
トルコで行われるロシアとの直接交渉をめぐり、ウクライナのゼレンスキー大統領はロシア側が派遣する代表団が実務者レベルだったことを非難したうえで、対応については、トルコのエルドアン大統領との会談後に決めると話しました。
ウクライナのゼレンスキー大統領は15日正午ごろ、トルコのエルドアン大統領と会談するため、首都・アンカラの空港に到着しました。
ロイター通信などによりますと、ゼレンスキー氏はロシアが直接交渉に派遣する代表団について、「公式には把握していないが、我々が見る限りでは単なるお飾りのように見える」と述べて、メンバーが実務者レベルだったことを非難しました。
また、ゼレンスキー氏は空港を出る際、プーチン大統領に対してメッセージがあるかを問われ、次のように話しました。
ゼレンスキー大統領
「私はここにいる。これは非常に明確なメッセージだと思う」
ウクライナメディアによりますと、ゼレンスキー氏は、ウクライナが派遣する代表団はシビハ外相や軍、大統領府の代表者など“最高レベル”だと話したということです。
また、ロシアとの直接交渉について、アメリカの代表団と連絡を取っているとし、「次のステップはエルドアン大統領と会談したあとに決める予定だ」と話しました。
こうしたなか、ロイター通信はトルコ外務省の関係者の話として、「ウクライナとロシアの直接交渉の開始時間はまだ決まっていない」と伝えました。一方で、関係者は「交渉の延期はない」と話しているということです。
イスタンブールには現在、ロシアの専門家レベルの代表団とアメリカの複数の高官が到着しているということです。
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