北欧バルト海で海底の通信ケーブルの損傷が見つかった問題で、スウェーデンの検察当局は、拿捕していた船を解放すると発表しました。ケーブルの損傷は故意によるものではなかったと断定しました。
スウェーデン当局は先月26日、ラトビアとスウェーデンを結ぶ海底の通信ケーブルの損傷に関わった疑いがあるとしてマルタ船籍の船を拿捕しました。
この船についてスウェーデンの検察当局は3日、捜査の結果、「ケーブル損傷はこの船によるものだった」とした一方で、「悪天候や船の整備不良などが原因で破壊行為ではなかった」と明らかにしました。
ロイター通信によりますと、検察当局は「船の錨のロックが機能しなかったことなどから、24時間以上引きずったまま航行していて、乗組員も気づかなかった」と話したということです。
拿捕されていたマルタ船籍の船は解放されました。
このケーブルの損傷をめぐっては、ノルウェー警察がロシア人の船員を乗せたノルウェー船籍の船を拿捕し、捜査しましたが、すでに解放しています。
バルト海では、去年11月以降、海底の電力や通信ケーブルが損傷する被害が相次ぎ、NATO=北大西洋条約機構などが監視と取り締まりを強化しています。
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