28日、原発不明がんのため亡くなった、森永卓郎さん。
一夜明けたきょう、長男の森永康平さんが、レギュラーでコメンテーターをつとめる、ラジオ番組に出演し、その思いを語りました。
番組冒頭、司会者から「今考えて、心に響いたお父さんの一言とかありますか?」と尋ねられた、森永康平さんは「なんか、あんまり覚えてないですけどね。ただ『仕事の姿勢』っていうか、『とりあえず、つらくても、やれ』っていうスタンスはやっぱり大事だと思ったんで。今日もね、『別に(ラジオ番組に)出なくていい』って(スタッフから)言って頂いたんですけども、『そういうわけに行かないよな』という感じでね。」と、語りました。
続けて、司会者から「お父さんと交わした言葉で、直近で覚えてらっしゃる言葉っていうのありますか?」と聞かれた、森永康平さんは「日曜日に、なんか本当に『虫の知らせ』って言ったら、あれなんですけど、元々(実家に)帰る予定なかったんですけど、なんか『帰った方が良いかな』と思って。日曜日(26日)、実は帰って会ってて。でもなんか、つらそうにしてるし、薬飲んで寝てたんで。多少は会話したんですけど、まあ、ずっと居ても治るもんでもないし、僕も仕事だったんで『じゃあ、帰るね』って言って、(父から)『ありがとうね』って言われたのが、一応ちゃんとした会話でいうと最後かなっていう。だから最後の言葉としては、なんか結構いい言葉だったのかなと思いますけどね。」と、語りました。
更に、番組のラストでは、1月27日に、森永卓郎さんが、最後に生出演したラジオ番組での様子について触れ、森永康平さんは「(番組を)聴いてた方はわかると思うんですが、やっぱりちょっと声がね。明らかに今までとは『ちょっと違う』っていうか。それでも、月曜日は無理やり声出せたんで、こんなことになるとは正直そんな思ってなかったのはあるんですけどね。ただ家族としては、覚悟を決めてた部分もあるんで。『こうなる』って、『このタイミングで』、っていうのもの予想もしてなかったですけれども」と、話しました。
続けて、森永康平さんは「ただ変な話、ちょっと最後の方は、痛かったり苦しかったりっていうのがあったんで。言い方、すごい変かもしれないけど、結果的に痛かったり苦しかったりする期間が、そんなに長くなかったっていう観点からは、良かったっていうのは変だけども、そう思いますね。これは第三者が言ったら、不謹慎なんだろうけど、家族だから言って問題ないと思いますが。やっぱ『痛い』とか『苦しい』のって見てる側もつらいし、それ以上は本人もつらいと思うんで、結果的にその期間が、短かったのが良かったのかなと思いますよね。」と、心境を明かしました。
これを受けて、司会者が「そんなつらい中、そしてお疲れの中、一睡もされていないというお話の中で、今日もいつも通りにコメンテーターをつとめてくださって、誠にありがとうございました。」「それもお父さん、お父さんも最後までね」と話すと、森永康平さんは。「そうですね。それが『プロ根性』かなっていう気がしますからね。」と、力強く返答。
最後に、司会者が「(父・森永卓郎さんに)今どんな言葉をかけて差し上げたいですか?」と尋ねると、森永康平さんは「やっぱ、『働く姿を見てもらいたいな』っていう気がしますね。」と、その思いを語っていました。
【担当:芸能情報ステーション】
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