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2025-10-17 09:34

世界歴代興行収入1位『アバター』(2009年)と3位『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(22年)を手がけたジェームズ・キャメロン監督。その最新作『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』が、12月19日に日米同時公開される。これに先立ち、シリーズの壮大な制作の裏側を描く2部構成のドキュメンタリー『炎と水―メイキング・オブ・アバター』が、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」の「スター」で11月7日から独占配信されることが決定した。
【動画】『アバター』シリーズによる史上最も壮大な戦い
『アバター』シリーズは、神秘の惑星パンドラを舞台に、先住民ナヴィと侵略を狙う人類との戦いを描いてきた。前作『ウェイ・オブ・ウォーター』では、主人公ジェイク(サム・ワーシントン)とネイティリ(ゾーイ・サルダナ)の家族が海の民とともに戦い、愛する者のために犠牲を払う物語が展開された。最新作『ファイヤー・アンド・アッシュ』では、同じナヴィでありながらパンドラを憎むアッシュ族のヴァラン(演:ウーナ・チャップリン)が人類と手を組み、パンドラ全土を巻き込む壮絶な決戦が描かれる。
今回のドキュメンタリーでは、最新作を含むシリーズ制作の舞台裏に迫り、実際の撮影現場や俳優陣の生の演技、そして最新技術を駆使した映像表現がどのように生まれたのかを紹介。
解禁された予告編では、カリフォルニア州マンハッタンビーチやサンペドロ、シャスタ湖をはじめ、ハワイ、ニュージーランド、フランス・チャンネル諸島など、世界各地での大規模ロケの様子も映し出されている。
冒頭、監督のジェームズ・キャメロンは「“アバター”はテクノロジーを活用する。だが作り手は才能豊かな人たちだ。すべての表現や感情の動きを捉えて、世界に命を吹き込む」と語り、俳優たちの“生の演技”、そしてスタッフたちのたゆまぬ努力が、“究極の映像体験”“本当の感動”を生むと強調する。
ネイティリ役のゾーイ・サルダナは「役者がいなければ、パンドラにあるのは景色だけ」と述べ、サム・ワーシントンも「どのシーンも演技に基づく、すべてが本物だ」とコメント。シリーズの根幹にある“実演と感情”へのこだわりを示した。
また、昨年逝去した名プロデューサー、ジョン・ランドー氏も映像に登場。キャメロン作品を支えてきた盟友が「演技をキャプチャーしデジタル化する、それを水中でも行いたい。役者はパンドラに似た環境で演技できる」と語る場面も収められている。
海中シーンの撮影では、約68万ガロン(約257万リットル)もの巨大水槽が建設され、俳優たちはフリーダイビングなどの訓練を経て実際に水中演技に挑戦。キリ役のシガーニー・ウィーバーは「キャメロンから“3~4分は息を止めて”と言われた」と振り返り、“海の部族”のひとり、ロナルを演じるケイト・ウィンスレットは7分15秒の潜水を達成し喜ぶ姿とともに、「体力も集中力も要るけど、すばらしい経験だった」と振り返った。
ドキュメンタリーのラストでキャメロン監督は「山ほどの問題を乗り越えた」と制作の過酷さを語りつつも、確固たる自信をにじませる。12月19日の公開を控え、世界中で再び“パンドラ熱”が高まっている。
■「アバター」シリーズとは?
2154年―滅亡間近の地球、人類存続の最後の希望は、神秘の星パンドラ。
貴重な鉱物資源を採掘するため、人類はパンドラの先住民族ナヴィと人間のDNAを組み合わせた肉体〈アバター〉を開発。戦地で両足を負傷し、生きる希望を見失っていた元海兵隊のジェイク・サリー(演:サム・ワーシントン)は、亡くなった兄に代わり〈アバター〉となってナヴィに接触。彼らの生き方に共鳴したジェイクは、ナヴィの女性ネイティリ(演:ゾーイ・サルダナ)と恋に落ち、生きる希望を取り戻していく。ジェイクとネイティリは家族を築き、キリ(演:シガーニー・ウィーバー)やロアク(演:ブリテン・ダルトン)ら子どもたちと平和に暮らしていた。しかし、クオリッチ(演:スティーヴン・ラング)率いる人類がパンドラに現れたことで神聖な森を追われてしまう。ジェイクたちはその先で出会った“海の部族”と共闘し、あまりにも大きな犠牲を伴いながら、人類を退けることに成功。しかし、再び到来する人類による侵略、そして“アッシュ族”の脅威が降りかかる…。
【動画】「アバター」シリーズ2作品振り返り特別映像
【動画】『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』初解禁映像
『アバター』最新作、7・25から劇場限定で予告編先行上映 “灰の部族”が新たな火種に
【写真】初解禁された新作『アバター』のコンセプトアート!
