E START

E START トップページ > エンタメ > ニュース > 元阪神タイガース・横田慎太郎さん、脳腫瘍と闘った人生を追ったドキュメンタリーが放送【奇跡のバックホーム】

元阪神タイガース・横田慎太郎さん、脳腫瘍と闘った人生を追ったドキュメンタリーが放送【奇跡のバックホーム】

エンタメ
2025-11-09 06:30
元阪神タイガース・横田慎太郎さん、脳腫瘍と闘った人生を追ったドキュメンタリーが放送【奇跡のバックホーム】
テレビ朝日特別番組『奇跡のバックホーム』(C)テレビ朝日
 テレビ朝日系では、9日午後1時55分から特別番組『奇跡のバックホーム』を放送する。

【写真】病院での姿も…脳腫瘍と闘った横田慎太郎さん

 2025年、圧倒的な力でリーグ優勝を成し遂げた阪神タイガース。輝かしい歴史を刻むなかで、このチームには、背番号24・横田慎太郎さんの訃報という、決して忘れることのできない出来事が2年前にあった。2013年にドラフト2位指名で阪神に入団した横田さんは、21歳で脳腫瘍を発症28歳の若さで生涯を閉じるまで家族とともに闘い続けたが、その人生の軌跡を描いたノンフィクションが『栄光のバックホーム』(28日公開)として映画化されることになった。

 同番組では、その映画公開に先駆け、横田さんが走り抜けた28年の軌跡を貴重映像とともにたどる感動のドキュメンタリーを放送。両親の新たな証言や、チームメイトの秘話、そして“奇跡のバックホーム”に込められた真実が明かされる。

 横田さんは2016年に1軍デビューを果たし、プロ初ヒットを記録。攻守ともに優れ、将来を期待された若き逸材だったが、2017年、脳腫瘍という思いもよらぬ病に襲われる。家族やチームメイトの支えで臨んだ闘病生活、そして壮絶なリハビリ。すべては、「もう一度グラウンドに戻る」ために。

 『奇跡のバックホーム』では、ドラフトやキャンプ、デビュー戦でのプロ初ヒットなど現役時代のプレーをはじめ、病魔との闘いや懸命なリハビリの様子を、貴重な映像やチームメイトや関係者の証言で振り返る。

 さらに、永遠の別れから2年が経った今、息子・慎太郎さんへの想いがあふれる両親への独占インタビューも実施。誰からも愛された横田慎太郎さん魂の物語を届ける。

■1096日ぶりの公式戦出場で見せたのは、今もなお語り継がれる“奇跡のバックホーム”

 18時間にも及ぶ脳腫瘍の手術で一命は取り留めたものの、横田さんを待っていたのは厳しい闘病生活だった。それでも横田さんは「苦しいことはいっぱいあったが、リハビリ中までずっと下を見てやっても意味がないので、ずっとずっと強い気持ちで励んでいました」と現役復帰を目指し続けた。治療によって体重が13キロも落ち、髪の毛が大量に抜け落ちるなど壮絶なリハビリ生活でも、決して弱音を吐かなかった横田さん。

 しかし視力の低下など、野球を続けることは困難で…2019年に引退を決意。1096日ぶりの公式戦出場となった引退試合では、まだ視力の戻っていない横田さんがセンターから渾身のノーバウンド送球。この名プレーは、“奇跡のバックホーム”と称され、語り継がれることとなった。

 球場に集まった多くのファン、チームメイト、そして家族が見守る中、涙ながらに「最後にまさかこんな素晴らしいことが起こるとは…。必死に練習している姿を神様は見ていると思いました」と語った横田さん。こうして、多くの人々に支えられて横田の6年間のプロ野球人生は幕を閉じた。

■「治療をやめる」…横田さんの決断に「慎太郎が決めなさい」と背中押した家族の深い愛

 6年間のプロ野球人生を終え、故郷の鹿児島に戻った横田さんだが、今度は脊髄に腫瘍が見つかり、2度目の闘病生活へ。退院後、「自分が元気になって、みんなを助けよう」「少しでも苦しい思いをされている人の力になりたい」と、新たな目標を見つけた横田さんは、自身の経験を伝える講演活動に尽力する。

 「絶対に治ると信じて生活しています」と、常に前を向いて歩き続けた横田さん。そんな中、脳腫瘍が再発し、横田さんは「治療をやめてやりたいことがある」と母に告げる。「慎太郎の人生だから、慎太郎が決めなさい」番組では横田さんの揺るぎない決意を後押しした家族の深い愛にも迫る。

■2023年、リーグ優勝を果たした歓喜の瞬間…中心には背番号24のユニフォームが

 2023年7月、横田さんは脳腫瘍のため神戸市内の病院で逝去。同年、岡田彰布監督率いる阪神タイガースは、18年ぶり6度目のセ・リーグ優勝を果たした。優勝を決める試合の9回表。横田さんと同期入団の岩崎優投手が入場曲に選んだのが、横田さんが闘病中に心の支えにしていた、ゆずの「栄光の架橋」。「ここに横田がいるんだぞ」という岩崎の想いを知るファンたちの大合唱は選手たちの背中を強く押した。同じく同期の梅野隆太郎選手も「24番は一緒にいるものだと思って、一緒に喜びを分かち合う」と、背番号24・横田のユニフォームを手に岩崎投手を見守った。そして、胴上げの瞬間には24番のユニフォームも一緒に空高く舞い…まさにチーム一丸となって優勝をかみしめた。

 番組では、横田さん両親への独占インタビューも実施。息子・慎太郎への想いを語る両親の目の前である奇跡が。さらに「ヨコの分まで」と、社会人野球で現役を続ける元阪神タイガース・北條史也選手の想いにも迫る。

関連記事


【写真】身体を寄せあい…大谷翔平&真美子さん(3枚目)
【画像】カーネーションを手に…「母の日」広告に出演した大谷翔平
【写真】「小さく見える!」“絵になる”大谷翔平の2ショット
【写真複数】ボーダーの服がかわいい!夢中になっておもちゃで遊ぶデコピン
投手復帰は大谷翔平が“自ら”提案?ロバーツ監督「『試合で投げてもいいかも』と大谷が言った」

ページの先頭へ