E START

E START トップページ > 国内 > ニュース > “声は権利保護の対象”と認める判決 声優・津田健次郎さんの訴え退けるも東京地裁が初判断 専門家の見解は TikTok運営に生成AI動画の削除求めた訴訟

“声は権利保護の対象”と認める判決 声優・津田健次郎さんの訴え退けるも東京地裁が初判断 専門家の見解は TikTok運営に生成AI動画の削除求めた訴訟

国内
2026-09-30 19:21

生成AIで自身の声を無断で模倣した動画が公開されているとして、声優の津田健次郎さんがTikTokの運営会社を訴えた裁判で、声が権利保護の対象になるとの判断が初めて示されました。


メロンパンナ役など 声優 かないみかさん
「本当に、本当に言いたいのは、無断で私たちの声を勝手に使わないでください」


インターネット上で深刻化する生成AIによる声の無断利用をめぐる問題。東京地裁できょう、画期的な判決が下されました。


大人気アニメ『呪術廻戦』の七海建人役で知られる人気声優の津田健次郎さんが、生成AIによって自身の声を無断で模倣した動画が公開され、権利を侵害されたとして、TikTokの運営会社に動画の削除を求めた裁判。


訴状によると、雑学や都市伝説を津田さんによく似た声のナレーションで紹介する動画が180本以上投稿され、投稿者は自身のサイトで「月に50万円から75万円の収入を得ている」などとうたっていました。


津田さん側は、これが著名人の財産的価値を保護する「パブリシティ権」の侵害や営業上の利益を侵害する「不正競争」にあたると主張。


一方、TikTok側は、「投稿のナレーションは第三者の声をAIで加工したもので、原告の声を使用したとは言えない」として、権利侵害にはあたらないと主張しました。きょうの判決で東京地裁は・・・。


高橋彩 裁判長
「人の声は、人の肖像と同様に個人の人格の象徴だ。無断で声を使用する行為が顧客吸引力の利用を目的とした場合は、パブリシティ権の侵害に当たる」


判決では声が「パブリシティ権」の保護対象になるとの初めての司法判断を示しました。一方、「動画はすでに削除されている」として、津田さんの訴えを退けました。


生成AIによる声の模倣で権利侵害を訴えた裁判例は過去にありません。知的財産法の専門家は、「声の権利保護を求める人たちを応援する判決だ」と評価します。


東京大学大学院 田村善之 教授
「肖像や氏名と同じように声も保護されるということを明らかにしたということでは、非常に重要ではないかと思います。一歩、声の保護が進むことになるのではと思います」


・40代から増加「脳梗塞」の初期症状は?「倒れてからじゃ遅い」早期発見のカギ「BE FAST」とは【ひるおび】
・「ママ、あいたい。ごめんね」16歳少女が衰弱死 体重は19kgに… “違法捜査”で自白強要か それでも訴え続けた無実【報道特集】
・お腹をすかせた中学生3人…通りかかった食堂で「PayPay使えますか?」「ごめんなさい、現金だけなんです」その後の展開は…SNS投稿に大反響のワケ「こういう出会いって宝物」「読んでて涙出た」


情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

ページの先頭へ