ニックとジュディの関係をより深く描くことを最優先にしました。もちろん、新しい場所への冒険や驚きも大切ですが、ズートピアの核はこの2人のパートナーシップ。だからこそ、その絆の深まりを丁寧に描くことに力を注ぎました。
――現実世界では大きな変化がありますが、それらは続編の描写に影響しましたか?
【ジャレド・ブッシュ監督】ディズニーの長編アニメは制作に約5年かかります。私たちは前作の後に『ミラベルと魔法だらけの家』を作り、さらに5年をかけて本作を完成させました。
ズートピアが特別なのは、“人間社会を映す鏡である”という点です。扱うテーマは、今だけでなく5年前、10年前、20年前にも当てはまる“普遍的な人間性”に根ざしています。「変わる世界」ではなく「変わらない人間性」を描く。そして、観客には「違いがあるからこそ強くなれる」という視点を持ち帰ってほしいですね。
――日本のファンへメッセージはありますか?
【ジャレド・ブッシュ監督】日本のファンには特別な思いがあります。ニックとジュディと一緒に、また新しい旅へ出てください。今回はとてもワイルドな場所にも行きますよ!
【イヴェット・メリノ プロデューサー】700人以上のスタッフが情熱を注いだ作品です。日本の皆さんに観ていただけることを、本当に楽しみにしています。
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