東京大学の次期総長の選考をめぐり、先週、大学側が詳しい選考の経緯を公表したことについて、関文部科学大臣は「選考理由の説明は明確になされていない」などと述べました。
東京大学は今年9月、次期総長に東京大学大学院・総合文化研究科の藤垣裕子教授を選出しましたが、学内投票では、藤垣氏が1位のおよそ半数の得票数で2位だったことから、学内外から説明を求める声が相次ぎ、文部科学省も大学側に選考のプロセスを検証するよう求めていました。
これに対し大学側は先週金曜、選考の詳しい経緯を公表し、全ての委員による2度の無記名投票で、藤垣氏がいずれも最多の票を得ていたことや、議長を除いた最終的な表決でも、15人中14人が藤垣氏の選出を承認したことなどを明らかにしました。
これについて関文科大臣はきょう(2日)の記者会見で、「選考過程に対する説明には一定の進展があったと受け止めている」とした一方、「候補者をどのように評価したのか、学内投票の結果と異なる選考を行うに至った理由は何だったのか、説明は明確になされていない」などと述べました。そのうえで、「判断の合理性について十分な説明が必要だ」として、大学側にさらなる説明を求める考えを明らかにしました。
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