「2週間か3週間でイランから去るだろう」。そう述べたトランプ大統領は、日本時間の2日午前10時から、国民に向けた演説を行う予定です。原油価格の高騰による影響は私たちの生活にも暗い影をおとしていますが、戦闘終結へ向けた動きは加速するのでしょうか。
飛行機を前に新入社員らが手にしているのは、それぞれが抱負を記した紙飛行機です。
「テイクオフ」
恒例の入社式を行ったJALグループ。社長は、航空業界を取り巻く厳しい現状をふまえ、こうエールを送りました。
日本航空 鳥取三津子 社長
「燃油高や社会の急変、これは一見すると障壁です。しかし、ご存知の通り、飛行機は向かい風があるからこそ、飛び上がることができます」
原油価格が高騰する中、日本航空と全日空は、国際線の「燃油サーチャージ」を最大で2倍ほどに引き上げる見通しです。
日本発のヨーロッパやアメリカなどを結ぶ路線では、全日空が2万3100円高い5万5000円。日本航空が2万1000円高い5万円になる見通しです。
アメリカとイスラエルによるイランへの攻撃は、いっこうに収まっていません。そのたびに街は破壊され、人々は日常を失っています。
戦闘終結に向けた協議について、連日のようにほのめかしてきたアメリカのトランプ大統領ですが、きょう記者団の前で…。
アメリカ トランプ大統領
「2~3週間以内にはイランを去るだろう。我々がいる理由がない」
戦闘開始から1か月。近く作戦は終了するとの見通しを示しました。そのうえで、軍事作戦の目標は今後もイランが核兵器を持てないようにすることで、「その目標は達成された」と主張しました。
アメリカ トランプ大統領
「イランが交渉のテーブルに着くなら、それは良いことだが、彼らが来るかどうかは問題ではない」
もはやイランとの協議を望んでいるというよりも、一刻も早い幕引きを図ろうとしているようにも見えます。
そしてトランプ大統領は、日本時間2日の午前10時からアメリカ国民向けに演説を行う予定です。演説では「イランに関する重要な最新情報を伝える」ということです。
専門家は「作戦終結が近づいているというメッセージ」を出すものとみています。
明海大学 小谷哲男 教授
「勝利宣言という形で発表する可能性も否定はできないと思うが、マーケットを安心させてアメリカ国内のガソリン価格も下げたい狙いがあると思う」
ロイター通信によると、アメリカではガソリンの小売価格の全国平均が2月末に戦闘が開始されて以降、1ガロン当たり36%上昇しているということです。
このガソリン価格について、記者から問われたトランプ氏は…。
アメリカ トランプ大統領
「(Q.アメリカ国民に影響を与えるガソリン価格がきょう1ガロン4ドルを突破しましたが…)だが半年の間は核兵器を飛ばされる心配はなくなった。(Q.ですが、国民は影響を肌で感じています)以前よりずっと『安全になった』とも感じているはずだ。(Q.〈ガソリン〉価格を下げる対策はありますか)イランから去れば済むことだ。近くそうするが、価格は一気に転がり落ちるだろう」
専門家は、思惑通りに進まないイラン問題を前にしたトランプ氏の胸の内をこう推し量ります。
明海大学 小谷哲男 教授
「(トランプ氏にとって)全く想定と違う形で進んでいると思う。何をやってもうまくいかないので、 関心を失って、ほかの問題に移りたい。そのためにもイランから手を引くということだと思う」
イラン側は、侵略の再発防止の保証などを条件に戦闘終結に向けた意思を示していますが、アラグチ外相は徹底抗戦の姿勢も示していて、終結に向かうかは依然として不透明です。
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