シリアの裁判所は、アサド前大統領に対し内戦中の戦争犯罪や人道に対する罪に関与したとして、本人不在のまま死刑判決を言い渡しました。
シリアの首都ダマスカスの裁判所は11日、長年、独裁体制を敷いていたアサド前大統領について、「国家機関を利用して戦争犯罪や人道に対する罪を犯した」と指摘し、死刑判決を言い渡しました。
また、アサド氏の弟で、軍の精鋭部隊を率いていたマーヘル・アサド氏や、当時の政権幹部らあわせて9人にも死刑判決が言い渡されました。
しかし、アサド氏と弟のマーヘル氏は政権崩壊後にロシアへ逃れ、政治亡命が認められていて、シリアの新政権はロシア側に身柄の引き渡しを求めていますが、ロシア側はこれに否定的で、刑の執行は困難とみられます。
一方、人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは、公正な裁判が保障されていないとして、死刑判決に反対する立場を示しています。
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