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電気代にスタバも…2月も値上げラッシュ続く 家電や“新生活セール”など今がお得なものは?【Nスタ解説】

経済
2025-02-03 20:43

2月に入りましたが、今月も値上げラッシュが止まりません。崎陽軒のシウマイ弁当もついに1000円の壁を突破し、1070円に。家計をどう守ればいいのでしょうか。


【写真を見る】クリーム盛りすぎ!プレミアムロールケーキ 総重量UPの「でからあげクン」 ローソンの「盛りすぎチャレンジ」


値上げラッシュの中 コンビニ「47%増量」開始

ローソン商品本部 梅田貴之本部長補佐
「過去最大となる31品目、史上最大のラインナップです」


コンビニ大手のローソンが、3日から始める「盛りすぎチャレンジ」。価格は据え置きで、重量や具材などを約47%増量した商品を順次販売するキャンペーンで、今回が4回目となります。

人気のプレミアムロールケーキはこんもり山盛りクリームに、海鮮かき揚げ弁当もかき揚げが1個増量。そして、からあげクンは粒が大きい「でからあげクン」に。


ローソン商品本部 梅田貴之本部長補佐
「やはりお得というところと、わくわく感というところをぜひお届けしたい」


このお得なキャンペーンを続ける背景にあるのは、この春も続く物価高です。

民間の調査会社「帝国データバンク」によりますと、2025年2月の食品の値上げは1656品目。平均の値上げ率は14%になり、この値上げラッシュは3月以降も続く見込みだということです。値上げは70年以上愛される名物弁当にも。


崎陽軒「シウマイ弁当」も2月から値上げ

“日本一売れる駅弁”ともいわれる崎陽軒のシウマイ弁当。2月から120円値上がりし、1070円になりました。


崎陽軒 広報・マーケティング部 山本茜さん
「1000円の大台を超えてしまうので、横浜市民の皆様を中心に反響があるのかなと考えている」


シュウマイの材料となる豚肉は、2022年と比べておよそ9%値上がり。隠し味のホタテの貝柱は約7%値上がりしています。さらに、シウマイ弁当のこだわり・俵型のご飯。お米は72%も値上がりしています。

これまでと変わらない味を届けるための苦渋の値上げだといいます。


崎陽軒 広報・マーケティング部 山本茜さん
「崎陽軒はこれまでと変わらない内容を続けて提供していきますので、ご愛顧いただければと思います」


値上げの波…スーパーにも 卵1パック237円→291円に

値上げの波はスーパーにも。

横浜市にあるスーパーセルシオ和田町店。1月16日の卵1パックの価格は税込237円でしたが、2月3日の価格は税込291円。



「前はこの値段じゃなかったのにと思って、二度見するというか、あれ?って思うことはよくあります」


そのほかにも、パスタやパスタソースなどの加工食品、お菓子類の多くも2月から値上げになったといいます。


スーパーセルシオ和田町店 食品担当 久保田浩二さん
「ページ数で今月は4枚の値上げリストになりました。2月からはちょっと値上げするメーカーさんもやっぱり増えてきたという印象」


そこで、お店側も少しでも安く売るために…


スーパーセルシオ和田町店 食品担当 久保田浩二さん
「安売りできるように商品を仕入れして、事前に準備をしています」


安いときにできるだけたくさんの特売用の商品を仕入れているのだといいます。

2025年は、2024年以上の値上げラッシュの春となる見込みで、家計を守るために更なる工夫が求められそうです。


2月の食品の値上げ1656品目に 値上げラッシュの春

良原安美キャスター:
帝国データバンクによると、2月の食品値上げは1656品目(平均値上げ率14%)に上っています。冷凍食品やチルド麺製品など加工食品(589品目)、たれなどの調味料(357品目)、カップゼリー・シリアルなどの菓子(329品目)となっています。

2025年は2024年以上の値上げラッシュの春になりそうです。

現状のペースが続いた場合、4月にも累計1万品目を突破すると見込まれていて、年間では1.5万から2万品目に到達する可能性もあり、2024年の1万2520品目を大幅に上回りそうです。

原材料費・包装資材費・物流費・人件費などの恒常的な上昇が避けられない情勢にあることが理由だということです。


電気代 10社中8社で値上げに スタバは立地別価格導入へ

良原キャスター:
2月使用分の電気料金に関して、東京電力では前月比44円値上げの8218円。全国的にみても、10社中8社が値上げするという発表がありました。


また、スターバックスも全国の3割の店舗で値上げが発表されています。

立地別価格が導入され、全国約1900店舗のうち約600店舗で、店舗の立地に応じて商品の価格を変えるといいます。東京23区・大阪市内の一部・空港などが当てはまります。

2月15日から、都心の一部の店舗ではドリップコーヒー(トールサイズ)が現在の420円から440円となるなど、平均4%の値上げになるといいます。残る7割の店舗は、現行価格を維持するそうです。

豆乳への変更はプラス50円~55円かかりますが、それは無料になるそうで、少しお得な部分もあるようです。


ホラン千秋キャスター:
価格が安くなる要素はないので、値上げに苦しめられる部分はありますね。


産婦人科医 宋美玄さん:
お米や野菜もそうですが、今はすべての経費が上がっていますね。背景には円安もあるでしょうし、どの業界も同じような状況なのでしょう。

もちろん必要なものは値上げしてほしいですが、値上げが働いてる人に還元できているのでしょうか。


家電購入は2月が狙い目

良原キャスター:
値上げの2月ということですが、逆に2月にやっておくとお得なこともご紹介します。


節約アドバイザーも丸山晴美さんによると、▼年末年始の出費で消費が落ちやすい、▼寒いので出足が良くないことから、お店としても「2月、3月の決算までに在庫を減らして売上をあげたい」という思いがあるといいます。


今がお得なものとしては、春夏物との入れ替えが近い電気毛布などの季節商品がおすすめだということです。

さらにお得に購入するには、新生活セールなどに合わせてまとめ買いをしたり、価格比較サイトで調べて、最安値を提示して交渉することで、安く購入できる可能性もあるそうです。


ホランキャスター:
ちょうど買い換えるタイミングの人にはとてもいいですね。


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<プロフィール>
宋美玄さん
産婦人科医 2児の母
女性の健康などのテーマを発信


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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