実態のない副業を紹介し、それを始めるための料金として男性からおよそ100万円相当の暗号資産をだまし取ったとして、特殊詐欺グループの男女22人が逮捕されました。グループは少なくとも全国のおよそ3000人から13億円ほどをだまし取ったとみられています。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、東京・港区の職業不詳・岸本守恭容疑者(47)ら男女22人です。
岸本容疑者らは今年9月、20代の男性に対し、副業を始めるための料金を払えば高額の収入が得られるとうそを言って、あわせて97万5000円相当の暗号資産をだまし取った疑いがもたれています。
警視庁によりますと、岸本容疑者らは、グループが運営している副業紹介のサイトやLINEの広告を見て連絡をしてきた利用者に対し、出会い系サイトのサクラやLINEでスタンプを送るだけという実態のない仕事を紹介し、「月30万から100万円稼げる」「初心者でも稼げる」と言って勧誘していました。
そのうえで、副業を始めるためには、数十万から1千万円のプランの購入が必要だと話して、暗号資産や現金を振り込ませていたということです。
グループが拠点にしていた東京・新宿区のビルからは、パソコン40台、スマートフォン50台が押収されていて、警視庁はこのグループが少なくとも全国のおよそ3000人から13億円ほどをだまし取ったとみて調べています。
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