中国軍は、フィリピンと領有権を争う南シナ海で、定期パトロールを行ったと発表しました。前日に、フィリピン軍とアメリカ軍が合同飛行訓練を行ったことに対するけん制とみられます。
中国軍の南部戦区は5日、南シナ海で定期パトロールを実施したと発表しました。
4日にも南部戦区の空軍が、南シナ海のスカボロー礁上空で定期パトロールを行ったとしています。
スカボロー礁はフィリピンの排他的経済水域内にありますが、南シナ海の領有権をめぐって対立する中国が2012年から実効支配しています。
4日にはフィリピン軍が、アメリカ軍の戦略爆撃機とスカボロー礁付近を含む南シナ海上空で飛行訓練を行っていて、中国側にはこうした動きをけん制する狙いがあります。
南部戦区は「フィリピンは域外の国々を集めて合同パトロールを組織し、南シナ海を不安定化させ、中国の合法的な権益を侵害している」と主張。
「中国軍は断固として国の領土主権と海洋権益を守り、南シナ海に問題をもたらすいかなる軍事活動にも対処する」と強調しています。
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