中国できょう開幕した全人代=全国人民代表大会。首相が演説しましたが、アメリカ、トランプ政権の陰がちらつくものになったんでしょうか?北京支局・立山支局長です。
李強首相はアメリカが仕掛けてきた関税戦争に警戒感をにじませました。
李強 首相
「外部環境はいっそう複雑で厳しさを増し、我が国の貿易や科学技術などにより大きな衝撃を与える可能性がある。一国主義と保護主義が激化し、国際経済の循環を阻害している」
不動産不況に消費の低迷。若者の高い失業率。中国経済はここ数年、このような言葉で表現されるばかりです。
出口が見えない中、しかし政府は今年のGDP=国内総生産の成長率目標を3年連続で「5%前後」に設定するという強気の姿勢を見せています。政府は経済復活のためには「内需の拡大」が必要だと訴え、きょうも財政出動などの政策を並べました。
しかし、ここにきて、アメリカとの関税戦争が経済立て直しの阻害要因になるのではと懸念しているのです。始まったばかりのアメリカとの関税戦争を闘いながらの経済再建の道は長く、厳しいものになりそうです。
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