停戦に合意したインドとパキスタンの軍幹部が12日、電話協議を行い、事態の沈静化に向け、双方が前線に展開している部隊を撤退させる方針などで一致しました。
インドとパキスタンは、係争地のカシミール地方で起きたテロをきっかけに、軍事衝突へと発展しましたが、10日に停戦合意しました。
これを受け、両国の軍事作戦局長は12日、緊張緩和を目指すための電話協議を行いました。
インドメディアによりますと、電話協議では、いかなる攻撃的な行動もとらないことを確認したほか、双方が、国境や前線に展開している部隊を撤退させる方針で一致したということです。
ただ、インドメディアは、カシミール地方のインド側支配地域で12日夜、"ドローンが迎撃され、複数回の爆発音がした"などと伝えていて、不安定な情勢が続いています。
また、両国の首相は停戦合意を受け、インドのモディ首相が「100人以上のテロリストを殺害した」としたうえで、「軍事作戦は歴史に名を残した」と戦果を強調。
一方、パキスタンのシャリフ首相も「停戦合意はパキスタンの軍事力の成果だ」として、「歴史的な勝利だ」と宣言するなど双方が戦果をアピールしています。
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