備蓄米の放出が発表後も、業者間でのコメの取引価格が上昇し続けています。農水省が発表したコメの「相対取引価格」は6か月連続で過去最高値を更新しました。
コメの取引価格の代表的な指標となっている「相対取引価格」について、農林水産省はさきほど、最新のデータを発表しました。
およそ1年前は1万5000円前後で推移していましたが、今年2月は2万6485円とおよそ1.7倍になりました。6か月連続で過去最高値を更新しています。
備蓄米の放出が発表された後も価格は下落しておらず、凶作で「平成の米騒動」が起きた1993年産の平均価格を大きく超えています。業者間でコメの品薄感が強まっていることが要因とみられます。
こうした中、農水省は備蓄米の2回目の入札を来週26日から行うと発表。初回の入札で落札されなかった分を含めた7万トンが対象です。
先週行われた入札ではおよそ14万トンが落札され、きのうから業者への引き渡しが始まりましたが、どこまで価格下落につながるかは不透明で、農水省は今後、効果が現れなければさらに備蓄米を放出する考えです。
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