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“友好ムード”演出・米中首脳会談 習主席は台湾問題で“揺さぶり”も…「中国は同盟国」トランプ氏異例のスピーチ 習主席は日米同盟関係に「くさび」【サンデーモーニング】

海外
2026-09-27 13:59

3日間にわたった中国・習近平国家主席のアメリカ訪問。トランプ大統領は異例の厚遇で習主席を迎えましたが、その背景には中間選挙を控え、得点を稼ぎたいトランプ氏の思惑が透けて見えました。


【写真で見る】トランプ氏「中国は同盟国」 “友好モード” 米中首脳会談の様子


米中首脳“友好ムード”演出 アメリカ国鳥「ハクトウワシ」の像を習主席に進呈

ワシントン郊外の空軍基地に敷かれた約30メートルの赤じゅうたん。

そこに現れたのは、中国の習近平国家主席。トランプ大統領が自ら出迎えます。


アメリカの大統領が空港などで外国の首脳を出迎えるのは、ケネディ大統領がイギリスの首相を迎えて以来、実に64年ぶり。(フィナンシャル・タイムズより)


さらに、晩さん会でも...


アメリカ トランプ大統領
「ハクトウワシはアメリカの国の象徴であり、自由で高らかに舞い上がるアメリカの精神の象徴でもある」


トランプ氏は、アメリカの国鳥であるハクトウワシの像を習主席に進呈。


習主席も「アメリカに貸与すると発表していたパンダ2頭が、近くアトランタ動物園に到着する」と表明。


お互いが友好ムードを演出する中、トランプ氏は中間選挙を見据え、成果が欲しいところ。最終日には...


トランプ大統領(25日)
「我々は大きな進歩をとげた、著しい進展があった。アメリカの農家はとても喜ぶだろう。前向きなことがたくさん起きている」


アメリカ政府は25日、関税引き下げの合意を発表。農産物含む300億ドル(約4.7兆円)規模の品目について、互いに関税を引き下げるとしています。


習主席からは「台湾問題」で揺さぶりも

一方、今回の3日間の滞在中に、習主席からトランプ氏を揺さぶるかのような発言も。


24日、中国国営の新華社通信によると、会談で習主席は「アメリカ側が台湾独立に反対するという正しい立場を堅持し、台湾問題を慎重に処理することを期待する」と述べたといいます。


トランプ氏は...


──台湾の話はしたか?

トランプ大統領

「素晴らしい会談だった」


こう記者を煙に巻きました。


習主席の発言の意図を、現代中国政治に詳しい学習院大学の江藤名保子教授は...


学習院大学 江藤名保子教授
「中国側から、明確に台独(台湾独立)に対する反対。『わかりました』とは、おそらく(米国は)言えない。けれども、トランプ氏が非常に融和的なムードを作らないと成果になりにくい状況になっている。中国はその足元をみるような形で使える言葉のギリギリのラインを攻めてきている」


「中国は同盟国」 中国との関係についてトランプ氏が驚くべき発言 

そもそもアメリカは台湾独立を「支持しない」という立場。


習主席の発言の後、アメリカ側はパデュー駐中国大使が25日、テレビCNBCの番組で台湾問題について、「我々は立場を変えるつもりはない」と強調しています。


習主席の発言が波紋を広げる中、トランプ氏は24日、米中首脳会談前のスピーチで、中国との関係について驚くべき発言をしました。


トランプ大統領(24日)
「第二次世界大戦では、私たちは同盟国にまでなった。第二次世界大戦で共に成し遂げた偉業に目を向けよう」


ただ第二次世界大戦当時、アメリカと協力関係にあったのは蒋介石率いる「中華民国」であり、アメリカの大統領が中国を「同盟国」と呼ぶのは異例のことです。


すると習主席は、その後の晩さん会で日本を引き合いに出し...


中国 習近平国家主席
「(戦時中)両国の国民は肩を並べて戦い、日本軍国主義の侵略者に立ち向かった」


習主席は、「血と火によって鍛え上げられた友情は、必ずや世代を超えて継承されていく」とアメリカとの結束をアピール。日本とアメリカの同盟関係に“くさび”を打ち込もうとしたのです。


アメリカが中国に“融和的な姿勢” 今後日本への影響は

米中首脳会談に先立ちトランプ氏と会談した高市総理。中国への対応で、アメリカと足並みを揃えたかったところですが、アメリカが中国に“融和的”ともみえる姿勢を取ったことについて、江藤名保子教授は中国の思惑をこう解説します。


学習院大学 江藤名保子教授
「中国は『日本という国は非常に危険な国だ』とストーリーを作り上げて、世界に説明している。アメリカに完全に同じストーリーを飲ませることは難しいと理解しているとは思うが、トランプ氏にはある程度影響を与えることができるかもしれないと。今までのアメリカが、外交・政治として大事にしてきた枠組みに(トランプ氏は)こだわらないところがあるので、ここで何らかの枠組みをかえることができれば、それは中国にとっての利益になる」


高市総理は26日の夜、トランプ氏と電話で会談。「米中首脳会談について詳細に説明があった」といいます。


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