
麻薬を運搬していたとする船をアメリカ軍が攻撃した際、生存者を認識しながらも再攻撃したと指摘されている問題をめぐり、ヘグセス国防長官は再攻撃への直接の指示を否定しました。
アメリカ トランプ大統領
「ピート(ヘグセス国防長官)は(生存者という)2人に対する再攻撃を知らなかっただろう。本人がそれについて話すべきだ」
ヘグセス国防長官
「(最初の攻撃の)数時間後、完全な権限を持つ司令官が(攻撃の)決定を下したことを知った。私は生存者を直接、見ていない」
ヘグセス国防長官は2日、アメリカ軍が9月2日に行ったベネズエラの犯罪組織が麻薬を運搬していたとする船への攻撃について、再攻撃は司令官である海軍大将の判断で行われたと説明しました。
この攻撃について、アメリカメディアは乗員2人の生存が確認されたにもかかわらず、再攻撃が行われたと報じています。
ヘグセス氏は「生存者を見ていない」と主張し、攻撃自体も合法だったと強調しましたが、連邦議会などからは「負傷者を保護せずに攻撃したのであれば、国際法違反にあたる」などとして、全容解明を求める声が高まっています。
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