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トランプ政権、イランには“経済的孤立”作り出す新たな制裁を発表…同盟国カナダとは“報復関税”の応酬【news23】

海外
2026-08-26 13:55

「アメリカかイランか…決断の時だ」トランプ政権がイランとの取引を続ける全ての国などに、大規模制裁の発動を発表。イランの選択肢を“根絶やし”に、経済的な孤立をつくる狙いです。


【写真を見る】首を絞められているようなトランプ大統領が描かれた“反米看板”


イランを“孤立化” アメリカが制裁拡大 国際社会に踏み絵も

アメリカとイランの軍事衝突が始まって半年。

出口が見えない中、アメリカが次なる一手として打ち出したのが、「新たな経済制裁」です。


ベッセント財務長官(24日)
「我々の目的はイランが孤立するまで、あらゆる経済的な生命線を断ち切ること」


アメリカの狙いは、イランの“選択肢を根絶やし”にし、“経済的な孤立”を作り出すことです。


具体的には今後、デジタル資産や航空、海運などの5つの分野でイランとの取引をした国を二次制裁の対象にするとしています。


ベッセント財務長官
「世界のリーダーたちは決断の時だ。繁栄か孤立か、平和か恐怖か、アメリカかイランか」


制裁はすべての国や組織が対象だとして、「アメリカか、イランか」、各国に踏み絵を迫る強硬姿勢を見せています。

ただ、新たな制裁がどこまでイランを追い詰めることになるのかは不透明です。


イラン外務省の報道官は、「経済テロを正当化しようとしている」と非難。

イランは制裁に対抗するため、あらゆる措置を講じているとした上で、イランへの攻撃に加担する国や勢力には「代償を払わせる」と警告しています。


「カナダはもう いらない」関税めぐり…アメリカとカナダの報復合戦

激しさを増す国際社会への“圧力合戦”。さらにアメリカは圧力の矛先を、同盟国であるカナダにも向けています。


トランプ大統領(24日・SNS)
「貿易においても、その他の面においても、カナダは世界で最も扱いにくい国の一つ。カナダはもう いらない」


こんな怒りの一文とともにトランプ大統領が表明したのは、カナダへの関税引き上げです。


カナダから輸入する自動車や自動車部品への関税を、25%から50%に引き上げるとしています。

両国の間では先週、貿易交渉が決裂。

22日にアメリカが、カナダ産の乳製品やワインなど、500以上の品目に50%の追加関税を課すと発表すると、カナダも報復関税を発表していました。


カナダ カーニー首相(22日)
「カナダは労働者や農家、企業を守るため、アメリカによる新関税と同額の対抗措置を実施する」


今回の自動車関税の引き上げは、アメリカ側がさらなる報復を表明した格好で、「報復の応酬」が続いています。


また、トランプ大統領はSNSで、アメリカとカナダの国境にまたがる、オンタリオ湖について、「アメリカ湖」への名称変更を検討していると表明。


貿易摩擦をめぐる対立はエスカレートする一方です。


トランプ氏 隣国カナダにも高関税 英国から見た“強硬姿勢”

藤森祥平キャスター:
トランプ大統領はこれまでも世界各国に対して、「関税をかける」という、強硬な姿勢を見せてきました。イギリスの暮らしで何か変化を感じますか。


ライター ブレイディみかこさん:
イギリスは元々インフレ率が非常に高い。そして物価上昇に賃金上昇率が追いつかず、その結果、生活費危機や、貧困の広がりが問題となっています。

そんな中、トランプ大統領による関税や、ホルムズ海峡の件も加わり、「物価が高いのにまた上がるんじゃないか」と、トランプ大統領が何か言うたびに右往左往している感じです。だからみんな迷惑していますね。「もう、またか」って感じで。

トランプ大統領は、隣国のカナダにも高い関税を課すなど、多くの国を敵に回していますよね。


藤森キャスター:
11月の中間選挙に向けて、ますますそのような力を強めるのではないかという見方もあります。


ライター ブレイディみかこさん:
ポピュリズムは敵を想定して、それを叩きながら支持者の溜飲を下げさせるようなところがありますよね。

トランプ大統領は、中間選挙まではもう少しマイルド路線でいくのかなと思っていたら、相変わらずポピュリズムで敵を作っては叩いている感じです。ただ、それは統治とは違います。


敵を作るのはポピュリズムで、政権を取るまではそれでいいかもしれませんが…

トランプ大統領は、元々ディールをする人だったのに、制裁だらけでディールになっていない。アメリカの方々も先行きに不安を感じているのではないでしょうか。


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<プロフィール>

ブレイディみかこさん
ライター
1996年から英国在住
100万部ベストセラー著書も
新著「それはどこでも起こり得る 壊れゆく世界への抵抗」


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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