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市川團十郎、昔の自分は「イキっていた」 ぼたん&新之助の成長にしみじみ

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2025-11-22 12:19
市川團十郎、昔の自分は「イキっていた」 ぼたん&新之助の成長にしみじみ
令和8年1月新橋演舞場公演『初春大歌舞伎』取材会に参加した(左から)市川新之助、市川團十郎、市川ぼたん (C)ORICON NewS inc.
 市川團十郎(47)、市川ぼたん(14)、市川新之助(12)が22日、都内で令和8(2026)年1月新橋演舞場公演『初春大歌舞伎』の取材会を開いた。

【写真】大きく成長した市川ぼたん&市川新之助

 やんちゃだった10代のころの映像がテレビ番組で放送されたばかり。そんな中で今、10代の自身の子供をどう見ているか、という質問が。團十郎は「私よりかはしっかりしてるんじゃないですかね。私はイキっていたんで。トガっていた、というんですかね」としみじみ。「倅たちの時代は時代が伴っているのか、非常にいい意味でバランスの取れた人間が多いな、と。芸術を育む上で、それが本当にいいのかどうかは、わかりません。けれども、今の時代にはバランス型の人間が増えていくのがこの日本という環境。コンプライアンスといろいろあるじゃないですか。そういうものを乗り越えていくには、こういう人種たちが増えて、歌舞伎を共に押し上げていく、という雰囲気をすごく感じます」と実感を語る。

 「我々の場合は比較的スタンドプレーで頑張っていた時代なのかなと思います」とするが「これから彼ら10代、20代の人たちは輪となって歌舞伎を盛り上げていくのかもしれないな、なんて微笑ましく見ております」と團十郎は目尻を下げる。そして「この間、テレビを見てくださったらわかるでしょうけど、7歳の時の私のやる気のない、やらされている感がある『外郎売』と、9歳で私の代役やった時の彼の瞳の奥の熱量は見れば一目瞭然の差がございますので。そういうところは、すくすくと私は邪魔せずに育てていきたいなと思いました」と話していた。会見中、團十郎を見つめ続けた新之助。「ずっと視線を感じます」とした團十郎は理由を問うと、新之助は「特に見る場所がない…」とストレートな理由を口にして笑わせた。

 新橋演舞場では、来年1月3日~27日に、『初春大歌舞伎』を昼夜二部制で開催。昼の部は、ユーモラスなご祝儀舞踊『操り三番叟』から始まり、歌舞伎十八番『鳴神』、そして戦乱の世の無常が胸を打つ時代物の名作『熊谷陣屋』では、團十郎が10年ぶりに源氏の武将・熊谷次郎直実を勤める。昼の部の切には、團十郎が柿色の裃にまさかり髷姿で初春のごあいさつをする『口上』。市川團十郎家に伝わる「にらみ」を見ると、その一年は邪気を払うといわれており、新年に相応しい一幕となる。夜の部では、新之助が初役で主人公の曽我五郎を勤める歌舞伎十八番『矢の根』。河竹黙阿弥作、八代目團十郎によって初演され、受け継がれてきた市川團十郎家所縁の名作『児雷也豪傑譚話』では、團十郎が児雷也実は尾形弘行を初役で勤め、ぼたんが草刈娘実は弘行妹深雪姫役で出演。続いて、新歌舞伎十八番のひとつとして知られる歌舞伎舞踊の大曲『春興鏡獅子』にて、小姓弥生後に獅子の精に團十郎、胡蝶の精にぼたん、新之助という配役で、親子三人の競演が実現。年明けを飾るにふさわしい豪華で雅やかな演目となっている。

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