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3連休は全国的に“警報級”大雨のおそれも 9月なのに39.2℃…終わらない暑さ、秋の訪れはいつ?【Nスタ解説】

総合
2024-09-20 22:06

9月終盤に差し掛かかりましたが、真夏のような暑さと大雨が続いています。20日、静岡市では39℃を超える記録的な暑さになり、秋田県では線状降水帯が発生しました。


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静岡で39.2℃ 9月の観測史上最高に

気象予報士 森田正光さん:
きょうは我々も経験したことがないような暑さでした。


9月20日午後5時00分時点の最高気温は東京は33.9℃です。北側は30℃以下ですが、西側のほとんどは30℃以上、場所によっては35℃以上の猛暑日となりました。


日比麻音子キャスター:
全国の猛暑日(35℃以上)は、914地点中143地点でした。最高気温は静岡県静岡市駿河区の39.2℃で、9月の観測史上最高となりました。


福岡県太宰府市では35.0℃で、62日目の猛暑日で、国内年間最多記録の更新となります。


南波雅俊キャスター:
7月、8月に何度も見た光景を9月にも見る…あのころのニュースを思い出します。


「真夏と同じような気圧配置」 空気が暑さで膨張

日比キャスター:
なぜこんなに暑いのでしょうか。


気象予報士 森田正光さん:
夏の猛暑をもたらすのは、「チベット高気圧」と「太平洋高気圧」の重ね合わせですが、これが現在も起きています。真夏と同じような気圧配置だということです。


気候変動も若干あるかもしれませんが、大気全体を包み込む空気が暑さで膨張しています。膨らんでいると、多少の寒気が入ってきてもまたすぐに膨らみますので、真夏をやり直すような、シーソーみたいな状況です。


日比キャスター:
いまや「地球沸騰化」状態ですが、その影響が出ているということですね。


気象予報士 森田正光さん:
少なくとも、今までないような秋を経験していると思います。


日比キャスター:
以前は涼しくなると「夏が終わって寂しい」と思っていましたが、今年は「まだ終わらないのか」という感じがしますね。


産婦人科医 宋美玄さん:
暑い日が続いて、蚊があまり出ていないように感じます。


陽は短くなっているので、朝の出勤時はアスファルトが温まっていませんが、昼になると厳しさを感じますよね。


22日までは大雨のおそれ 23日には“秋の空気”か

日比キャスター:
3連休の天気を見ても、まだまだ暑そうですね。


気象予報士 森田正光さん:
どこまで上がるか分かりませんが、少なくとも記録的な高温がまだ続きそうですね。


秋雨前線が降りてくるところに、台風14号の湿った空気が入り込みます。東北、北陸、中国地方では、100~150ミリくらい降る予想で、大雨の心配もあるという状況です。


日比キャスター:
秋を全く感じなくても「秋雨前線」と呼ぶんですか?


気象予報士 森田正光さん:
9月、10月、11月が気象の世界では秋なので秋に長雨をもたらす前線は「秋雨前線」とされますが、感覚は違いますね。


22日(日)の予想図は低気圧がありますし、いずれにしても、前線に近いところでは激しい雨になるおそれがあります。


日比キャスター:
最近の雨は、一気に降って交通にも影響が出ます。外出の場合には事前に様々なパターンを考えておきたいですね。


産婦人科医 宋美玄さん:
連休の中日なので外出を計画している方も多いと思います。集中して降って、アンダーパスが水浸しになるなどが発生した場合、交通渋滞も起こりそうですよね。


気象予報士 森田正光さん:
まだ夏だと考えた方がいいかもしれません。夏は集中豪雨が起こりやすい時期でもあります。


22日(日)になると秋雨前線が下がってきます。前線の北側には大陸の空気が入ってきますので、前線が全て南に下がると涼しい空気が入ってきて、多少暑さが和らぐかもしれません。その前段階の22日くらいまでは雨のおそれがあります。


23日(月)になると、秋雨前線は明らかに下がるので、日本列島には秋の空気があるということになります。


ただ、秋の空気とはいえ気温が高いかもしれません。


秋の訪れ 森田正光さん「10月10日」予想

日比キャスター:
秋はいつなのか、気象予報士の皆さんに聞きました。


【秋の訪れ 予報士の予想】
・広瀬駿さん 10月中旬
・國本未華さん 10月下旬
・森田正光さん 10月10日


気象予報士 森田正光さん:
「分からない」が本当なのですが、平年時には大体10月10日くらいに秋が来ます。こういうときは、「平年並みをとるほうがいい」と若いころに教わったので、10月10日としました。


産婦人科医 宋美玄さん:
農作物や魚などが高くなったり、物価も高いままです。食卓にも影響があるので、秋が来てほしいですよね。


南波キャスター:
何を着ていいのかも迷います。この間、秋物の服を買いましたが、長袖がまだ着られないので、季節が進んだら着たいです。


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<プロフィール>
気象予報士 森田正光さん
1950年名古屋市生まれ
(財)日本気象協会に入り、1978年ごろからテレビで天気解説
1992年にウェザーマップ設立

宋美玄さん
産婦人科医2児の母
女性の健康などのテーマを発信


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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