特殊詐欺拠点が点在するミャンマーの国境で、日本人とみられる男性を発見した少数民族武装勢力がJNNの取材に応じ、「中国系の詐欺拠点でかけ子をしていた」と明かしました。また、ほかにも10人の日本人の存在を把握しているとしています。
中国系犯罪集団の大規模な特殊詐欺拠点が点在するミャンマー東部の国境地帯。
この地域を支配する武装勢力の「国境警備隊」は今月、詐欺拠点の“一掃”に乗り出し、監禁されていたとみられる外国人7000人以上を保護していて、おととい、「日本人男性1人を発見した」と明らかにしました。
こちらが「見つかった日本人男性」とされる写真。年齢は30代だということです。
男性はなぜミャンマーにいたのか。JNNは先ほど、詐欺拠点の捜索を指揮する「国境警備隊」の幹部に単独インタビューを行いました。
詐欺拠点の捜索指揮 「国境警備隊」幹部
「私が現在知る限り、彼は4か月前から中国人らが仕切る拠点で詐欺を働いていました」
この幹部によると、男性はタイからミャンマーに不法入国し、詐欺の「かけ子」などをしていたということです。
詐欺拠点の捜索指揮 「国境警備隊」幹部
「彼は『日本に帰りたくない』と話していました。つまり自分の意思でここに来たのだと思います」
この幹部は、男性が人身売買の被害者である可能性は低いとみています。
「国境警備隊」は、詐欺拠点に「10人の日本人がいることを把握している」とし、複数の日本人が逃走している可能性もあるとみて、捜索を続けています。
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