エンタメ
2025-10-10 10:40

作家・永井紗耶子の時代小説を俳優の柄本佑主演、渡辺謙共演で映画化した『木挽町のあだ討ち』(2026年2月27日公開)の初の本編映像となる特報が公開された。
【動画】『木挽町のあだ討ち』特報映像
原作は、芝居小屋を舞台に人間の情と機微を描きながら、緻密な構成で“時代劇×ミステリー”の新境地を切り開いたとして高い評価を受けた。『このミステリーがすごい!2024年版』国内編や『ミステリが読みたい!2024年版』にもランクイン。2025年には歌舞伎舞台化も実現し、満員御礼のうちに千秋楽を迎えた話題作だ。
映画版の主演を務めるのは、『きみの鳥はうたえる』(2018年)などで数々の映画賞を受賞し、繊細かつ深みのある演技で観客を魅了してきた柄本。今回演じるのは、仇討ち事件の裏に隠された真実を追う田舎侍・加瀬総一郎。どこかとぼけた愛嬌を持ちながらも、鋭い観察眼で事件の謎を解き明かしていく姿は、“江戸のコロンボ”とも言える存在だ。
共演の渡辺は、芝居小屋〈森田座〉の立作者(=江戸時代の歌舞伎における、企画から脚本執筆の総指揮を執る人物)であり、仇討ちの裏で暗躍する黒幕・篠田金治を演じる。重厚さと妖しさをあわせ持つ演技で、物語に深みを与える。
監督・脚本は、『グレースの履歴』で第42回向田邦子賞をはじめ数々のドラマ賞を受賞し、『スローな武士にしてくれ~京都撮影所ラプソディー~』(19年/NHK BS)、『忠臣蔵狂詩曲No.5 中村仲蔵 出世階段』(21年/NHK BS)など画期的な時代劇ドラマで高い評価を得ている源孝志。巧みな脚本構成と映像美で、江戸の人間模様を鮮やかに描き出す。
解禁となった特報映像は、江戸時代の芝居小屋近くで起きた美しい若衆による仇討ちから始まる。雪が舞う中、「一年半前、そこで仇討ちがあったとか」と語る総一郎(柄本)のせりふに続き、真紅の着物をまとい傘を差して佇む人物の後ろ姿、そして白装束の男が返り血を浴びて生首を掲げる衝撃的なカットが映し出される。
そこから典雅な音楽が乗ると、柄本演じる加瀬総一郎と、渡辺演じる篠田金治による、仇討ちの真相を巡る濃密な掛け合いがテンポよく展開される。「有り得ないんです」「だまされてくれていりゃよかったのに…」などの意味深なせりふとともに、飄々としながらも真相究明に向け鋭い眼差しを見せる加瀬と、真相を隠そうと画策する篠田の不敵な高笑いが印象深く映し出される。
本作で初共演となる柄本と渡辺。熟練の演技派同士が繰り広げる緊迫感あふれる演技の応酬は、時代劇に新たな風を吹き込むものとなりそうだ。特報映像の解禁を皮切りに、今後の追加キャスト発表やストーリー続報にも注目が集まる。
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本作で初共演となる柄本と渡辺。熟練の演技派同士が繰り広げる緊迫感あふれる演技の応酬は、時代劇に新たな風を吹き込むものとなりそうだ。特報映像の解禁を皮切りに、今後の追加キャスト発表やストーリー続報にも注目が集まる。
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