【画像】プレゼンテーションを行うジェームズ・キャメロン監督
【動画】『アバター』シリーズによる史上最も壮大な戦い
『アバター』シリーズは、神秘の惑星パンドラを舞台に、先住民ナヴィと侵略を狙う人類との戦いを描いてきた。前作『ウェイ・オブ・ウォーター』では、主人公ジェイク(サム・ワーシントン)とネイティリ(ゾーイ・サルダナ)の家族が海の民とともに戦い、愛する者のために犠牲を払う物語が展開された。最新作『ファイヤー・アンド・アッシュ』では、同じナヴィでありながらパンドラを憎むアッシュ族のヴァラン(演:ウーナ・チャップリン)が人類と手を組み、パンドラ全土を巻き込む壮絶な決戦が描かれる。
今回のドキュメンタリーでは、最新作を含むシリーズ制作の舞台裏に迫り、実際の撮影現場や俳優陣の生の演技、そして最新技術を駆使した映像表現がどのように生まれたのかを紹介。
解禁された予告編では、カリフォルニア州マンハッタンビーチやサンペドロ、シャスタ湖をはじめ、ハワイ、ニュージーランド、フランス・チャンネル諸島など、世界各地での大規模ロケの様子も映し出されている。
冒頭、監督のジェームズ・キャメロンは「“アバター”はテクノロジーを活用する。だが作り手は才能豊かな人たちだ。すべての表現や感情の動きを捉えて、世界に命を吹き込む」と語り、俳優たちの“生の演技”、そしてスタッフたちのたゆまぬ努力が、“究極の映像体験”“本当の感動”を生むと強調する。
ネイティリ役のゾーイ・サルダナは「役者がいなければ、パンドラにあるのは景色だけ」と述べ、サム・ワーシントンも「どのシーンも演技に基づく、すべてが本物だ」とコメント。シリーズの根幹にある“実演と感情”へのこだわりを示した。
また、昨年逝去した名プロデューサー、ジョン・ランドー氏も映像に登場。キャメロン作品を支えてきた盟友が「演技をキャプチャーしデジタル化する、それを水中でも行いたい。役者はパンドラに似た環境で演技できる」と語る場面も収められている。
海中シーンの撮影では、約68万ガロン(約257万リットル)もの巨大水槽が建設され、俳優たちはフリーダイビングなどの訓練を経て実際に水中演技に挑戦。キリ役のシガーニー・ウィーバーは「キャメロンから“3~4分は息を止めて”と言われた」と振り返り、“海の部族”のひとり、ロナルを演じるケイト・ウィンスレットは7分15秒の潜水を達成し喜ぶ姿とともに、「体力も集中力も要るけど、すばらしい経験だった」と振り返った。
ドキュメンタリーのラストでキャメロン監督は「山ほどの問題を乗り越えた」と制作の過酷さを語りつつも、確固たる自信をにじませる。12月19日の公開を控え、世界中で再び“パンドラ熱”が高まっている。
■「アバター」シリーズとは?
2154年―滅亡間近の地球、人類存続の最後の希望は、神秘の星パンドラ。
貴重な鉱物資源を採掘するため、人類はパンドラの先住民族ナヴィと人間のDNAを組み合わせた肉体〈アバター〉を開発。戦地で両足を負傷し、生きる希望を見失っていた元海兵隊のジェイク・サリー(演:サム・ワーシントン)は、亡くなった兄に代わり〈アバター〉となってナヴィに接触。彼らの生き方に共鳴したジェイクは、ナヴィの女性ネイティリ(演:ゾーイ・サルダナ)と恋に落ち、生きる希望を取り戻していく。ジェイクとネイティリは家族を築き、キリ(演:シガーニー・ウィーバー)やロアク(演:ブリテン・ダルトン)ら子どもたちと平和に暮らしていた。しかし、クオリッチ(演:スティーヴン・ラング)率いる人類がパンドラに現れたことで神聖な森を追われてしまう。ジェイクたちはその先で出会った“海の部族”と共闘し、あまりにも大きな犠牲を伴いながら、人類を退けることに成功。しかし、再び到来する人類による侵略、そして“アッシュ族”の脅威が降りかかる…。
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