
ミルフィーユのように具材を何層にも“重ねるグルメ”人気が、チェーン店からスーパー、さらにはレシピ本にまで広がっています。
【実際の写真をみる】「ショートケーキちらし サーモンいくら」「ドリームプリティミルフィーユ」「レイヤーチーズケーキ」など 人気の“重ねる”グルメ
デパ地下で大ヒット「ミルフィーユ海鮮丼」
「見た目がビビッと来た」(男性客)
「たくさん具材が入っているので食べていて飽きない」(男性客)
東京駅直結の『大丸東京店』で大人気なのが、具材とご飯が何層にも重ねられた「ドリームプリティミルフィーユ」(創作鮨処タキモト/1695円)。
上にはイクラ、カニ、アワビ、エビ、ネギトロなど豪華な海鮮が盛られ、下の層には高菜、サーモン、なんとガリまで!
透明パックに入っているので、カラフルな色合いも映え「見た目に美しく食べて美味しい」と話題になり、1日で700食売れたこともあるといいます。
THE TIME,マーケティング部 西堀文:
「イクラがプッチプチで、カニが甘くて、ひと口食べるごとに新しい食感が生まれる。もうこれは宝石箱ですね」
「重ね」で見た目も味わいも華やか
同じ寿司でも、鮮魚店の『魚の北辰』(全国41店舗)で人気となっているのが、“ケーキ寿司”
「ショートケーキちらし サーモンいくら」(1/8カット・798円)は、スポンジに見立てた酢飯に、刻んだキュウリやエビ、かんぴょうなどがサンドされ、上にはイチゴに見立てたサーモンやイクラなど新鮮な魚介をデコレート。(※店舗により品揃えが異なります)
さらに、回転寿司チェーンの『スシロー』では“重ねるサラダ”を販売。(※2024年10月~)
小ぶりのパフェカップに、オニオン⇒レタス⇒トマト⇒エビ2尾を重ねた「えびのカルパッチョ風サラダパフェ」(250円~※店舗により価格が異なります)は、見た目も味わいも華やかな一品です。
サラダも瓶入りケーキも「重ね」
スーパーの『東武ストア』で目を引くのは、レタスや紫キャベツなど色とりどりの野菜が層になり、その上にローストビーフやサーモンなどが乗った「ミルフィーユサラダ」。
また、東京・神奈川を中心に展開するオーガニック・スーパー『Bio c’ Bon(ビオセボン)』では、瓶に入った「レイヤーチーズケーキ」(seed/594円)を販売。
チーズクリーム+そぼろ状のクランブルクッキー+しっとり焼き上げたスポンジが何層にも重なり、ひと口で色々な食感と味わいを楽しめます。(※店舗により品揃えが異なります)
重ねて煮ると「野菜の甘み」マシマシ
「お料理も、重ねて煮るだけでぐんと美味しくなる」と話すのは、野菜ソムリエのさやさん。
見映え重視の「重ねる」ではなく、効率と味を重視した「重ねる」レシピを考案し、著書「野菜ソムリエさやが教える 超かんたん! 重ねて煮るだけレシピ」(飛鳥新社・2月26日発売)は、Amazonの簡単レシピカテゴリーで1位を獲得するなど話題になっています。(※1月21日予約開始時)
例えば、「重ねて鍋に入れたら、ほったらかしでできる」という【こくうまキーマカレー】
材料(3~4人分)は、
▼エリンギ:1本
▼ピーマン:1個
▼玉ねぎ:1/2個
▼にんじん:1/2本
▼合い挽き肉(豚ひき肉でもOK):300g
★水:100cc
★カレールウ: 2人分~
〔1〕野菜をすべて粗みじん切りに
〔2〕鍋に野菜を入れる前に「鍋底に塩を振る」
⇒「この塩は味付けではなく、煮込んでいる間に野菜から水分が出るのを助ける」(さやさん)とのことなので、量は少しでOK
〔3〕野菜を「水分の多い順」に入れる
⇒「下に水分の多い野菜、その上に根菜類を重ねるとじっくり加熱されて甘く美味しくなる」(さやさん)ので、エリンギ⇒ピーマン⇒玉ねぎ⇒にんじんの順に重ねる
〔4〕野菜の上に、挽き肉を塊のままのせる。冷凍肉なら解凍せずそのままでOK〔5〕水を加え弱火で15分ほど煮込み、最後にカレールウを加えたら完成
本当に、重ねて煮るだけ!ですが、ひと口食べた西堀文部員からは「甘い!」と驚きの声。そのワケは…
野菜ソムリエ さやさん:
「重ねて煮たことで野菜の甘みがたっぷり出ているので、ルウの辛さより甘く感じる」
鶏肉まるごと「重ねて」ホロホロ
【えのきと鶏ももの肉じゃが】も重ねて煮るだけ。
材料(3~4人分)は、
▼えのき:1/2株
▼じゃがいも:2個
▼玉ねぎ:1個
▼にんじん:1/2本
▼鶏もも肉:1枚
★水:100cc
★醤油:大さじ2と1/2
★みりん:大さじ2
〔1〕野菜をひと口大にカット
〔2〕塩を振った鍋に、えのき⇒じゃがいも⇒玉ねぎ⇒にんじんの順に重ねる
〔3〕野菜の上に、鶏もも肉を「切らずにそのまま」重ねる
〔4〕水を入れ、弱火で25分
〔5〕調味料を入れてさらに煮込んだら完成
西堀部員:
「鶏肉もホロホロ!自然の甘みでこれだけ甘くなるんだ」
お店でも家でも楽しめる“重ねる”グルメ、まだまだ広がりそうです。
(THE TIME,2025年3月5日放送より)
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