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米AI企業アンソロピックが上場申請…早ければ秋に上場の可能性 「NISA」資産運用にも影響か【news23】

海外
2026-06-03 19:22

AI「クロード」を手がけるアメリカのアンソロピックが上場に向けた申請を発表しました。企業価値は、日本の国家予算を超える160兆円規模になるともみられています。世界の投資マネーの動きが変わることで、「NISA」など私たちの資産運用にも影響を及ぼす可能性があります。


【写真で見る】相次ぐ巨大テック企業の上場予定


AI企業による大型上場申請に市場の大きな関心

ニューヨークでは、AI企業による大型上場申請が市場の大きな関心を集めています。


男性
「AIには未来があるから、株価は上がり続けるでしょう」


女性
「バブルの可能性はあるが、(AIは)間違いなく世界を変えつつある」


アンソロピックは6月1日、アメリカ証券取引委員会にIPO=新規株式公開を申請したと発表しました。

アメリカメディアによると、時期については、早ければ秋にも上場が可能になるということです。


アンソロピックが発表の企業価値 評価額は約154兆円

CEOのダリオ・アモデイ氏は、AIの世界的な企業のトップや各国首脳が参加する国際会議にも出席しました。


アンソロピック ダリオ・アモデイCEO
「AIは、ここ10年で飛躍的な進歩を遂げてきた」

財務情報などの詳細はまだ非公表ですが、アンソロピックが5月28日に発表した企業価値の評価額は、9650億ドル=約154兆円。上場時には、1兆ドルを超えるとみられています。


アンソロピックは、ブラウザに潜む抜け穴を見つける能力などが高い新型AI「クロード・ミュトス」などを開発。企業向けの事業が急拡大しています。


アンソロピックCEO「日本企業と新たな価値を生み出す」

アモデイ氏は2025年10月、来日した際に高市総理と面会。高市総理は、アンソロピックが持つ技術に期待を示しました。


アンソロピック ダリオ・アモデイCEO
「日本企業と新たな価値を生み出す。政府と連携し、AIを責任をもって迅速に発展させる」

上場で調達する資金は、データセンターなどAIインフラの拡充や安全性の研究に充てるとみられています。


テック業界をめぐっては、イーロン・マスク氏が率いるスペースXがナスダック市場への上場を表明。オープンAIも近く上場申請する見通しです。

巨大な上場が相次ぐことになります。


「なぜ日本でこういう企業が出てこないか…」

藤森祥平キャスター:
巨大テック企業の上場予定が相次いでいます。

▼アンソロピック
目標時価総額:約160兆円
上場時期:秋ごろ

▼スペースX
目標時価総額:約287兆円
上場時期:6月中(ロイターより)

▼オープンAI
目標時価総額:約160兆円
上場時期:秋ごろ

「アンソロピック」「スペースX」「オープンAI」いずれも目標の時価総額が、いまの「トヨタ」の時価総額約45兆円の3倍以上であるということです。


小説家 真山仁さん:
資本主義がこれだけ盛んで、アメリカはその先端にいるので、こういう元気な企業が上場して、より大きなお金をどんどん集めてくるというのは健全なことです。

こうした企業が、よほど違法なことをしなければ、「おかしい」という言葉は出てきません。むしろ問題なのは、なぜ日本でこういう企業が出てこないかです。

(アメリカの巨大テック企業と比べるときに)例えば、「トヨタ」を比較相手にしなきゃいけないのはだめですね。全然関係のないジャンルですから。

だからやはり根本的に日本で産業化するときに、もっと自分たちで頑張って、磨いて、どこにも負けない技術で上場して、これだけの額を稼ごうという文化が重要で、政府が応援しない方がいいんです。


「巨大テック企業の新規株式公開が続くと市場が熱狂しやすい」

小川彩佳キャスター:
ニッセイ基礎研究所のチーフ株式ストラテジスト・井出真吾さんは、「巨大テック企業のIPO(新規株式公開)が続くと市場が熱狂しやすい。AIバブルになるかもしれない」と話しています。過熱感があるとすれば、これも冷静に見なければいけないですね。


小説家 真山仁さん:
バブルになると思います。そういう意味では、NISAで若い人たちも投資をしようと言っていますが、株の投資は貯金ではなくリスクがあります。

バブルが起きることもあるので、この熱狂のときはあまり株に詳しくない人は、本当は距離を置くべきではないかと私は思います。

ただ貯金してもお金は貯まりませんし、給料は安いし、気持ちは分かりますが…。

藤森祥平キャスター:
まずは今こういう現状であることをしっかり把握することですね。


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<プロフィール>
真山仁さん
小説家
防衛費倍増で揺れる政権を描いた「アラート」
最新作は「ウイルス」


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